こんにちは、
ともやんです。
友人が興味あることを教えてくれました。
ウルトラセブンの第49話がクラシック音楽ファンやオタクに有名なんだそうだ。
なんでもモロボシダンがアンヌ隊員に「ぼくはウルトラセブンなんだ」と告白し、アンヌが「ダン!行かないで!」と叫ぶ瞬間にかかるのが、シューマンのピアノ協奏曲。
ここから怪獣パンドンとの闘いにセブンが苦闘し、ようやく勝ってM78 星雲に帰るところで第一楽章の最後の和音が終了するとのこと。
シューマンのピアノ協奏曲が、実にドラマが合い、感動的な効果を出しているんだそうだ。
ウルトラセブンのウルトラマンシリーズの第2弾で、1967年10月1日から1968年9月8日まで、TBS系で毎週日曜19:00 – 19:30に全49話が放送されたドラマです。
リパッティとウルトラセブン
ウルトラセブンの第49話でシューマンのピアノ協奏曲が使われているが、しかも使われている録音が、リパッティのピアノ独奏で伴奏が、カラヤン指揮のフィルハーモニア管。録音が1948年。
ウルトラセブンの放送されていた時代から見ても20年近く前の録音だし、当時すでに優秀なステレオ録音が多く出ていたことを思うと、なんでわざわざリパッティの古い録音を使ったのだろうか?
多分、製作スタッフの中にクラシック音楽オタクがいて、病を患いながら最期まで賢明に演奏活動をしたリパッティと最後まで地球を守るため闘い続けたウルトラセブンをタブらせたかったのだろう。
しかもCDジャケットも上記のクラシック音楽オタクたちを意識したデザインになっているのが嬉しい。
リパッティ&カラヤン シューマン ピアノ協奏曲
ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 54
Piano Concerto in A Minor, Op. 54
1.(14:32) I. Allegro affettuoso – Andante espressivo – Tempo I – Cadenza – Allegro molto
2.(05:26) II. Intermezzo: Andantino grazioso
3.(09:57) III. Allegro vivace
total(29:55)
ディヌ・リパッティ – Dinu Lipatti (ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
グリーグ:ピアノ協奏曲 Op. 16/シューマン:ピアノ協奏曲 Op. 54 (リパッティ/フィルハーモニア管/カラヤン/ガッリエラ)
Amazonでも入手可能です。
↓
シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲(2018 DSD 11.2 MHzマスターによる)ウルトラセブン50th&リパッティ100th
2018年9月1日と8日、放送から50年を迎える『ウルトラセブン』最終回。
最後の戦いに挑むモロボシ・ダンが、相思相愛のアンヌ隊員に自らがウルトラセブンであることを告げる印象的なシーンに流れるのが、ディヌ・リパッティのピアノ、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団による、シューマンのピアノ協奏曲であることは、セブンファンなら周知のとおり。
33歳で夭逝した天才リパッティ、そして鬼気迫るこの演奏は、それでなくても名演でありこれまでも幾度となく再発売されてきた。
そのリパッティ生誕100年、そしてウルトラセブン放送開始50年にあたる2017-18年、アビーロードスタジオがこの企画の為におこしたDSD11.2ナチュラルによる新マスターでこの録音”史上最大の再発売”が立ち上がる。
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ウルトラセブン 配信動画
ウルトラセブンは、現在U-NEXTで、全話放映されています。
※但し、1月31日23:59まで見放題で視聴可能。
また現在契約していなくても31日間のお試しトライアルでも観られます。
見どころ
社会に疑問を投げかけるような重厚なストーリー作りと、メカニック特撮の強化が図られた。SF色を強めるなど、前作『ウルトラマン』とは一線を画した作風となっている。ストーリー
任務のために地球を訪れていたウルトラセブンは、地球人のモロボシ・ダンに姿を変え地球にとどまることに。そして、ウルトラ警備隊の一員として迎えられた。ある日、イシグロ隊員を彼の自宅まで送り届けたダンは、そこで地球に存在しない物質を発見し…。
コメント
リパッティのシューマンピアノ協奏曲には2種ある。リパッティはカラヤンとの演奏に満足でなかったと伝えられている。後年死の直前1950年2月22日ジュネーブ、ヴィクトリアホールでアンセルメ指揮スイスロマンドによるライヴ録音がある。聞き比べていただきたい。全く違うと言うほど違う。DECCA Ace of Diamonds SDD 271。ただこのLPはモノ録音をステレオ化しているのが残念と言えば残念。
音楽担当の冬木透氏によると、当時の円谷プロは経営難で最終回用の音楽を依頼出来ず、当時は著作権も甘かったクラシック音楽を使う事にしたそうです。
最初の候補はチャイコフスキーのピアノ協奏曲だったようですが、誰かがシューマンを推して、こちらに決まったそうです。
素晴らしい選曲だと思います。