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ジュリーニ ベートーヴェン”運命”&シューマン”ライン”

こんにちは、
ともやんです。

カルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005)は、1978年にロサンジェルス・フィルハーモニック(LAPO)の音楽監督に歓迎の下迎えられ、ジュリーニ自身も「創立78年の若いオーケストラ」を育成するという情熱に燃え、ジュリーニ自身も若返ったかのように活動を始めました。

レコーディングも積極的に行われるようになりました。

その中でも個人的に異色の名演と感じたのが、ベートーヴェン交響曲第5番”運命”とシューマン交響曲第3番”ライン”でした。

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ジュリーニ ベートーヴェン”運命”&シューマン”ライン”について

ジュリーニは、LAPOとベートーヴェンの交響曲を3曲録音しています。このブログでも取り上げていますが、第3番”英雄”と第6番”田園”です。

両曲ともじっくりとして遅めのテンポで、落ち着いた精緻な演奏を展開しています。
しかし、第5番”運命”は、あれって思うほど違ったアプローチで異色の演奏です。

まず、テンポ感。
第1楽章は、速いです。演奏時間も7分21秒に駆け抜けています。
しかも充実しています。いつもながら内声部の充実度は高いです。

第2楽章は、”英雄”や”田園”でみせたゆとりあるテンポで精緻な演奏を展開しています。
第3楽章と終楽章は、中庸のテンポで、この曲の持つ俗なイメージを払拭して、純音楽としての構成美を表現しています。

シューマンの”ライン”は、より格調Tと表現力の高い演奏です。
第1楽章の開始から少したっていきなり度肝を抜かれます。ホルンが裏旋律を朗々と奏でるのです。
えっ!?こんなホルンのこんなフレーズってあったっけ?
全体的にも主旋律より内声部の旋律が明瞭に聴こえ、それが聴きなれたこの曲に新鮮な魅力を感じさせてくれました。

もう40年前の演奏ですが、初めて聴いた僕には、この”ライン”の新しい魅力を教えてくれた名演です。

ジュリーニ ベートーヴェン交響曲第5番”運命”&シューマン交響曲第3番”ライン”

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(07:21) I. Allegro con brio
2.(11:21) II. Andante con moto
3.(05:34) III. Allegro –
4.(12:02) IV. Allegro
total(36:18)

ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 – Los Angeles Philharmonic Orchestra
カルロ・マリア・ジュリーニ – Carlo Maria Giulini (指揮)
録音:1981年11月
——————————

ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第3番 変ホ長調 「ライン」 Op. 97
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 97, “Rhenish”

1.(10:39) I. Lebhaft
2.(06:26) II. Scherzo: Sehr massig
3.(05:30) III. Nicht schnell
4.(05:31) IV. Feierlich
5.(05:49) V. Lebhaft
total(33:55)

ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 – Los Angeles Philharmonic Orchestra
カルロ・マリア・ジュリーニ – Carlo Maria Giulini (指揮)
録音:1980年12月

ベートーヴェン:交響曲第5番≪運命≫ シューマン:交響曲第3番≪ライン≫ カルロ・マリア・ジュリーニ ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団

指揮者カルロ・マリア・ジュリーニの生誕100年(2014年時)記念盤。本作は、ジュリーニが1978年から1984年まで音楽監督を務めたロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団との名演揃いの録音の中から、ロス・フィルを見事に統率した密度の濃い演奏を展開する≪運命≫≪ライン≫を収めたアルバム。1981年11月、1980年12月ロサンゼルスにて録音。



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