こんにちは、
ともやんです。
アルヴォ・ペルトは、エストニア出身の作曲家。
1935年9月11日生まれなので今日が87歳の誕生日。
今回このブログで初めて取り上げるアルヴォ・ペルト。
残念がらブログの記事として発信するには、僕はあまりにも彼に関する知識は持ち合わせていません。
でも唯一持っている『タブラ・ラサ』というアルバムは好きです。
今日は、彼を知るきっかけとしてアルヴォ・ペルトについて記したいと思います。
アルヴォ・ペルトについて
ペルトの作品は、一般的に2つの年代に分けられる。初期の作品群は、ドミートリイ・ショスタコーヴィチやセルゲイ・プロコフィエフ、ベラ・バルトークの影響下にある厳格な新古典主義の様式から、アルノルト・シェーンベルクの十二音技法やミュージック・セリエルにまで及ぶ。しかしそれはソヴィエト政府の憤怒を買うばかりでなく、独創性の発展において行き止まりである事を示していた。ペルトの伝記作家、ポール・ヒリアーは次のように書いている。
「意思表示する方法は数多あるけれど、その中で作曲という行為が最も無能で役に立たないという究極的絶望に彼は辿り着いた。音楽に対する信頼も、音符一つ書く力さえも失ったようだった。」
この時期には過渡的作品である交響曲第3番が作曲されているからである。この袋小路を抜け出す術として、彼は「西洋音楽の根源への実質上の回帰」を見出し古楽に没頭した。単旋聖歌やグレゴリオ聖歌、ルネサンス期における多声音楽の出現などを研究すると同時に、宗教の探究や正教会への入信をも行った。
アルヴォ・ペルト(Arvo Part)by ウィキペディアより引用
すいません、上記記事は、ウィキペディアからの引用です。
こんなことは初めてなのでお許しを。それだけペルトに関して知識がないということです。
アルヴォ・ペルトの世界 タブラ・ラサ
アルヴォ・ペルトが、タブラ・ラサを発表したのが1977年。上記の引用からすると「西洋音楽の根源への実質上の回帰」を見出した頃ではないでしょうか?
ちょうど過渡期とする交響曲が1971年ということですの時系列的な流れとも合っています。
もしなんの先入観も持たないでこの曲がいつの頃の曲か分からないかもしれません。
いや、分かるかな?いや分からないだろう。J・S・バッハ、ヘンデル以前のバロック音楽に触れるとその鮮烈だと新鮮さに驚くからです。
このCDを聴いて、居心地がいいと感じた方は、ペルトの世界に足を踏み入れたかもしれません。僕もそうです。ただ何年も玄関先で立ち止まっているのがもどかしいです。
これからですね。
アルヴォ・ペルト タブラ・ラサ CD
アルヴォ・ペルト – Arvo Part (1935-)
フラトレス
1.(11:28) Fratres (version for violin and piano)
ギドン・クレーメル – Gidon Kremer (ヴァイオリン)
キース・ジャレット – Keith Jarrett (ピアノ)
録音: October 1983, Basel, Switzerland
———————-
カントゥス – ベンジャミン・ブリテンの思い出に
2.(05:00) Cantus in memoriam Benjamin Britten
シュトゥットガルト州立管弦楽団 – Stuttgart State Orchestra
デニス・ラッセル・デイヴィス – Dennis Russell Davies (指揮)
録音: January 1984, Stuttgart, Germany
———————-
フラトレス(チェロ・アンサンブル版)
3.(11:50) Fratres (version for cello ensemble)
ベルリン・フィル12人のチェリストたち – 12 Cellists of the Berlin Philharmonic
録音: February 1984, Berlin, Germany
———————-
タブラ・ラサ
Tabula Rasa
ギドン・クレーメル – Gidon Kremer (ヴァイオリン)
タチアーナ・グリンデンコ – Tatyana Grindenko (ヴァイオリン)
アルフレート・シュニトケ – Alfred Schnittke (プリペアド・ピアノ)
リトアニア室内管弦楽団 – Lithuanian Chamber Orchestra
サウルス・ソンデツキス – Saulius Sondeckis (指揮)
録音: November 1977, Live recording, Bonn, Germany
4.(09:36) I. Ludus
5.(16:50) II. Silentium
total(26:26)
アルヴォ・ペルト タブラ・ラサ<初回限定盤> デニス・ラッセル・デイヴィス ギドン・クレーメル キース・ジャレット
この世のものとは思えない静寂―ペルトの初作品集。
エストニア生まれの作曲家、アルヴォ・ペルトの初作品集となった記念すべきアルバム。この世のものとは思えない静寂、いままで聴いたことのない純粋な響き、そしてもたらされる感動。
ペルトの音楽は、人間の持つ本源的な宗教性に支えられており、聖なる時間の体験をほとんど失ってしまった現代人の心に新鮮な感動を吹き込みます。
クレーメル、ジャレットら、ジャンルを超えた巨匠たちの共演にも注目です。
コメント