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ネーメ・ヤルヴィ シュトラウス・イン・サンクトペテルブルク

作曲家
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こんにちは、
ともやんです。

ウィンナ・ワルツの父と呼ばれることもあるため、ヨハン・シュトラウス一世が、ウィンナ・ワルツの創始者と思われがちですが、一般的には、ウィンナ・ワルツの創始者とされるのは、ヨーゼフ・ランナー(1801-1843)だそうです。

実は個人的には初めて知りました。

ランナーは、オーストリアの音楽家で、シュトラウス一家に先だって、ウィンナ・ワルツの様式を確立したということで「ワルツの始祖」とも呼ばれるそうです。

ただ、ヨハン・シュトラウス一世とは、ワルツ合戦を通してお互いに実力を磨き上げていったそうです。

ランナーは、ワルツ、ポルカなどの舞曲を400曲以上作曲しました。

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ヨハン・シュトラウス二世について

「ワルツの父」と呼ばれた同名のヨハン・シュトラウスを父に持つヨハン・シュトラウス二世。混同を避けるため名前の後には一世、二世と付けられています。

1825年10月25日生まれですから、今日が生誕197年。1899年6月3日、ウィーンに没しています。ワルツと言えば、ポピュラー音楽色が強いですが、ヨハン・シュトラウス二世の作品は、管弦楽に充実して優れているため「ワルツ王」とまで言われ、同世代の大作曲家ブラームスからも尊敬されていました。

当初、父親は音楽家になることに反対でしたが、内緒でヴァイオリンを弾き、作曲をドレクスラーに学び、44年19歳の時には自身で15人のワルツ楽団を組織してしまったほどです。

父ヨハン一世は49年に45歳の若さで亡くなった後は、父の楽団も吸収して人気と勢力を倍増させました。
63年から70年には宮廷舞踏の楽団の指揮者にも任命され、演奏旅行先としてアメリカまで足を伸ばしたほどです。

479曲もの作品を残し、そのほとんどはウィンナ・ワルツで、『こうもり』に代表されるオペレッタも16曲残しました。まさに「ワルツ王」に相応しい存在でした。
毎年開催されるウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでは、ヨハン・シュトラウス二世の作品を中心に演奏され、まさにウィーンを代表する作曲家です。

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ネーメ・ヤルヴィについて

ネーメ・ヤルヴィは、1937年6月7日生まれのエストニア出身の名指揮者。
今では、息子のパーヴォ・ヤルヴィの方が有名になり、「あのパーヴォの父親でベテラン指揮者」と言われるようになっています。

しかし、ネーメの時代は、エストニアは旧ソ連領だったため、レニングラード音楽院に学び、指揮もあのムラヴィンスキーに師事した実力者。そのため西側にその名を知られたのは、1980年以降で、81年にスコットランド国立菅の音楽監督、82年からエーテボリ響の首席指揮者、90年からはデトロイト響の音楽監督も務めた世界的指揮者。

このアルバムでは、『シュトラウス・イン・サンクトペテルブルク』と題され、ヨハン・シュトラウス二世が、1856年から65年、そして69年にサンクトペテルブルクで開催したロシアン・サマー・コンサートで披露した作品を取り上げています。

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シュトラウス・イン・サンクトペテルブルク

ヨハン・シュトラウスII世 – Johann Strauss II (1825-1899)
ネヴァ川ポルカ Op.288
1.(03:48) Newa-Polka francaise, Op. 288

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ペルシャ行進曲 Op. 289
2.(01:43) Marche Persanne (Persischer Marsch), Op. 289

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ロシア行進曲 Op. 426
3.(02:43) Russischer Marsch, “Marche des gardes a cheval”, Op. 426

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アレクサンドラ大公妃のワルツ Op.181
4.(06:32) Grossfurstin Alexandra-Walzer (Grand Duchess Alexandra Waltz), Op. 181

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オルガ・ポルカ Op. 196
5.(02:49) Olga-Polka, Op. 196

