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ヘレヴェッヘ&アントワープ響 シューマン 交響曲第2番&第4番

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こんにちは、
ともやんです。

フィリップ・ヘレヴェッヘは、1947年5月2日、ベルギーのゲント生まれの名指揮者です。

ゲントは、ベルギーの古都でブラッセルの北西、アントワープの西南西になる街で、ベルギーでは、ブラッセル、アントワープに次いで第3の都市。

僕が一度だけ行ったことがありますが、シックで落ち着いた部分と花の都市と言われる華やかな一面も持ち合わせる素敵な街並みでした。

※ゲントの街並み

ヘレヴェッヘは、ゲント音楽院で古典音楽とピアノを学びました。
一時、父親の希望で精神医学を学びましたが、学生時代に合唱団を発足し、古楽器の権威であるレオンハルトやアーノンクールから注目され音楽の道を歩み始めました。

その後、パリでピリオド楽器奏者を集めてオーケストラを結成しバロック音楽と古典音楽を中心に積極的に活動をしました。

またピリオド楽器奏者で結成されたシャンゼリゼ劇場管弦楽団と密接に関係を持ちシューマンの交響曲全集などを録音しました。

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ヘレヴェッヘ ベルギー人の長所発揮

ヘレヴェッヘは、70年代後期からは、現代レパートリーも取り上げるようになり、各地のオーケストラに客演するようになりました。

今回録音したアントワープ交響楽団(旧ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)とは、’94年から客演して’98年より音楽監督に就任しました。

ベルギー出身の指揮者は、往年のクリュイタンスもそうでしたが、大国ドイツとフランスに挟まれていることから、ドイツ音楽もフランス音楽も柔軟に熟す人が多いように感じますが、ヘレヴェッヘもそんなベルギー人の長所を十分に発揮しているように感じます。

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ヘレヴェッヘ&アントワープ響のシューマン交響曲は素晴らしい

ベルギー出身の名指揮者フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮アントワープ交響楽団のシューマンの交響曲が素晴らしいです。

ヘレヴェッヘは、以前シャンゼリゼ劇場管弦楽団で録音していますので、今回は再録音です。

僕は、シャンゼリゼ劇場管の演奏は残念ながら未聴ですが、この演奏は素晴らしいです。

全ての楽器が、こちらに向かって語り掛けてくるような演奏で、そこにはそれぞれ表情と個性があり、まるで演劇を観ているような印象です。

僕は、シューマンの4曲の交響曲の中でも特に第2番が好きで、いろんな録音を聴きましたが、ヘレヴェッヘの演奏は特に素晴らしい演奏の一つです。

ぜひ聴いて、ヘレヴェッヘの妙技を堪能してください。

 

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ヘレヴェッヘ&アントワープ響 シューマン交響曲第2番&第4番

 

ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第2番 ハ長調 Op. 61
Symphony No. 2 in C Major, Op. 61

1.(12:28) I. Sostenuto assai
2.(07:16) II. Scherzo: Allegro vivace
3.(08:12) III. Adagio espressivo
4.(08:44) IV. Allegro molto vivace
total(36:40)

アントワープ交響楽団 – Antwerp Symphony Orchestra
フィリップ・ヘレヴェッヘ – Philippe Herreweghe (指揮)
録音: 18-20 June 2018, Koningin Elisabethzaal, Antwerp, Belgium

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交響曲第4番 ニ短調 Op. 120 (1851年改訂版)
Symphony No. 4 in D Minor, Op. 120 (revised version, 1851)

5.(10:00) I. Ziemlich langsam – Lebhaft
6.(03:34) II. Romanze: Ziemlich langsam
7.(06:21) III. Scherzo: Lebhaft
8.(08:11) IV. Langsam – Lebhaft
total(28:06)

アントワープ交響楽団 – Antwerp Symphony Orchestra
フィリップ・ヘレヴェッヘ – Philippe Herreweghe (指揮)
録音: 17-19 April 2018, Koningin Elisabethzaal, Antwerp, Belgium

 

【CD】 シューマン: 交響曲第2番、第4番 フィリップ・ヘレヴェッヘ

 

 

【ヘレヴェッヘ、モダン・オケとシューマンを再録音!】古楽と合唱指揮の世界から徐々にレパートリーを広げ、シンフォニックなレパートリーでも注目されるようになって久しいヘレヴェッヘ。

彼がドイツ・ロマン派の作品に相対するときには、圧倒的な古楽研究の経験値が大きな意味を持つことが少なくありませんが、さらに言うなら、彼が何よりもまず合唱指揮で頭角をあらわし、ロマン派作品でも「ことば」のある合唱作品で名演を刻んだのが先だったことも忘れてはならないポイントです。

そうした音楽との向きあい方がとくに意味をもつのがシューマンの演奏解釈。長くピアノ曲しか書かなかったシューマンが交響曲を書くまでの間、徹底的に歌曲ばかり書いていた時期を挟んでいることを考えれば、ヘレヴェッヘのアプローチは最適な経験の重ね方と言ってよいかもしれません。

ヘレヴェッヘはすでにharmonia mundi franceでシューマン交響曲を全曲録音していますが、そのときには自らのピリオド楽器楽団であるシャンゼリゼ管弦楽団との共演だったのに対し、今回はピリオド奏法の発想を取り入れた現代楽器の楽団であるアントワープ交響楽団(旧称ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)を指揮しての録音。

長年の共演歴がもたらした信頼関係のもと「残された時間は自分にとって意味ある作品の解釈に使いたい」と語るヘレヴェッヘが新たに問うシューマン像に期待が募ります。

同様にピリオド楽器での全曲録音のあと、改めてロンドン交響楽団とシューマン・ツィクルスを録音したガーディーナーの解釈と聴き比べながら、ピリオド解釈ありきの21世紀のシューマン像に思いを馳せるのもよいのではないでしょうか。
CD帯紹介文

 




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