こんにちは、
ともやんです。
ヤマザキマリさんを知ったのは、今年になってからで、TBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」のゲストで出演していた時でした。
その時トークが面白くで、そこでやっと『テルマエ・ロマエ』の原作者と知りました。
そして驚いたのが、ヤマザキマリさんの母親が札幌交響楽団の創設メンバーで、幼少の頃は、北海道千歳市で過ごしたそうです。
さて、札幌交響楽団は、1961年に指揮者の荒谷正雄氏の尽力により発足。
当時、東京以外の都市にあるオーケストラは大阪フィルなど4つほどしかなく、東京以北では初となるプロオケの誕生に札幌は湧いていたそうです。
待ち望んでいた気持ちは、当日の聴衆の雰囲気で伝わってきます。
記念すべき1曲目の「フィガロの結婚」序曲での期待感、それを一身に背負った演奏者の息使いが聴こえてくるようです、というコメントを読んで早速この記念すべきCDを注文しました。
数日中に届く予定なので、視聴後改めてコメントしたいと思います。
札幌交響楽団 第1回定期演奏会 1961.9.6
1. モーツァルト : 歌劇「フィガロの結婚」序曲
2. J.C.バッハ : シンフォニア ニ長調 Op.18-4
3. シューベルト : 劇音楽「ロザムンデ」より 間奏曲第3番、 バレエ音楽第2番
4. ベートーヴェン : 交響曲 第1番 ハ長調 Op. 21
札幌交響楽団
荒谷正雄(指揮)
録音:1961年9月6日 札幌市民会館 第1回定期演奏会ライヴ
第1回定期演奏会(1961.9.6) 荒谷正雄 札幌交響楽団
重要なことは、札響をつくった指揮者、荒谷正雄です。
1914年に札幌で生まれた荒谷は、東京でヴァイオリンをモギレフスキーに師事した後、1936年から45年にかけて、ウィーンやチューリヒ、ベルリンに留学。さらにはシゲティにも師事し、指揮もウィーンで学びました。素晴らしい経歴の中で荒谷が帰国後に選んだのが札幌でした。
それが札響の創設に繋がり、現代にも通じています。
まさに荒谷なしでは今の札響は無かった訳であり、その意味でもこの記念すべき第1回目の演奏会を聴くことができる喜びは、他に代えがたいものがあります。
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