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ポール・パレー シューマン交響曲全集 臨場感あふれる最高の名演

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こんにちは、
ともやんです。

フランス生まれのポール・パレー(1886-1979)指揮デトロイト交響楽団の演奏で、シューマンの交響曲全集を聴きました。

あまりの素晴らしさに深い感銘を受けました。

ポール・パレーのシューマンが素晴らしいとは聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。

しかも50年代の録音ながら臨場感あふれる音質は古さを感じさせませんでした。
※但し、第4番のみモノラルで、他の3曲に比べて広がりに欠けるのは致し方ない。

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ポール・パレーのシューマン交響曲全集

ロベルト・シューマン(1810-1856)

交響曲第1番変ロ長調作品38”春”
Ⅰ(10:54)Andante un poco maestoso-Allegro molto vivace
Ⅱ(06:29)Larghetto
Ⅲ(05:24)Scherzo(Molto vivace)
Ⅳ(08:01)Allegro animato e grazioso
録音1958年3月

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交響曲第2番ハ長調作品61
Ⅰ(10:19)Sostenuto assai-Un poco piu vivace-Allegro,ma non troppo
Ⅱ(06:29)Scherzo(Allegro vivace)
Ⅲ(09:21)Adagio espressivo
Ⅳ(07:29)Allegro molto vivace
録音1955年12月

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交響曲第3番変ホ長調作品97”ライン”
Ⅰ(09:34)生き生きと
Ⅱ(05:29)スケルツォ(きわめて穏やかに)
Ⅲ(04:29)速くなく
Ⅳ(05:54)壮麗に
Ⅴ(05:05)生き生きと
録音1956年11月

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交響曲第4番ニ短調作品120
Ⅰ(10:02)かなり速く-生き生きと
Ⅱ(03:54)ロマンス(かなり遅く)
Ⅲ(04:04)スケルツォ(生き生きと)
Ⅳ(06:49)ゆっくりと-生き生きと
録音1953年12月

劇音楽”マンフレッド”作品115序曲
1958年3月

ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団

シューマン: 交響曲第1番-第4番, マンフレッド序曲 Op.115 ポール・パレー デトロイト交響楽団

ちょうど、モノラルからステレオへの移行期ですが、第4番のみモノラルです。

シューマンの交響曲について

シューマンの交響曲を初めて聞いたのは、中学生の時で、クレンペラー指揮フィルハーモニア管の録音で、何度も聴いたものです。

中にも第1番”春”が名演とされています。

よくシューマンの交響曲は、オーケストレーションに問題があると言われますが、魅力的な旋律も多く、僕は時に気になりませんでした。

僕が特に好きだったのが第2番でしたが、その内、シノーポリ指揮ウィーンフィルで聴いた時はびっくりしました。

シノーポリの演奏は、ち密で表情豊かで、クレンペラーの演奏が大味に感じてしまいました。

また、シューリヒトの演奏でも第2番と第3番”ライン”を聴きましたが、さらっとした感じで、今一つ物足りなさを感じました。

一番手ごたえを感じたのは、やはりフルトヴェングラー指揮ウィーンフィルの第4番です。

これはスタジオ録音ですが、彫りの深さを燃焼度で深い感銘を与えてくれました。

僕のライブラリーの中には、カラヤン指揮ベルリンフィルのものもありますが未聴です。

そして、辿り着いたのがポール・パレー指揮デトロイト響の録音でした。

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ポール・パレーのシューマンは、最高の名演

一番古い録音の第4番と一番新しい録音の第1番は5年ほど離れていますが、多分の録音の進歩でしょうか、新しい録音ほど名演です。

最初に聴いたのが、第1番でしたが、シューマンの交響曲ってこんなに色彩が豊かだったっけと思うほど、各楽器パートが生き生きと聴こえてくるのです。

素晴らしいの一言ですね。

次は第3番”ライン”。

この演奏も聴き惚れてしまいました。

こんな演奏を展開できるパレーなら、ベートーベンやブラームスもさぞかし素晴らしいだろうなと思います。

ディスコグラフィーを見ると何曲は録音しているようなので、早速、手に入れたいと思います。

惜しいのは、第2番で初期のステレオですが、多少音割れがあります。

第4番は、唯一のモノラルで、音の広がりに乏しく残念ですが、名演なだけにステレオで残してほしかったな、と思います。

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まとめ

ポール・パレーは、1886年生まれですから、フルトヴェングラーと同い年。

フルトヴェングラー的なカリスマ性は感じませんが、93歳の高齢で亡くなるまで、現役だったそうで、匠の技を持つ名職人というイメージを僕は持ってしまい、朝比奈さんに通じるものがあるなぁ、と勝手に思っています。

また、凄い指揮者に出会ってしまいました。



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