こんにちは。
ともやんです。
ドヴォルザークの交響曲というと、誰でもが知っている第9番”新世界より”です。
でも、第8番も根強い人気を持っています。
なにを隠そう、僕は断然第8番が好きです。
何と言っても親しみやすいメロディーの宝庫です。
特に第3楽章の哀愁を帯びたメロディーが素晴らしく、しかも同じ哀愁のメロディーを得意といたブラームスに比べ、湿っぽくないのがいいです。
名盤も数多くありますが、僕が聴いておすすめをご案内します。
クーベリック ドヴォルザーク交響曲第8番
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163
1.(09:57) I. Allegro con brio
2.(10:19) II. Adagio
3.(06:39) III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(08:04) IV. Allegro ma non troppo
total(34:59)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ラファエル・クーベリック – Rafael Kubelik (指揮)
録音: June 1966, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany
チェコ出身のクーベリックが、祖国の作曲家ドヴォルザークの交響曲全集は、グラモフォンのベルリンフィルとのものが唯一です。
第8番が、一番早く66年の録音です。カラヤン時代のベルリンフィルの鉄壁のアンサンブルと怒涛のサウンドに、情念を注入した名演です。
ジョージ・セル ドヴォルザーク交響曲第8番
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163
1.(10:52) I. Allegro con brio
2.(10:37) II. Adagio
3.(06:41) III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(09:31) IV. Allegro ma non troppo
total(37:41)
クリーヴランド管弦楽団 – Cleveland Orchestra
ジョージ・セル – George Szell (指揮)
ドヴォルザーク: 交響曲第8番「イギリス」 他(クラシック・マスターズ)
ジョージ・セルは、クリーヴランド管弦楽団を世界的なオーケストラに育て上げました。正確無比なアンサンブルから機械的な冷たい演奏と考えられがちですが、違います。
特にドヴォルザーク交響曲第8番は、熱い演奏の中に大らかが魅力的な演奏です。
カラヤン ドヴォルザーク交響曲第8番
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163
1.(09:50) I. Allegro con brio
2.(11:08) II. Adagio
3.(06:06) III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(09:35) IV. Allegro ma non troppo
total(36:39)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: October 1961, Sofiensaal, Vienna, Austria
モーツァルト:交響曲第40番・第41番/ドヴォルザーク:交響曲第8番
カラヤンは、グラモフォンにもウィーンフィルと録音していますが、これはデッカに録音したものです。
ウィーンフィルの伸びやかなサウンドとカラヤンのゴージャスな表現に圧倒される演奏です。
ただ、何度も聴きたいと思わないのが難点です。
ケルテス ドヴォルザーク交響曲第8番
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163
1.(10:05) I. Allegro con brio
2.(09:59) II. Adagio
3.(06:01) III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(09:01) IV. Allegro ma non troppo
total(35:06)
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
イシュトヴァン・ケルテス – Istvan Kertesz (指揮)
録音: February 1963, Studio, Kingsway Hall, London, United Kingdom
クーベリックの演奏から憑りつかれた情念を取り去ったような爽やかで素直な演奏です。こちらの方が万人向きでしょうか。
瑞々しくチャーミングな演奏で、個人的には一番好きな演奏です。
ブロムシュテット ドヴォルザーク交響曲第8番
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163
1.(09:50) I. Allegro con brio
2.(10:58) II. Adagio
3.(06:34) III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(10:08) IV. Allegro ma non troppo
total(37:30)
シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
ヘルベルト・ブロムシュテット – Herbert Blomstedt (指揮)
ドヴォルザーク:交響曲 第8番、シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調『未完成』
この曲から民族的な味わいを取り去り、純粋な音楽として取り組んだ名演。
折り目正しく、格調高い演奏は流石です。
最後に
毎日毎日、クラシック音楽を聴いていてどの曲にも愛と敬意を感じるます。
難解な曲に出会うと出来るだけその曲の良いところを探して、愛と敬意を感じる箇所を探します。
ただ、中には聴いた瞬間に好きになってしまう曲があります。
ドヴォルザークの第8番を初めて聴いたのが、もう40数年前の中学生の時ですが、それからずっとこの曲は好きです。
今回5つの演奏だけ紹介しましたが、まだまだ紹介したい名演がたくさんあります。
改めてご案内して行きたいと思います。
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