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ヒラリー・ハーン 新譜 イザイ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ

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こんにちは、
ともやんです。

現代を代表するヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンの新譜です。

一昨日の7月14日にリリースされました。

しかも伝説的なヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイの名作を全曲録音です。
早速聴きましたのでご案内します。

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イザイ 6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ

伝説的なヴァイオリニストとして知られる、ウジェーヌ・イザイ(1853-1931)。

イザイは、ベルギー出身のヴァイオリン奏者で作曲家。
ヴィエニャフスキ、ヴュータンらに師事し、弦楽四重奏団や管弦楽団を組織し活躍した人です。

同じベルギー出身のフランクは、イザイの結婚の祝いに有名なヴァイオリン・ソナタを贈り献呈しています。またドビュッシーは弦楽四重奏曲を献呈しています。

イザイ自身もオペラや協奏曲、小品など多数残しています。

その中でも6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは、プロ奏者としての登竜門とも言われ、ヴァイオリニストにとって目標とされる作品です。しかも今年は作曲された100周年という記念すべき年。

それを現代最高のヴァイオリニストの一人ヒラリー・ハーンが、録音したのですから聴かずにはいられません。なんでもハーンは、系図を辿るとイザイの孫弟子にあたるそうです。

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イザイとヒラリー・ハーン

ヒラリー・ハーンは、ウジェーヌ・イザイの孫弟子ということですが、イザイの最後の門下生ヤッシャ・ブロツキーに師事したことから、直径の孫弟子と言うことです。

ヤッシャ・ブロツキーに師事したのが、ハーンがフィラデルフィアのカーティス音楽院に入学した時からです。ブロツキーは、レッスンの一部を毎回バッハの無伴奏に充てました。そんなことからハーンは、バッハのパルティータやソナタを自身の無料コンサートに組み込んだりしています。
無料コンサートは、編み物サークル、地域のダンス・ワークショップ、ヨガ・グループ、美術の学生、赤ちゃん連れの親たちを対象に行っているものだそうで、ハーンは、コンサート外でも母親は幼い子供たちのためにこのような活動を行っているそうです。

ウジェーヌ・イザイは第一次世界大戦以降、自身のソロ演奏を減らして後世に引き継ぐことを考え、100年前の1923年に、彼の最も野心的な作品のひとつである6つのヴァイオリン・ソナタを作曲しました。

この音楽が今後何十年にもわたって優れた演奏家によって繁栄していってほしいというイザイの想いが込められております。

まさにハーンは、そのイザイの想いをしっかり現代に引き継でいます。

ハーンは、抜群のテクニックを誇っていますが、その演奏は、クールで冷たいものではなく、音色も研ぎ澄まされたというより時に泥臭い時もあるけど、それだけに熱い感動を届けてくれるヴァイオリニストで、僕は好きです。

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ヒラリー・ハーン イザイ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ

ウジェーヌ・イザイ – Eugene Ysaye (1858-1931)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 Op. 27 No. 1
Sonata for Solo Violin in G Minor, Op. 27, No. 1

1.(05:47) I. Grave: Lento assai
2.(04:14) II. Fugato: Molto moderato
3.(04:53) III. Allegretto poco scherzoso: Amabile
4.(02:54) IV. Finale con brio: Allegro fermo
total(17:48)

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無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op. 27, No. 2
Sonata for Solo Violin in A Minor, Op. 27, No. 2

5.(02:38) I. Prelude, “Obsession”: Poco vivace
6.(02:19) II. Malinconia: Poco Lento
7.(04:20) III. Sarabande: Lento, “Danse des ombres” (Dance of the shades)
8.(03:26) IV. Les Furies: Allegro furioso
total(12:43)

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無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 「バラード」 Op. 27, No. 3
9.(06:44) Sonata for Solo Violin in D Minor, Op. 27, No. 3, “Ballade”

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無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 Op. 27, No. 4
Sonata for Solo Violin in E Minor, Op. 27, No. 4

10.(04:37) I. Allemanda: Lento maestoso
11.(02:45) II. Sarabande: Quasi lento
12.(03:21) III. Finale: Presto ma non troppo
total(10:43)

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無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番 ト長調 Op. 27, No. 5
Sonata for Solo Violin in G Major, Op. 27, No. 5

13.(04:02) I. L’Aurore: Lento assai
14.(05:30) II. Danse rustique: Allegro giocoso molto moderato
total(09:32)

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無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 Op. 27, No. 6
15.(07:06) Sonata for Solo Violin in E Major, Op. 27, No. 6

ヒラリー・ハーン – Hilary Hahn (ヴァイオリン)
録音:2022年11月、12月 ボストン

イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27 ヒラリー・ハーン

伝説的なヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイが作曲した「6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27」。プロ・ヴァイオリニストの登竜門ともいわれるこの作品が作曲されてから100周年にあたる今年、現代を代表するヴァイオリニストでイザイの孫弟子にあたるヒラリー・ハーンが待望の全曲録音を行いました。

ウジェーヌ・イザイは第一次世界大戦以降、自身のソロ演奏を減らして後世に引き継ぐことを考え、100年前の1923年に、彼の最も野心的な作品のひとつである6つのヴァイオリン・ソナタを作曲しました。J.S.バッハ作曲のパルティータをもとに、現代の作曲様式を包含し、ヴァイオリン演奏の未来型を描いたような作品に仕上げました。

また、この6曲のソナタはそれぞれ若い世代の演奏家に捧げられていて、この音楽が今後何十年にもわたって優れた演奏家によって繁栄していってほしいというイザイの想いが込められております。

作曲から100年が経った今、ウジェーヌ・イザイ最後の門下生ヤッシャ・ブロツキーに師事したヒラリー・ハーンは、作曲100周年にそのイザイの想いを活かすコンセプトのもと、今回この曲の録音を決めたと語っています。



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