こんにちは、
ともやんです。
1961年に創設された札幌交響楽団。
首都圏と大阪にしかプロのオーケストラがない時代に、初代指揮者荒谷正雄氏の尽力により札幌の地にオーケストラが設立されました。
それから8年後の1969年に当時60歳の朝比奈隆と札響の共演が実現しています。
シューマン: 交響曲第3番「ライン」; ワーグナー: 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲; ウェーバー: 「魔弾の射手」序曲<タワーレコード限定>
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その時の録音が収録されたCDがこちらです。
僕は、ヤマザキマリさんの本で札幌交響楽団に興味を感じ、タワーレコードでCDを7枚ほど購入しました。終日後には届くと思うので、改めてコメントしますが、予習の意味でそれらについて記しておきます。
朝比奈隆&札幌交響楽団 初共演
朝比奈隆は、生涯に5度定期演奏会の指揮台に立ちました。
そして初めての共演は、このCDに収録されている1969年のワーグナーでした。
創立から8年経ち、奏者のプロ化は完全に終了していたそうですが、運営的には岐路に立つ激動の時代だったようです。
そして72年の録音は、1970年からウィーン国立音楽大学指揮科の教授も務めていたバンベルグ交響楽団のチェリストだったペーター・シュヴァルツが常任指揮者を務めアンサンブルの強化に務めたようです。
3曲目にシューマン交響曲第3番「ライン」が収録されています。朝比奈さんの「ライン」というと新日本フィルとのライブがあり、超スローテンポの豪快で豊麗な演奏で、僕はこの演奏が大好きで、これを聴いて朝比奈さんがより好きになりました。
CDを届くの楽しみに待っています。
朝比奈隆 札幌交響楽団 ワーグナー、ウェーバー&シューマン
1. ワーグナー :楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1幕への前奏曲
2. ウェーバー: 歌劇《魔弾の射手》 序曲
3. シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調 Op. 97《ライン》
札幌交響楽団
朝比奈隆(指揮)
1969年5月19日 第84回定期演奏会ライヴ(1)
1972年10月17日 第120回定期演奏会ライヴ(2,3)
以上、札幌市民会館ライヴ
シューマン: 交響曲第3番「ライン」; ワーグナー: 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲; ウェーバー: 「魔弾の射手」序曲<タワーレコード限定>
今回の復刻では、札幌交響楽団が保有していたオリジナルのアナログマスターテープより、高品位で2種のデジタル化を行い(DSD5.6MHzとDXD(352.8kHz/32bit))、そのままのスペックでSACD層、CD層用として別々にマスタリングし、製品化を行いました。
SACD化により、時代を超えた生々しい響きを堪能できます。
楽器の個々の音色や当時の会場の空気感までも伝える音質で、ここまで素晴らしい音が残っていたことは驚くべきことです。演奏会場は、今回の発売ではこの盤のみ札幌市民会館の収録となっております。
尚、経年変化や当時の収録方法により、一部にノイズ等の聴き苦しい点がございますことをご承知ください。演奏後の拍手等はそのまま収録してあります。
札幌交響楽団 第1回定期演奏会 1961.9.6ライブ
朝比奈隆&札幌交響楽団 ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
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