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エラス=カサド シューマン 交響曲全集より第1番&2番

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こんにちは、
ともやんです。

エラス=カサド&ミュンヘン・フィルによるシューマン交響曲全集の登場しました。

ミュンヘン・フィルのロマン派演奏の伝統とエラス=カサドの緻密なコンセプトが浮き彫りにする新しいシューマン像。

というキャッチコピーのもと2022年7月17日に発売されました。

僕は今回、第1番と第2番を聴きました。

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シューマンの交響曲が好き

中学生の時に、何を思ったかクレンペラー指揮フィルハーモニア管によるLP2枚組でシューマンの交響曲全集を買いました。

それが運の尽き。

シューマンの交響曲の虜になってしまったのです。

ショーマンは、交響曲のような大作よりも歌曲やピアノ曲などの小曲にそのセンスが溢れていると思います。またそのためにあまり得意でないことあって、よくオーケストレーションには不十分だったりとマイナス部分を指摘されたりしていました。

ただ、あくまでクラシック音楽ファンでしかない僕には、へえ、そうなんだ、程度しか感じませんでした。

シューマンの交響曲には、そんな音楽学者や評論家のいうシューマンの交響曲の欠点よりも、僕は魅力の方をより感じたのです。

それを教えてくれたのが、クレンペラーのLPでしたが、ただ聴いていると多少不満も感じてきたのです。

全体的に堅実で堅固な演奏なのですが、特に僕が魅力を感じた第2番では、やや大味な印象を受けるようになったのです。

そこでいろいろな指揮者やオーケストラの演奏を聴くようになって僕も多少は耳が肥えてきたと思います。

そこで今回聴いたパブロ・エラス=カサドの演奏は素晴らしいです。特に僕の好きな第2番においては、瑞々しく麗しい演奏です。

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パブロ・エラス=カサドについて

パブロ・エラス=カサドは1977年11月21日生まれ、スペイン・グラナダ出身の指揮者。

7歳で合唱を、9歳でピアノを始める。グラナダの音楽院で学び、グラナダ大学では美術史と演劇を専攻。2007年にルツェルン音楽祭の指揮者コンクール優勝。

オーケストラ、合唱からオペラまで、バロックからコンテンポラリーまで、底から湧き上がるエネルギーとパワー、そして曲に対しての緻密なコンセプトとそれを実現するプロセスと技術の確かさで、世界を魅了しています。

これまでに4度(2009、2011、2019、2020)来日しており、特に2020年の第九公演は絶賛されました。

2009年のサントリー音楽祭来日、2011年の『松風』の世界初演で注目され、ベルリン・フィルにデビュー。翌年からニューヨークのセント・ルークス管の首席指揮者に就任。

シカゴ響、バイエルン放送響、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルなどの名門オーケストラと共演し、その後もメトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・フィルのデビューも果たしました。

バロックから現代音楽、交響曲からオペラまで、柔軟で的確な指揮ぶりで魅了しています。

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エラス=カサド シューマン 交響曲第1番&第2番

ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第1番 変ロ長調 「春」 Op. 38
Symphony No. 1 in B-Flat Major, Op. 38, “Spring”

1.(10:46) I. Andante un poco maestoso – Allegro molto vivace
2.(06:13) II. Larghetto
3.(05:36) III. Scherzo: Molto vivace
4.(08:42) IV. Allegro animato e grazioso
total(31:17)

——————

交響曲第2番 ハ長調 Op. 61
Symphony No. 2 in C Major, Op. 61

5.(12:18) I. Sostenuto assai
6.(06:41) II. Scherzo: Allegro vivace
7.(09:40) III. Adagio espressivo
8.(07:46) IV. Allegro molto vivace
total(36:25)

ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 – Munich Philharmonic Orchestra
パブロ・エラス=カサド – Pablo Heras-Casado (指揮)
録音:2019年3-4月 ガスタイク、ミュンヘン

シューマン 交響曲全集 パブロ・エラス・カサド ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

パブロ・エラス=カサド&ミュンヘン・フィルという注目の顔合わせによるシューマンの交響曲が、一挙に全曲で登場します。

エラス=カサドの指揮は、引き締まったリズムに貫かれていながら、濃密かつ華やか、そして鮮やか。

130年を超える歴史あるミュンヘン・フィルのサウンドは完璧で、管楽器が華やかに鳴り響く場面での壮麗な響きはもちろんのこと、室内楽のように濃密な場面でのたっぷりとした歌など、エラス=カサドとともに、これ以上なく生き生きとしたシューマン像を響かせます。

シューマンは、ベートーヴェンの影に押しつぶされることなく、交響曲という厳格な形式の中に、その自由なインスピレーションを注ぎ込みました。

ミュンヘン・フィルのロマン派作品演奏の伝統と、エラス=カサドの綿密な曲作りにより、シューマンの魂や息遣いがすぐそこに感じられるとともに、シューマンが当時前衛的な作曲家であったことをあらためて認識させてくれるよう。

新しいシューマン像が見事に浮彫になっています。全集で一挙に聴けることにもまた価値のある発売といえるでしょう。
キングインターナショナル



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