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新垣隆 交響曲 連祷

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こんにちは、
ともやんです。

今、『ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌』神山典士著を読んでいます。
まだ読み終わっていないので、レビューは読んでから書きたいと思います。

この事件は、今から10年ほどのこと。確か東日本大震災から2~3年後のことだったと記憶します。

まず、佐村河内守という名前は、音楽雑誌に見たことがありました。
ぼんやり憶えているのは、全聾の作曲家で、現代のベートーヴェンという表現が使われていました。

それは交響曲のCDのキャッチコピーで、確か作品のタイトルは『HIROSHIMA』でした。
僕は、へえ、と思っただけで、特にCDを買うこともなく、それまでした。
ただ、その珍しい名前の記憶は残っていて、その後のNHKスペシャルで、彼が取り上げられて時、たまたま観ていました。

長髪で髭を生やし、なんか耳が聴こえにくいのか、手のひらで頭を叩いたり、頭を振ったりしていました。どういうわけはそのシーンだけ憶えていて、他の場面は失念したのですが、なにかその仕草がうさん臭そうだな、という印象が残っています。

Symphony No.1 Hiroshima 東京交響楽団, 大友直人

なお、現在Amazon Musicで聴くことができます。
80分ほど要する大曲ですが、重々しくて僕は全曲聴くことができませんでした。ただ、発表当時、専門家からは高い評価を得ているので、聴きたい方はぜひトライしてみてください。

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新垣隆 ゴーストライター事件

さて、上記佐村河内事件は、18年間ゴーストライターを務めた新垣隆の懺悔告白によって暴かれることになりました。

つまり、佐村河内守名義の交響曲第1番は、実際は新垣氏の作品だったということです。
ただ、この作品は現在どんな取り扱いがされているか、僕はわかりません。

しかし、新垣氏の実力のほどはわかります。
でも、新垣氏は、そんなごたごたの中での作品より、真の自分の作品を世の出したかったようです。芸術家としては当然のことと思います。

「私はあらためてもう一度オーケストラ曲を書かなければならないと思った。私自身の意思として、私自身の名に於いて。」
大きな悲しみ、絶望から小さな、だが確かな希望へ。新垣 隆の『祈りのシンフォニー』堂々完成。ゴーストライター騒動から2年半の歳月を経て、この夏、作曲家・新垣 隆の新作交響曲が完成。交響曲第1番『HIROSHIMA』から実に13年ぶりの交響曲となる本作品に、作曲家としての全精力を注ぎ、音楽に真摯に向き合う。新垣 隆はこの作品で新たな作曲家人生をスタートさせる。2016年8月15日、広島にて世界初演。

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新垣隆 交響曲 連祷

新垣隆 – Takashi Niigaki (1970-)
交響曲「連祷」 – Litany –
Symphony, “Litany”

1.(14:44) I. –
2.(12:40) II. –
3.(15:31) III. –
total(42:55)

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ピアノ協奏曲「新生」※
Piano Concerto, “Rebirth”

4.(08:46) I. –
5.(06:00) II. –
6.(04:21) III. –
total(19:07)

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流るる翠碧
7.(05:21) Green Floating Eternally

東京室内管弦楽団 – Tokyo Chamber Orchestra
新垣隆 – Takashi Niigaki (指揮)(ピアノ)※
中村匡宏 – Kunihiro Nakamura (指揮)※
録音: 2016, Live recording, Fukushima City Concert Hall, Japan

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交響曲『連祷』、ピアノ協奏曲『新生』、流るる翠碧 新垣 隆&東京室内管弦楽団
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彼が作曲家としての自身を取り戻すために、どうしても書かなければならなかった作品がここにある。独特の息の長い旋律の流れ、沈潜から壮麗な響きにいたる音響空間の波、それを構築する理知と時間性の中に見え隠れする清冽なリリシズム。これこそ新垣 隆の世界だ。(長)(CDジャーナル データベースより)



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