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トマス・タリス 命日に聴く声楽アンサンブル

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こんにちは、
ともやんです。

イギリスの男性室内アンサンブル、ヒリヤード・アンサンブルによる16世紀イングランド・ルネサンス期の作品集を聴きました。

11月23日が、トマス・タリス(1505-1585)の命日ということがきっかけです。
トマス・タリスは、16世紀のイングランドの作曲家でオルガン奏者。亡くなった年が、J・S・バッハの生誕年の100年前ですから、その古さが分かると思います。

また同時代の作曲家クリストファー・タイ(1505-1573)、ジョン・シェパード(1515-1558)の作品も収録されています。

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トマス・タリスについて

タリスの生まれは1505年頃ということで、これが正しければ80年前後の生涯を送ったことになります。

青年期にはロンドンの教会などでオルガン奏者を務め、カンタベリー大聖堂での職を経て、1542年より王室礼拝堂のオルガン奏者となっています。

16世紀と言えば、日本は戦国時代。織田信長(1534-1584)が登場するので16世紀後半。
タリスは、テューダー朝のヘンリー8世、エドワード6世、メアリー1世とエリザベス1世という国王に使え、当時は、カトリックとプロテスタントが激しく対立する宗教改革の時代に生きたため、ラテン語および英語による作品が残されています。

いま聴くと素朴で美しく慎ましい無垢な印象の表現で、聴いてきて心が癒されます。

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ヒリヤード・アンサンブルについて

演奏しているヒリヤード・アンサンブルもいい。

1974年に結成。英国の男声室内アンサンブル。バリトン歌手兼音楽ディレクターであるポール・ヒリヤーのもとで12世紀から現代までの多岐にわたる演奏をしており、古楽の声楽グループとしては五指の中に入るだろうと言われていました。

ただ、1990年リーダー格だったヒリアーが脱退し、その後はバリトンのゴードン・ジョーンズが正式メンバーとなりカウンターテナーのジェイムズ、テノールのカーヴィ=クランプ、ジョン・ポーターによる男声四重合唱団として活動しているそうですが、結成から約40年経った2014年のロンドン公演から活動は停止しているそうです。

だから残されている録音は彼らの貴重な記録です。
ぜひ聴いてみてください。

なにか不思議の国に迷い込んだかのような錯覚を受けます。しかし、聴き進んでいくと心が癒されていることを実感します。

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タリス タイ シェパード:声楽アンサンブル作品集

トマス・タリス – Thomas Tallis (1505-1585)
断食し、泣きつつ司祭は祈れリ
1.(04:25) In ieiunio et fletu

光よ、お前の消える前に
2.(02:20) Te lucis ante terminum

我は天の声を聞きぬ
3.(04:00) Audivi vocem

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クリストファー・タイ – Christopher Tye (1505-1573)
すべての民よ、手を打ち鳴らせ
4.(05:05) Omnes gentes, plaudite

無名のミサ曲(ミサ・シネ・ノミネ) – グローリア
5.(07:09) Missa Sine Nomine: Gloria

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ジョン・シェパード – John Sheppard (1515-1558)
主の御名を賛美せよ
6.(02:31) Gaudete caelicole omnes

主を畏れたるすべての者は幸いなり
7.(06:12) Beati omnes

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クリストファー・タイ – Christopher Tye (1505-1573)
無名のミサ曲(ミサ・シネ・ノミネ) – クレド
8.(05:55) Missa Sine Nomine: Credo

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トマス・タリス – Thomas Tallis (1505-1585)
世の救い主(サルヴァトール・ムンディ)
9.(05:56) Salvator mundi

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ジョン・シェパード – John Sheppard (1515-1558)
主の僕たちよ、主をほめたたえよ
10.(04:05) Laudate pueri Dominum

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クリストファー・タイ – Christopher Tye (1505-1573)
無名のミサ曲(ミサ・シネ・ノミネ) – サンクトゥス
11.(06:39) Missa Sine Nomine: Sanctus

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ジョン・シェパード – John Sheppard (1515-1558)
いと高き永遠の王
12.(05:13) Aeterne Rex altissime

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クリストファー・タイ – Christopher Tye (1505-1573)
無名のミサ曲(ミサ・シネ・ノミネ) – アニュス・デイ
13.(06:40) Missa Sine Nomine: Agnus Dei

平安のうちに
14.(05:02) In pace

作詞 : 聖書 – Bible、旧約聖書 – Bible – Old Testament、ミサ典礼文 – Mass Text、不詳 – Anonymous
演奏:ヒリヤード・アンサンブル – Hilliard Ensemble

トマス・タリス/クリストファー・タイ/ジョン・シェッパード:イギリス・ルネサンスの音楽

世界最高峰の室内声楽グループの一つと評されるヒリヤード・アンサンブルのアルバム。バス、バリトン、テノール、カウンターテノールとクリスタルのような純度の高い声楽アンサンブルが楽しめる。2005年録音盤。

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タリス:エレミアの哀歌/4声のミサ曲/おお、聖なる饗宴/主よ、我が罪を消したまえ/世の救い主(ヒリヤード・アンサンブル/ヒリアー)

トマス・タリスの『エレミアの哀歌』もおすすめです。
残念がらタワーレコード・オンラインショップでは、取り扱いがないようですが、Amazon MUsic Unlmitedなどで聴くことが出来ます。



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