こんにちは、
ともやんです。
僕は、クラシック音楽ファンを50年近く続けています。
かと言って、いろんなジャンルに精通しているかと言うとそうではありません。
オペラや声楽関係は弱いです。
逆に好きなのは、交響曲を中心とする管弦楽で、好きな作曲家は、バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンからマーラー、リヒャルト・シュトラウスに至るドイツロマン派の作曲家たちです。
だから必然的にそれらの曲を演奏する指揮者やオーケストラに興味を持つようになりました。
オイゲン・ヨッフムに捧げる言葉
どこの世界でもいますが、確かな実力を持ちながらスターとして扱われない人がいます。
そういう人を玄人受けするなどといいます。
オイゲン・ヨッフムは、まさにそんな指揮者だったのではないかと思います。
そして特に彼の経歴を見ていると、多くのオーケストラの楽団員に愛されたと方だというのがわかります。
ヨッフムの演奏は、刺激的でも衝撃的でも劇的でもあります。
当たり前のことを誠実に心を込めて再現してしています。
だから一聴した場合、もう少し激しさが欲しい、もう少し起伏が欲しい、と感じることもあります。
でもそれは探すためにまた聴いてしまうのです。
そして聴けば聴くほど、味わいが出てきます。
ヨッフムほど、聴いた後で温かい気持ちになる指揮者はいません。
ヨッフム&ベルリンフィル ブルックナー交響曲第1番
アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第1番 ハ短調 WAB 101 (1877年リンツ稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 1 in C Minor, WAB 101 (1877 Linz version, ed. L. Nowak)
1.(12:39) I. Allegro
2.(12:34) II. Adagio
3.(08:54) III. Scherzo: Schnell
4.(13:12) IV. Finale: Bewegt, feurig
total(47:19)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
オイゲン・ヨッフム – Eugen Jochum (指揮)
【CD】 ブルックナー: 交響曲全集 オイゲン・ヨッフム 、 バイエルン放送交響楽団 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ここで評論家宇野功芳氏のコメントを紹介します。
宇野氏は、歯に衣着せぬ辛口の評論家で有名でしたが、ヨッフム&ベルリンフィルによるブルックナーの交響曲第1番については、絶賛しています。
“ヨッフムは、ブルックナーを最も得意なレパートリーにしていた。
この「第一」は最高のすばらしさで、曲の魅力を百パーセント音化することに成功している。”
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