こんにちは、
ともやんです。
ユージン・オーマンディ(1899-1985)は、ハンガリーのブダペスト生まれ。
ヴァイオリニストとして活動を始めた20歳の時、アメリカに演奏旅行に訪れた際、キャンセルされ、生活のため仕方なく劇場オーケストラの団員になりました。
そして、指揮者の急病のため仕方なく代行として指揮をしたのが始まり、たまたまましな演奏だったので劇場側から第3指揮者にならないかと言われたそうですが、一度断っています。しかし、指揮者がいなくて困っているから給料を上げるからと説得され、しぶしぶ指揮者に。
以降、1931年にミネアポリス交響楽団の指揮者となり、38年にはストコフスキーの後任としてフィラデルフィア管弦楽団の指揮者となりました。
それ以来、ムーティに後任を託す前40年以上音楽監督を務めました。
オーマンディ フィラデルフィア管
僕は長らくオーマンディの演奏を聴かずに生きてきました。
そして誤解していました。
オーマンディと言うとフィラデルフィア管との豪華で華麗なサウンドで、チャイコフスキーのバレエ音楽などが、得意な人というイメージを持っていました。
カラヤン&ベルリンフィルの80年代以降のように磨き抜かれた外面的なゴージャスなサウンドを追い求めた人だと思っていました。
しかし、ある時からこの人は、至極真っ当で本物の音楽家だと思うようになりました。
そう感じたのは、58年のソ連公演のライブ録音を聴いてからです。
曲目は、ベートーヴェンの交響曲第7番。
オーマンディで、ベートーヴェンというのも珍しいけど、その演奏で聴くベートーヴェンは、まさに推進力の強い迫力ある正統的なもので、すっかり魅了されました。
そして、ずっとオーマンディのベートーヴェン全集を聴きたいと思っていたのです。
そしてようやく入手。
第1番から第4番まで聴きましたが、正統的で推進力があり、オーケストラの豊かなサウンドが楽しめる素晴らしい演奏でした。
聴き終わった後、ああ、いい音楽を聴いたな、と満足感を感じる録音です。
オーマンディのベートーヴェンはおすすめです!
オーマンディ ベートーヴェン交響曲全集
ベートーヴェン 交響曲全集
指揮:ユージン・オーマンディ – Eugene Ormandy
管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団 – Philadelphia Orchestra
ソプラノ:ルシーヌ・アマーラ
コントラルト:リリー・チューカシアン
テノール:ジョン・アレクサンダー
バス:ジョン・マカーディ
合唱:モルモン・タバナクル合唱団
合唱指揮:リチャード・P・コンディ
録音:1961年~66年
1961年の第2番から、1966年の第5番まで7年をかけて録音され、ユージン・オーマンディのフィラデルフィア管在任30年を記念して、1968年にセット化されたアルバム。特徴を最大限に刻印した演奏で、厚みのある強靭な弦楽合奏を土台にして、名技を誇る木管・金管奏者を配して、豊麗極まりない響きを作り出している。
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コメント
初めまして。
1981年東京文化会館ライブ体験以来のオーマンディファンです。
プロコ1番・ストラヴィンスキー火の鳥・チャイコ5番
でした。
同じベートーヴェン全集を愛聴しております。
特に2番の1楽章が最高です。
またオーマンディを聴く機会がありましたら
アップお願いいたします。
高橋様、コメントありがとうございます。
早速、昨晩、オーマンディ&フィラデルフィア管のチャイコフスキー第5番を聴きました。
華麗な響きに気迫のこもった演奏に感動しました。またブルックナーも録音しているんですね。
今日は、第5番を聴こうと思っています。またレビューを書きたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。