こんにちは、
ともやんです。
昨日友人が、ウルトラセブンの最終回にシューマンのピアノ協奏曲が効果的に使われている、と教えてくれました。
しかもその演奏が不世出の天才ピアニストで僅か33歳で病死したディヌ・リパッティ、というからかなりマニアック。この情報を早速ブログにアップしたら、こんなことを教えてくれた読者がいます。
リパッティ カラヤン盤は不満だった
ウルトラセブンに使われている録音は、1948年のもので、管弦楽はカラヤン&フィルハーモニア管との共演です。
当時のカラヤンは、40歳でまだベルリン・フィルの指揮者ではありませんでした。当時のベルリン・フィルは、前年に戦犯裁判で無罪となり復帰して2年目。そしてもう一人、フルトヴェングラー不在の期間、コンサートを支えてきた功労者とも言えるチェリビダッケ。
カラヤンについては僕個人的には、60年代までは好きですが、70年以降は、なにか豪奢で華麗なサウンドが、逆に空虚に感じてしまうのです。
さて、友人がフルトラセブンの最終回にシューマンのピアノ協奏曲が効果的に使われていると教えてくれたので、早速昨日のブログに書きました。
そうしたら、実はリパッティはこの録音が気に入っておらず、1950年2月にアンセルメ&スイスロマンド管との共演でライブ録音を遺していて、こっちの方が感動的、とメールしてくれたのです。
どちらも聴いてみましたが、僕も1950年の方が感動しました。
なお、ウルトラセブンが現在U-NEXTで観られるので、懐かしくて何話が観ました。もちろん最終回も観ました。シューマンのピアノ協奏曲が上手く使われています。
配信が明日までなので、U-NEXT利用している方は観てみてください。
また31日間無料トライアルを利用すれば、文字通り無料で視聴できます。
リパッティ アンセルメ シューマン ピアノ協奏曲
ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 54
Piano Concerto in A Minor, Op. 54
1.(15:33) I. Allegro affettuoso
2.(04:52) II. Intermezzo: Andantino grazioso
3.(10:15) III. Allegro vivace
total(30:40)
ディヌ・リパッティ – Dinu Lipatti (ピアノ)
スイス・ロマンド管弦楽団 – Swiss Romande Orchestra
エルネスト・アンセルメ – Ernest Ansermet (指揮)
録音: Live recording
シューマン:ピアノ協奏曲 Op. 54(リパッティ/ジョイス/アンセルメ)
交響曲第1番、第2番、ピアノ協奏曲、チェロ協奏曲、他 アンセルメ&スイス・ロマンド管、リパッティ、ジャンドロン、他(2CD)
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アンセルメが、手兵スイス・ロマンド管の各楽器のバランスを巧みにコントロールしながら克明な演奏を展開するシューマン作品集。チェロのジャンドロンや、ピアノのリパッティら、錚々たる名手を迎えた協奏曲も、饒舌な楽しい対話の数々であふれれています。また、ロマンド管のホルン奏者ルロワールを迎えた《アダージョとアレグロ》はアンセルメの編曲で、彼の類稀な色彩感を窺い知ることもできる貴重な演奏です。
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