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アーノンクール ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

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こんにちは、
ともやんです。

ニコラウス・アーノンクールは、真の芸術家だと思います。
その昔、古楽器スタイルの演奏が、前衛的で批判の対象になったりしたようですが、

その時代をあまり知らない僕ですが、それでもアーノンクールは、変なことをする人というイメージがありました。
しかし、彼の録音を聴き進めていくと、そんなことは感じなくなったし、むしろこの人は真摯に過去の作品を向き合って、

それを再現することに生涯を賭けた人だとわかります。

そして、アーノンクールな亡くなる前年のウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとのもの。
これが凄い!まさにアーノンクールの芸術の総決算的な素晴らしい演奏で、録音です。
まさに数あるベートーヴェンのミサ・ソレムニスの録音の中でも傑出したものだと思います。

これはぜひ聴いてほしいです。

ベートーヴェンのミサ・ソレムニスの録音は、3点残っています。

最初の録音が、1998年ヨーロッパ室内管とのものですが、これも素晴らしいですが、残念ながら現在廃盤のようです。

その後、2012年に映像で観られるコンセウルトヘボウ管とのもの。これは未聴です。

アーノンクール ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲) ニ長調 Op. 123
Mass in D Major, Op. 123, “Missa Solemnis”
total(80:57)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
ローラ・アイキン – Laura Aikin (ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク – Bernarda Fink (メゾ・ソプラノ)
ヨハネス・クム – Johannes Chum (テノール)
ルーベン・ドローレ – Ruben Drole (バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団 – Arnold Schoenberg Choir
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス – Concentus Musicus Wien
ニコラウス・アーノンクール – Nikolaus Harnoncourt (指揮)
録音:2015年7月4日~6日、グラーツ、シュテファニエンザールでのライヴ・レコーディング

Beethoven: Missa Solemnis Op.123

ニコラウス・アーノンクール追悼緊急発売

2016年3月5日にその86歳の生涯をとじたアーノンクールが、自らの音楽人生の総決算と考え発売を熱望していたベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」。2015年7月、グラーツのシュティリアルテ音楽祭におけるライヴ・レコーディングです。

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2015年のシュティリアルテ音楽祭ではこの「ミサ・ソレムニス」のほか、2つの演目が予定されていましたが、アーノンクールは体調不良のためその一つをキャンセルし、万全の姿勢で「ミサ・ソレムニス」の3回の上演に臨みました(7月4日~6日)。手兵コンツェントゥスとAシェーンベルク合唱団、選り抜きの歌手陣を揃えた公演はオーストリア放送協会によってTV生中継も行なわれ、大きな話題を呼びました。

その後アーノンクールはシュティリアルテでもう1演目(ハイドン:交響曲第97番・戦時のミサ)を指揮し、さらに7月22日、ザルツブルク音楽祭に出演してメッゾ・ソプラノ以外は同一メンバーで「ミサ・ソレムニス」をもう一度指揮しており、これがアーノンクールにとって生涯最後の演奏となりました。

その意味で、この「ミサ・ソレムニス」は60年以上におよぶアーノンクールの音楽活動の集大成と位置付けられる演奏と言えるでしょう。

アーノンクールが初めて「ミサ・ソレムニス」を取り上げたのは1988年、フェルトキルヒのホーエネムス・シューベルト音楽祭におけるハーグ・フィルとの共演でした。

1992年にはザルツブルク音楽祭の開幕演奏会(同音楽祭への正式なデビューでもありました)でも取り上げられ、この時はテルデックによるライウ録音も行なわれています(ヨーロッパ室内管)。

その後は1998年にヨーロッパ室内管とのヨーロッパ・ツアーで取り上げ、さらに2012年にコンセルトヘボウ管と演奏(この時は映像収録され、映像ソフト化済み)したのがアーノンクールによる全演奏で、それだけに非常に大切にしていた作品であることがわかります。

今回の「ミサ・ソレムニス」は、手兵コンツェントゥスとの初めての演奏となったもので、まさにアーノンクールが生涯をかけて追及してきた音楽芸術の終着点ともいえる特別な演奏となりました。

引退表明後のアーノンクールは、自らの音楽的遺言ともいうべきこの「ミサ・ソレムニス」の完成に力を注ぎ、リハーサルも含めた全録音素材を試聴・確認しており、彼の綿密な編集指示をもとに長年アーノンクールの録音を手掛けてきたテルデックス・スタジオのマーティン・ザウアーがマスターをリミックス・編集し完成させました。

その意味でまさにアーノンクールの最終遺志が隅々まで行き届いた理想的な形で、ベートーヴェン畢生の大作における新たな解釈が打ち立てられるのです。
81分30秒を1枚に収めた長時間収録盤です。



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