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フリッチャイ 名盤 モーツァルト交響曲選集

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こんにちは、
ともやんです。

1963年2月20日に白血病により48歳の若さで逝った、フェレンツ・フリッチャイの今年は没後60年です。

そう言えば、ちゃんと取り上げていませんでした。
ということで今晩は、1959年に録音されたモーツァルトの交響曲第39番と第40番を聴きました。

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フリッチャイ 古き良き時代のモーツァルト

フリッチャイがウィーン交響楽団を指揮して録音したモーツァルトの交響曲第39番と第40番は、古き良き時代のモーツァルトを僕は思いました。

古き良き時代ってなんだ、と突っ込まれそうですが、あくまで僕自身の感じることです。僕がクラシック音楽を聴き始めたのは1970年から。
昭和45年ですね。モーツァルトの演奏では、神格化されていたブルーノ・ワルターは既に亡くなっていて、ベームも衰えを感じさせ、まさに帝王カラヤンの時代でした。

また古楽器スタイルの胎動はありましたが、まだ小さな存在。
モーツァルトの現代よりずっとロマンティックに演奏されていました。

だからフリッチャイは、そんな時代のスタイルでしかも自身の病との闘いの中で切々と歌っている感じが伝わってきます。

だから第40番の遅めのテンポ、哀愁と悲しみを帯びながら、しかしそこをぐっと堪えながら誠実に歌う演奏が素晴らしいです。

39番の第二楽章での遅いテンポ、40番での暗さと同居したかのような暗鬱な表現、一度聴いたら心に残るモーツァルト演奏と言えます。

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フリッチャイ 名盤 モーツァルト交響曲第39番&40番

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543

1.(08:28) I. Adagio – Allegro
2.(09:45) II. Andante con moto
3.(04:13) III. Menuetto: Allegretto
4.(04:10) IV. Finale: Allegro
total(26:36)

ウィーン交響楽団 – Vienna Symphony Orchestra
フェレンツ・フリッチャイ – Ferenc Fricsay (指揮)
録音: 26-29 November 1959, Grosser Saal, Musikverein, Vienna, Austria

—————-

交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

5.(09:25) I. Molto allegro
6.(09:17) II. Andante
7.(04:29) III. Menuetto: Allegretto
8.(05:13) IV. Allegro assai
total(28:24)

ウィーン交響楽団 – Vienna Symphony Orchestra
フェレンツ・フリッチャイ – Ferenc Fricsay (指揮)
録音: 29 November-8 December 1959, Grosser Saal, Musikverein, Vienna, Austria

モーツァルト: 交響曲第29番, 第39番, 第40番, 第41番/フェレンツ・フリッチャイ

これより以前の’50年代半ばまでにも交響曲を録音またはライヴでの演奏も残っていますが、ウィーン交響楽団とのこの録音では、それまでのテンポと比較すると大幅に遅い演奏となっているのが特徴。とりわけ緩徐楽章で特徴的です。
度々ウィーン交響楽団に客演していたため、両者の共演となったのかどうかはわかりませんが(一説によるとフリッチャイ自らが希望)、ムジークフェラインでの2度にわたるこれらの録音は響きの柔和さと晩年のスタイルが顕著に現れた演奏として、フリッチャイを代表する名盤のひとつと高く評価されています。



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