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カラヤン オネゲル 交響曲第2番&第3番 SACD化

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こんにちは、
ともやんです。

カラヤン&ベルリンフィルの全盛の期間とも言える、1969年に録音された、アルテュール・オネゲル(1892-1955)の交響曲第2番と第3番が、SACD化されます。
今月末にリリース予定です。

それに先立ち、以前出ている録音を聴いてみました。

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オネゲルについて

オネゲルは、フランスに生まれ、パリに没している。しかもフランスの現代音楽を代表する「六人組」の一人でもあるので、フランス人かと思うが、両親はスイス人で彼の国籍もスイスだった。

陸続きのヨーロッパ諸国では、そのあたりはあまり重要でないのかもしれない。
僕は会社員時代、何度かベルギーのアントワープを訪れたが、レストランのメニューは4ヵ国語で書かれ、現地の人もネイティブのフラマン語以外にもフランス語、ドイツ語、そして英語なども話せる。
中にはイタリア語、スペイン語なども話せる人もいるので、それは教育というよりも環境がそうさせるのだろう。

だからオネゲルの作品もはじめはドビュッシー、そして後にフロラン・シュミットの影響を受けているが、少年期からベートーヴェン、ブラームスを敬愛し、ワーグナー、R・シュトラウス、シェーンベルクなどのドイツ音楽の影響も受けている。

だから作品を聴いていても、フランス音楽の柔らかさよりもドイツ的な堅固さを感じたりもする。

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カラヤン&ベルリン・フィルのオネゲル交響曲

オネゲルは交響曲を5つ残しているのが、カラヤンは、その中から第2番と第3番を録音している。1969年の録音というからまさにカラヤン&ベルリン・フィルのコンビの全盛期というべき時期。
個人的には、カラヤンの颯爽として演奏が好きだが、それもせいぜい70年代初頭位までで、それ以降は聴いてもあまり感動しない。響きは豪奢で華麗だが、なにか厚化粧的で、重くてたるい感じを受けるのだ。

でも、この1969年の録音を久し振りに聴いて、ベルリンフィルの響きも鋭く、圧倒される感じで、カラヤンの好調さも伺えるのだ。
なるほどわざわざSACD化して再発売される理由も分かる。

なお、この録音の10数年後の80年代前半にシャルル・デュトワ指揮バイエルン放送響の全集録音があり、それがオネゲルの交響曲全集の決定盤のようです。

今回、カラヤンの録音でオネゲルの素晴らしさを知ったこともあり、デュトワの録音を早速聴いて改めてレビューしたいと思います。

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カラヤン オネゲル 交響曲第2番&第3番

アルテュール・オネゲル – Arthur Honegger (1892-1955)
交響曲第2番「弦楽のための交響曲」
Symphony No. 2, “Symphonie pour cordes”

1.(09:20) I. Molto moderato – Allegro
2.(07:35) II. Adagio mesto
3.(05:22) III. Vivace non troppo
total(22:17)

———————–

交響曲第3番「典礼風」
Symphony No. 3, “Liturgique”

4.(06:32) I. Dies Irae: Allegro marcato
5.(11:28) II. De profundis clamavi: Adagio
6.(10:25) III. Dona nobis pacem: Andante
total(28:25)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音(第2番): August 1969, Franzosische Kirche, St. Moritz, Switzerland
録音(第3番): September 1969, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany

オネゲル:交響曲第2番・第3番≪典礼風≫ [SACD[SHM仕様]]

交響曲第2番は、戦争中・戦争直後の空気感がダイレクトに反映されており、任意パートである第3楽章のトランペットのパートは、録音当時のベルリン・フィルのトランペット奏者フリッツ・ヴェゼニックによって演奏されています。

また、交響曲第3番は、普遍的な広がりを感じさせつつ、宗教的な雰囲気が込められており、両作品ともに高い集中力と緊張感で表現された見事な演奏は、両作品の屈指の録音として永く親しまれており、今回、初のSA-CD~SHM仕様でのリリースとなります。



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