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クァルテット・エクセルシオ ベートーヴェン ラズモフスキー第1番

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こんにちは、
ともやんです。

2023年の大晦日、僕は東京文化会館の大ホールでベートーヴェンの全交響曲連続演奏会を聴いてました。

一方同館の小ホールでは、同じ午後1時開演で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲8曲が3つクァルテットでそれぞれ担当を決めて演奏するというコンサートが行われていました。

僕の音楽仲間の友人がそのコンサートを聴いてコメントをくれたのでそれを参照しながら記したいと思います。

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ベートーヴェン 弦楽四重奏曲8曲演奏会

ベートーヴェンの16曲の弦楽四重奏曲から、初期のものを除いて選曲されたのが次の8曲でした。

第7番 ヘ長調「ラズモフスキー第1番」 Op. 59, No. 1
第8番 ホ短調「ラズモフスキー第2番」 Op. 59, No. 2
第9番 ハ長調「ラズモフスキー第3番」 Op. 59, No. 3
第12番 変ホ長調 Op. 127
第13番 変ロ長調 Op. 130
第14番 嬰ハ短調 Op. 131
第15番 イ短調 Op. 132
第16番 ヘ長調 Op. 135

それを3つの弦楽四重奏団が演奏したのです。
第7番から9番のラズモフスキー・シリーズは、クァルテット・エクセルシオ。
第12番と13番は、古典四重奏団。
第14番から16番が、クァルテット・インテグラ。

クァルテット・エクセルシオは、1994年に当時桐朋学園の学生だったメンバーが結成。今年結成30年というベテランで、年齢も50歳前後と思います。

古典四重奏団は、1986年に東京藝大の学生および大学院修了生によって結成されたということで多分メンバーは60代と思われるので、エクセルシオに比べ一世代上という感じです。

クァルテット・インテグラは、2015年に当時桐朋学園在学中のメンバーで結成されましたので、30歳になるかならないかという世代。
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演奏スタイルの変遷が楽しめたコンサート

現在60代半ばの僕は、世代的には古典四重奏団に一番近いわけで、友人のレビューでもオールドファッションのスタイルで、第1ヴァイオリンが旋律を奏で、他の3人が伴奏というスタイルだったそうです。

一方、エクセルシオとインテグラは4名の奏者が対等というスタイル。
特にインテグラは、第2ヴァイオリン奏者が、主導権を持って引っ張っていたようで、一度曲を解体し、再構築したような印象で、いつも聴くベートーヴェンとは違った全く新しい響きを聴いたそうです。

友人はそれを好意的に受取ったようですが、中には耐えられず、2曲目からは席を立った観客もいたそうです。

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音楽は、詰まるところ趣味の世界で自分の趣向が優先するわけで、好まぬ演奏は別に聴く必要はないのです。しかし、それは狭量とも言えることでもったいないとも思います。なぜなら、それはみすみす新しい発見を自分から放棄しているとも言えるからです。

今朝は、クァルテット・エクセルシオの演奏によるラズモフスキー第1番から第2番を聴きました。まさに中庸の美と申しますか、友人も記していますが、繊細さと鋭さを併せ持ち安定感溢れる演奏で、その響きに身を委ねることが出来ました。

素晴らしい弦楽四重奏団を紹介してくれた友人に感謝です。
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クァルテット・エクセルシオ ベートーヴェン ラズモフスキー第1番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調「ラズモフスキー第1番」 Op. 59, No. 1
String Quartet No. 7 in F Major, Op. 59, No. 1, “Rasumovsky”

1.(11:13) I. Allegro
2.(09:36) II. Allegretto vivace e sempre scherzando
3.(13:19) III. Adagio molto e mesto –
4.(08:41) IV. Theme russe: Allegro
total(42:49)

クァルテット・エクセルシオ – Quartet Excelsior
録音: 25-26 December 2014, Kanagawa Prefectual Sagami-ko Exchange Center, Japan

ベートーヴェン:『ラズモフスキー』全3曲 クァルテット・エクセルシオ

ベートーヴェン絶頂期の最大傑作といわれる「ラズモフスキー」第1番~第3番の全3曲。結成以来、幾度となく演奏を重ねてきた弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオが、活動20年(2016年時)を経て満を持して世に問う話題作。待望のCD化!



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