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バーンスタイン ベートーヴェン ミサ・ソレムニス 1960

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こんにちは、
ともやんです。

レナード・バーンスタイン(1918-1990)も亡くなってもう30年以上経ったんですね。来年には既に没後35年になります。
ついこの間のような気がしますが、時の流れは早いです。この80年代の終わりから90年代初頭は、激動に時代でした。
日本では、バブル経済の絶頂期。ベルリンの壁とソ連邦の崩壊。世界的に高まる民主化。音楽界では、89年にカラヤンが急逝。翌年には後を追うようにバーンスタインが亡くなりました。

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小澤征爾とバーンスタイン

小澤征爾さんが亡くなって、まだその悲しみを引きずっています。ただ、僕には不思議なのとだから小澤さんは凄かったと思う点があります。
まず断っておきますが、僕は小澤さんの特にファンではありません。その演奏も録音では時々聴きますが、感銘を受けることもありますが、そうでないことの方が多いです。

さて、小澤さんの偉いなと思う点は次の点です。
彼の経歴を見ると必ず、バーンスタインの名前が出てきます。中にはバーンスタインに師事したような書き方もあります。
しかし、小澤さんの録音を聴いてはっきり言えることは、彼は音楽的には全くバーンスタインの音楽から影響を受けていない、または継承していないという点です。

むしろその演奏は、全く真逆な印象を受けます。

それを上手く表現しているのは、村上春樹さんです。
彼の著書『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』の幻想交響曲(p33~)の記載です。

村上さんは次のように記されています。以下抜粋にて引用します。

“バーンスタインはもともと「話を作っていく」タイプの指揮者で、それがプラスに出る場合もあれば、マイナスに出る場合もある。”

“小澤征爾はそれとは逆に、ベルリオーズの音楽の妄想性みたいなものをきれいに均した演奏を繰り広げる。”

そして次のように続けている、

“ストーリー的な要素は最小限に抑えられている。”

“こってり感はほぼ皆無だが、演奏の質は文句なく素晴らしい。薬味も必要十分、しっかりきいている”

なるほどねぇ、村上さんの乾いた文体は、まさに小澤さんの音楽と共通していると感じたのです。しかも”薬味も必要十分、しっかりきいている”ようなのです。この村上さんの薬味の味わいを知るには僕には、まだまだ彼の作品読んでなさすぎだな。

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バーンスタイン&NYフィル ベートーヴェン ミサ・ソレムニス 1960

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲) ニ長調 Op. 123
Mass in D Major, Op. 123, “Missa Solemnis”

1.(09:31) Kyrie: Assai sostenuto (Mit Andacht)
2.(16:54) Gloria: Allegro vivace
3.(19:15) Credo: Allegro ma non troppo
4.(16:40) Sanctus: Adagio (Mit Andacht)
5.(14:57) Agnus Dei: Adagio
total(77:17)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
アイリーン・ファレル – Eileen Farrell (ソプラノ)
キャロル・スミス – Pantelis Varvakis (アルト)
リチャード・ルイス – Richard Lewis (テノール)
キム・ボルイ – Kim Borg (バス)
ウェストミンスター合唱団 – Westminster Choir
ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
レナード・バーンスタイン – Leonard Bernstein (指揮)
録音: 21 April 1960, Manhattan Center, New York, United States

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス レナード・バーンスタイン&NYフィル

バーンスタインには1978年にアムステルダムでライヴ録音した同曲の名盤もあるが、これは1960年、まだ40歳代前半の気迫に満ちた、若々しいバーンスタインが聴ける「ミサ・ソレムニス」である。宗教曲という体裁、「ソレムニス(荘厳)」というタイトルに傾いてか、深刻な、あるいは荘重な演奏になりがちなこの曲を、ベートーヴェンの魂からの声としてダイレクトに表現するあたりがバーンスタインの真骨頂。独唱、合唱を含めてこれほどの熱量が聴ける「ミサ・ソレムニス」は滅多にない。なお、1枚に全曲を収めた形での発売はこれが国内初となる。
ソニー・ミュージック



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