こんにちは。
ともやんです。
僕の楽しみのひとつに中古CD店巡りというものがあります。
目的の中古CDがあれば、Amazonなどでチェックしたすることもありますが、意外な出会いというか、掘り出し物を見つけることもあるので、実際にお店に行って、探す、いや出会う楽しみは格別です。
そして、これは探そうと思うとダメなのです。
掘り出し物とは、出会うものなのです。
今日は、先日新宿のディスクユニオンで出会ったシューリヒトのベートーヴェンの交響曲集からのご案内です。
シューリヒト&ウィーンフィル ベートーヴェン交響曲第7番
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第7番 イ長調 作品92
カール・シューリヒト指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
第1楽章:Poco sostenuto-vivace 11:37
第2楽章:Allegretto 08:04
第3楽章:Presto 07:29
第4楽章:Allegro con brio 06:52
1956年12月10日ライヴ
この演奏が収録されているCDは、ジャケットを見ると2003年にクロアチアのMetoromusicaというレーベルから出ているもので、
1949年から1963年のシューリヒトのベートーヴェンの交響曲の演奏を集めたもので、第8番がないのと、バックハウスとの協演の”皇帝”が収録されています。
新宿のディスクユニオンで購入したもので、曲ごとに聴いています。
さて、期待しないところで名演・名盤に出会うほど嬉しいことはありません。
シューリヒトのベートーヴェン交響曲第7番
シューリヒトとウィーンフィルとの交響曲第7番がいいのです。
この曲が収録されているCDは、第6番”田園”とセットになっています。
“田園”の方は、福島章恭氏著「交響曲CD 絶対の名盤」で触れていますが、この第7番については、取り上げている記述に触れてことがありませんでした。
“田園”の方のオーケストラは、シュツットガルト放送響で、僕は、”田園”、”第7番”と続けてい聴いていてオーケストラの響きが変わったので、ん!?とジャケットを見直すとウィーンフィルとありました。
やっぱり!明らかに響きが違うのです。
ウィーンフィルの方が明らかに香り、コクが良いのです。
なんと表現したいいのでしょうか。
シューリヒト&ウィーンフィルの得も言えぬチャーミングな響き
シューリヒトとウィーンフィルの響きは、なんと表現したらいいのでしょうか?
いまから60年以上前の56年の録音。
実況録音でしかもモノラル。
マイクの位置の関係か、木管楽器が前面に出ていて、奏者の息遣いまで分かるくらいです。
それが幸いしたというか、全体的にチャーミングで格調が高い印象が前面に出ています。
どこにも激しいとこはありません。気負ったところもありません。
全体はチャーミングさと優しさと潤いと豊潤さに溢れています。
こんな豊かな演奏はそうないのではないでしょうか。
僕は掘り出し物名演に出会えた嬉しさで満足した1枚でした。
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