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ハン・ユーニー レイナルド・アーン 当惑したナイチンゲール

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こんにちは、
ともやんです。

素敵なアルバムを見つけました。

レイナルド・アーン(1874-1947)という作曲家のピアノ作品の大作『Le rossignol eperdu』を韓国出身のピアニスト、ハン・ユーニーが演奏したものです。

作曲家アーンもピアニストのハンも初めて名前を知り、しもちろん聴いたのも初めて。
これがなかなかいいのです。

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レイナルド・アーンについて

レイナルド・アーン(Reynaldo Hahn)は、1947年8月9日ベネズエラのカラカス生まれ。父が外交官だったこともあり3歳の時に家族でパリ移住。かなり後にフランスに帰化。ベネズエラに戻ることはなく、1947年1月27日に脳腫瘍で死去。

以下、タワーレコードに掲載のある商品紹介です。

ベネゼエラに生まれてフランスに学び、そのまま帰化したアーン。マスネに師事し、指揮者としても活躍した彼は、作曲家としても早熟な才能を発揮しますが、その作品は12歳の頃に書いたという歌曲「私の詩に翼があったなら」を除き、今日演奏機会にあまり恵まれているとは言えません。そんな彼が残したピアノ曲「当惑したナイチンゲール」は、4つの組曲からなる全53曲で構成された小品集。どの曲も特徴的な性格を持ちながら、小説家プルーストとの親交でも知られる彼らしく、内省的な美しさに満ちています。

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レイナルド・アーン 当惑したナイチンゲール

アーンのピアノの大作『Le rossignol eperdu』は、商品紹介では、「当惑したナイチンゲール」と訳されていますが、「取り乱した」「取り乱している」または「悩める」とも訳せる。またLe rossignolのナイチンゲールで、あの近代看護教育の母と言われたフローレンス・ナイチンゲール(1820-1910)のことかと思ったら、それは間違いで鳥のナイチンゲールのことのようです。

鳥のナイチンゲールのことをフランス語でLe rossignolといい、つまりスキー板や用品のメーカーのロシニョールは、鳥の「ナイチンゲール」のことだったのか?となんとかく理解しました。

CDジャケットには、英語でこの作品について次のように記されています。

Given Reynaldo Hahn’s high profile with the patrons of Paris’s pre-war artist salons, it’s not surprising that his original works for piano include a good number of short character pieces that exude charm.His magnum opus in this genre, the 53 poemes pour piano collectively titled Le Rossignol eperdu is the early 20th Century’s answer to Mendelssohn’s Songs Without Words.

直訳すると、
レイナルド・ハーンは、戦前のパリの芸術家サロンのパトロンたちから高い評価を得ていたため、彼のピアノのためのオリジナル作品には、魅力的な短い楽曲が数多く含まれていることは驚くにはあたらない。

このジャンルにおける彼の大作は、「Le Rossignol eperdu」と総称される53のピアノ詩で、メンデルスゾーンの「言葉のない歌」に対する20世紀初頭の回答である。

この短い文章でわかることは、アーンの「当惑したナイチンゲール」は、第一次世界大戦前の20世紀初頭の作品でにはメンデルゾーンの「無言歌集」への回答とも取れる。
またこの大曲は、53曲の小曲から構成されているが、芸術家サロンでパトロンを前にオリジナルのピアノ曲を披露し好評を博していた実績があることから驚くことではない。
ということだと思います。

ピアニスト ハン・アーニーについて

この大曲を録音したのが、韓国出身のピアニスト、ハン・ユーニー(またはユニ)です。1985年生まれの女性ピアニストで、この作品の内省的な性格に寄り添って繊細で感受性の高い演奏を披露しています。

Yoonie Han (ハン・ユニ)

ハン・ユーニーのプロフィールはこちらを参照ください。

全曲2時間以上の大曲ですが、付かず離れずいい距離感で心地よく聴くことが出来ました。

ハン・ユーニー レイナルド・アーン 当惑したナイチンゲール

レイナルド・アーン – Reynaldo Hahn (1874-1947)
当惑したナイチンゲール(全53曲)
Le rossignol eperdu (53 tracks in total)
total(127:51)

ハン・ユニ – Yoonie Han (ピアノ)
録音: August 2018, Steinway Hall, New York City

アーン: 当惑したナイチンゲール ハン・ユーニー

ベネゼエラに生まれてフランスに学び、そのまま帰化したアーン。マスネに師事し、指揮者としても活躍した彼は、作曲家としても早熟な才能を発揮しますが、その作品は12歳の頃に書いたという歌曲「私の詩に翼があったなら」を除き、今日演奏機会にあまり恵まれているとは言えません。

そんな彼が残したピアノ曲「当惑したナイチンゲール」は、4つの組曲からなる全53曲で構成された小品集。どの曲も特徴的な性格を持ちながら、小説家プルーストとの親交でも知られる彼らしく、内省的な美しさに満ちています。

この大作に臨むのは韓国出身のユーニー・ハン。Steinwayで3枚目のアルバムとなる今回は、1枚目でも取り上げていたアーンを色彩豊かに聴かせます。



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