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カラヤン 命日に聴く ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

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こんにちは、
ともやんです。

7月16日は、ヘルベルト・フォン・カラヤンの命日でした。
1989年7月16日のこと。昔からのクラシック音楽ファンである僕にとっては、ついこの間の出来事と感じていますが、もう34年も前のことなんですね。

翌年には、カラヤン亡きあと最大の巨星と思っていたレナード・バーンスタインもカラヤンより10歳若いにもかかわらず72歳で死去しました。

何か一つの時代が終わった感じでした。

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カラヤンの命日に思う

カラヤンは1989年7月16日、商談でザルツブルグのカラヤンの自宅を訪れていたソニーの大賀社長の目前で急に苦しみだし急死しました。

大賀氏も音楽家で、東京藝大音楽部声楽科を卒業して、当時の西ドイツのベルリンに留学もしています。ただ芸大在学中から東京通信工業(のちのソニー)と接点があり、留学からの帰国後に入社してます。
なお、大賀氏とカラヤンとは、西ドイツ留学時に知り合いとなっており、交友関係は長く良好でカラヤンは、大賀氏には厚い信頼をおいていたようです。

亡くなった日、カラヤンは左胸に違和感を感じ、大賀氏と会う前に温水プールで泳いだそうです。またカラヤンの最後の言葉が「今はその時ではない」という言葉も伝えられています。

元々カラヤンは、心臓と腰に持病を抱えていたそうですが、同年の4月に追われるようにベルリン・フィルを辞任し、フリーの指揮者として新たなステージに歩もうとしていた矢先の急逝で、本人はもちろんファンにとっても惜しまれる最期でした。

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カラヤン 名演の名盤 1950年代

個人的には、カラヤンの演奏は50年代からせいぜい70年代初頭までの録音しか聴きません。
理由はズバリ、演奏がいいからです。

元々正攻法の演奏をする人で、変な細工をする人ではなく、颯爽として外連味のない演奏が身上だと思っています。

ただ70年代からは、その響きは豪奢になり、厚化粧的にも聴こえてしまい、無理してんなぁという印象を僕は持っていました。

例えて言うなら、美人女優として過ごしていた女優が、年齢を重ねると共に外見よりも深みと味を出していくのはいいのですが、いつまでも外見にこだわり、厚化粧などでごまかしているのは、何か痛々しいと感じることもあるのに似ています。

僕は、カラヤンの特に80年代の演奏にはそんな印象を受けていました。

カラヤン 50年代の名演 ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

来年2月の公演に向けてベートーヴェンのミサ・ソレムニスに挑戦します。
この作品は、クレンペラー&フィルハーモニア管他の歴史的名盤がありますが、あまりにも重々しいので、ある程度作品を憶えてから聴きたいです。

その点、1958年、カラヤン50歳の時フィルハーモニア管との録音は、颯爽としてイメージと共に作品を憶えるには、最適だと思います。

宇野功芳氏は、音大の声楽科出身だったので、学生時代は、プロのオーケストラがミサ・ソレムニスなどの大曲をやるときよく呼ばれたそうです。それで難しい作品も覚えることができたと記しています。

そしてミサ・ソレムニスは、クラシック音楽ファンでも、よくわからないという声を聞くが、それにはぜひ合唱団に参加して実際に歌ってほしいとも記しています。

僕も合唱との付き合いは、作品を知るためというのが大きいです。

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カラヤン 名盤 ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲) ニ長調 Op. 123
Mass in D Major, Op. 123, “Missa solemnis”
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text

1.(11:15) Kyrie
2.(04:49) Gloria: Gloria in excelsis Deo
3.(05:41) Gloria: Qui tollis
4.(06:49) Gloria: Quoniam tu solus sanctus
5.(04:44) Credo: Credo in unum Deum
6.(06:07) Credo: Et incarnatus est
7.(11:26) Credo: Et resurrexit
8.(03:53) Sanctus: Sanctus Dominus Deus Sabaoth
9.(13:13) Sanctus: Praeludium – Benedictus
10.(06:51) Agnus Dei: Agnus Dei
11.(09:34) Agnus Dei: Dona nobis pacem
total(84:22)

エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ – Christa Ludwig (メゾ・ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ – Nicolai Gedda (テノール)
ニコラ・ザッカーリア – Nicola Zaccaria (バス)
ウィーン楽友協会合唱団 – Wiener Singverein
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音:1958年(ステレオ)

Herbert von Karajan – Choral Music 1947-1958

カラヤン没後25周年記念完全限定盤。すべて、2013~2014年、アビイ・ロード・スタジオによる、オリジナル・マスターテープから24bit/96khz最新リマスターによる完全限定盤ボックスです。

このボックスでは、3つの宗教大作と、シュヴァルツコップのソプラノによる作品を収録。バッハの「ロ短調ミサ」では、アリアはアビイ・ロード・スタジオで、合唱付きの曲はウィーン・ムジークフェライン・ザールで録音。

器楽のソロにはデニス・ブレインらのフィルハーモニア管弦楽団の首席奏者も参加しています。また「4つの最後の歌」ではカラヤンの意思により、デニス・ブレインのソロで曲を終わらすために、通常とは異なった順番で収録されています。
ワーナーミュージック・ジャパン 2014年4月29日リリース



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