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小澤征爾 児玉桃 細川俊夫&モーツァルト

モーツァルト
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こんにちは、
ともやんです。

昨年12月17日に友人の誘いで狛江のエコルマホールに行きました。
エコルマホールでは、前日の16日から4人のヴァイオリニストによるヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会が行われていました。

この日は、2つのコンサートが行われ、最初が毛利文香さんと北村朋幹さんの演奏による第6番、7番、8番。

そして次が、第9番「クロイツェル」と第10番でした。
実は、僕は次の予定があり第9番しか聴けなかったのです。

ヴァイオリンは、竹澤恭子さん。そしてピアノは児玉桃だったのです。
まさに火の出るような演奏で、僕も友人も大いに感動しました。

どうしても竹澤さんのパフォーマンスに意識が行ってしまいましたが、その竹澤さんを支えた児玉さんも凄かった、はずだ。実は、僕は竹澤さんの演奏に圧倒されて、児玉さんまで意識が行ってなかったようだ。

児玉さんは、児玉麻里さんの妹。
児玉麻里さんは、ケント・ナガノ氏の夫人。
この二人でベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を録音しているが、児玉麻里さんのピアノに圧倒される録音だった。

そんなこともあり、児玉桃さんのピアノは聴きたいと思っていました。
が、エコルマホールでは、竹澤さんのヴァイオリンに鷲づかみにされっぱなしだった。

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児玉桃 小澤征爾との共演

今回聴いた録音は、2006年12月に児玉桃さんが水戸で小澤征爾&水戸室内管との共演の録音です。当時児玉桃さんは34歳。
彼女のプロフィールをチェックすると武満徹、メシアンといった現代音楽で高き評価を得ていたようで、第1曲目の細川俊夫の演奏が、素晴らしいです。
初めていく現代音楽で、普通ならピンと来ないものですが、この演奏は戦慄を覚えるほど凄い演奏です。

この細川俊夫の作品が凄いからか、モーツァルトは普通の演奏に感じてしまったのは残念です。小澤さんもモーツァルトを特別に得意としていないようで録音も多くありません。

1楽章、2楽章と無難な演奏でしたが、終楽章になってようやく乗って来たのか、本領が発揮されリズミックで躍動的な演奏になり、思わず身体が動いてしまいました。

でもやはりぜひ細川俊夫は聴いてほしい演奏です!

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小澤征爾 児玉桃 細川俊夫&モーツァルト

細川俊夫 – Toshio Hosokawa (1955-)
月夜の蓮
1.(22:46) Lotus under the Moonlight

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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K. 488
Piano Concerto No. 23 in A Major, K. 488

2.(11:05) I. Allegro
3.(07:11) II. Adagio
4.(08:17) III. Allegro assai
total(26:33)

児玉桃 – Momo Kodama (ピアノ)
水戸室内管弦楽団 – Mito Chamber Orchestra
小澤征爾 – Seiji Ozawa (指揮)
録音: December 2006, Concert Hall ATM, Art Tower Mito, Japan

細川俊夫:月夜の蓮/モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(児玉桃/水戸室内管/小澤征爾)

1991年のミュンヘン国際コンクール・ピアノ部門において最年少最高位を受賞し、その後はパリを拠点に精力的な活動を続けているピアニスト児玉桃。

フランス作品、とりわけメシアン作品では高い評価を得ています。

その才能を名プロデューサーのマンフレート・アイヒャーに認められ、2013年にラヴェル、メシアン、武満徹の作品を収録した初のECM作品をリリース、美しい音色と知性溢れる演奏で多くのファンを魅了しました。

2017年のECM2作目ではドビュッシー晩年の名作「練習曲」に、21世紀に書かれた細川俊夫のエチュードをはさんだ異色のアルバムを創り上げ、大きな話題を呼びました。

本作はそれから約4年振り、ECM3作目となるリリース。2006年12月に水戸芸術館のコンサートホール ATMで行われ好評を博した、小澤征爾と水戸室内管弦楽団との公演をパッケージ化。

モーツァルトの「ピアノ協奏曲第23番」と、同曲へのオマージュとして2006年に作曲され、この公演が日本初演となった細川俊夫の「月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ-」を収録しています。

透き通ったピアノの響きと、本作がECM初登場となる小澤征爾の指揮による水戸室内管弦楽団の瑞々しい演奏が鮮やかな印象を残す、ファンのみならず児玉桃本人も商品化を切望していた、注目の作品です。

世界初演も児玉本人が手掛けた細川作品と、そのオマージュのもととなったモーツァルト作品のカップリングというコンセプチュアルな内容となっている本作で、彼女がどのような世界を描いているのか、期待が高まります。



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