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ポルカ・フランセーズ 「アレクサンドリーネ・ポルカ」 Op. 198
6.(04:27) Alexandrinen-Polka, Op. 198

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ワルツ「サンクト・ペテルブルグとの別れ」 Op. 210
7.(07:58) Abschied von St. Petersburg, Op. 210

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農夫のポルカ Op. 276
8.(02:47) Bauern-Polka francaise, Op. 276 (version with vocal refrain)
エストニア国立男声合唱団 – Estonian National Male Choir

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ヨハン・シュトラウスII世 – Johann Strauss II (1825-1899) / ヨーゼフ・シュトラウス – Josef Strauss (1827-1870)
ピッツィカート・ポルカ
9.(02:31) Pizzicato-Polka

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ヨハン・シュトラウスII世 – Johann Strauss II (1825-1899)
大公行進曲 Op.107
10.(02:05) Grossfursten Marsch, Op. 107

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オルガ・スミルニツカヤ – Olga Smirnitskaya (1837-1920)
初恋 Op.14
11.(02:42) Erste Liebe (First Love), Op. 14 (arr. M. Rot for voice and orchestra)
作詞 : ニコライ・プラトノヴィチ・オガリョーフ – Nikolai Platonovich Ogaryov
編曲 : ミハウ・ロト – Michael Rot
Olga Zaitseva (ソプラノ)

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ヨハン・シュトラウスII世 – Johann Strauss II (1825-1899)
ポルカ・シュネル 「観光列車」 Op. 281
12.(02:45) Vergnugungszug, Polka schnell, Op. 281

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ワルツ「酒、女、歌」 Op. 333
13.(11:09) Wein, Weib und Gesang! (Wine, Woman, and Song!), Op. 333

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戴冠行進曲 Op.183
14.(02:16) Kronungs-Marsch, Op. 183

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宮廷舞踏会カドリーユ Op. 116
15.(04:42) Hofball-Quadrille, Op. 116

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ポルカ・マズルカ 《ヴォルガのほとり》 Op.425
16.(04:21) An der Wolga, Polka-Mazurka, Op. 425

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ロシアの主題によるカドリーユ 《サンクトペテルブルク》 Op.255、
17.(04:59) St. Petersburg, Quadrille on Russian Themes, Op. 255

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ポルカ・シュネル 「さあ踊ろう」 Op. 436
18.(02:50) Auf zum Tanze!, Schnell-Polka, Op. 436

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ロシアの行進曲風幻想曲 Op. 353
19.(03:37) Russische Marsch-Fantasie, Op. 353

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アレクサンドル・カドリーユ Op. 33
20.(04:31) Alexander-Quadrille, Op. 33

エストニア国立交響楽団 – Estonian National Symphony Orchestra
ネーメ・ヤルヴィ – Neeme Jarvi (指揮)
録音: 1 May 2012 and 29 June – 2 July 2015, Estonia Concert Hall, Tallinn, Estonia

シュトラウス・イン・サンクトペテルブルク

エストニアの音楽一家の長老ネーメ・ヤルヴィの2017年最初のアルバムは、ネーメ・ヤルヴィの80歳と音楽監督&首席指揮者を務めるエストニア国立交響楽団の創設90周年を記念したダブル・アニヴァーサリー・アルバム!アニヴァーサリー・イヤーの幕開けを飾るのは、オーストリアのワルツ王、ヨハン・シュトラウスII世(1825-1899)の音楽。

それも、シュトラウスII世が1856年~1865年、1869年にサンクトペテルブルクで行った「ロシアン・サマー・コンサート」を辿るというコンセプトで、ロシア時代に作られた作品、ロシアやサンクトペテルブルクをテーマとする作品などを集成したネーメ・ヤルヴィならではの特別プログラム。

フチーク(CHSA 5158)やスッペ(CHSA 5110)などのマーチ・アルバムでも発揮された巨匠ネーメ・ヤルヴィの熱く鋭いタクトで、ロシア帝国で絶大な人気を誇った魅惑のワルツ、ポルカ、マーチをどうぞ。



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