カラヤンの名盤ブラームスの交響曲第1番演奏スタイルの変遷

シューマン
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こんにちは、
ともやんです。

変な表現だが、とってもまともな演奏です。
多分、カラヤン&ベルリン・フィルの演奏だということを知らないで聴いたとしたら、ドイツの伝統のある名門をオケ、例えばライプツィヒ・ゲヴァントハウス管とかシュターツカペレ・ドレスデンを振った実力派の指揮者の演奏だと答えるだろう。

しかも外連味のない正攻法な演奏にかなり好感を持つと思う。
そんな充実した演奏なのです。

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カラヤンの名盤 60年代は名演の宝庫

カラヤンは好きですか?と質問されたら、少し考えて、好きです、と答えると思います。
ただ多分条件を付けると思います。

それは1960年代までのカラヤンならと。
せいぜい1970年初頭位までのカラヤンの演奏録音を聴くのは好きです、と答えるでしょう。

フルトヴェングラーの死後、予定されていたベルリン・フィルとのアメリカツアーを成功させ、首席指揮者として活動を始めたのが1955年から。

個人的に録音を聴く限り、それから約15年ほどが一番音楽的に充実していたように感じます。
カラヤンが50歳前から60代半ばにかけての時期。
カラヤン自身も心身が最も充実していた時期かもしれません。

そしてこの充実期以降は、なんか人工美的な音楽に変わって行ったように感じるのです。
あくまで僕の印象ですが。

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カラヤンの名盤 ブラームス&シューマン交響曲第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(13:53) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:17) II. Andante sostenuto
3.(04:55) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(17:55) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(46:00)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音:1963年10月

———————-

ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第1番 変ロ長調 「春」 Op. 38
Symphony No. 1 in B-Flat Major, Op. 38, “Spring”

5.(10:54) I. Andante un poco maestoso – Allegro molto vivace
6.(06:19) II. Larghetto
7.(05:52) III. Scherzo: Molto vivace
8.(07:27) IV. Allegro animato e grazioso
total(30:32)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: February 1971, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany

ヘルベルト・フォン・カラヤン 、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラームス:交響曲第1番 シューマン:交響曲第1番≪春≫

カラヤンはベルリン・フィルとともに、生涯に3回ブラームスの交響曲を全曲録音しました。

その最初にあたる、1963年録音の交響曲第1番は、人工美を極めた1970年代、重厚でゆったりとした1980年代の演奏よりも音楽の自然な流れが感じられ、瑞々しい生命力に満たされています。

カップリングされたシューマンの交響曲第1番はカラヤンとベルリン・フィルの全盛期とも言える1971年の録音で、スポーツカーのような疾走感を持ったエネルギッシュな演奏です。

カラヤンの名盤 ブラームスの第1番の変遷

カラヤンは、ブラームスの交響曲第1番を得意とし、定期的に名演の録音を残しています。
手兵ベルリンフィルとは、63年の録音を筆頭に、70年代、80年代とそれぞれ残しています。

それぞれ間隔が10年前後以上おいていてるので、カラヤンの演奏の傾向の違いがわかります。

また若き日のフィルハーモニア管との録音、壮年期のウィーン・フィルとも録音も素晴らしいです。

ぜひカラヤンの芸術をしる上で興味深いので、ぜひ聴き比べてみてはいかがでしょうか。

カラヤン&ベルリンフィル 2回目全集

ヘルベルト・フォン・カラヤン 、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラームス: 交響曲全集1977~78年

カラヤンがベルリン・フィルを自在に操って聴かせるブラームス。このコンビ2度目の全集録音で、彼らの黄金時代ともいうべき時期の録音だけに、カラヤンの巨匠性が強烈に表現された、堂々たる演奏になっています。

カラヤン&ベルリンフィル 3回目全集

ヘルベルト・フォン・カラヤン ブラームス:交響曲全集1977-88

壮麗な音の輝き、活力と精力が漲るカラヤンの熱いブラームス
カラヤンはドイツ・グラモフォンにブラームスの交響曲全集を3回録音しました。

それらの中でも屈指の名盤と言われるのが、88年10月の録音です。

カラヤンが求めた究極のブラームス像がベルリン・フィルの彫琢された素晴らしい響きにより実現された名演です。

第4番は、カラヤンが大変気に入っていたという77年の録音を収録。
第1番(87年1月)第2番(86年6月)第3番(88年10月)第4番(77年)

カラヤン&ウィーンフィル 壮年期の名演

ヘルベルト・フォン・カラヤン 、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラームス: 交響曲第1番、悲劇的序曲<タワーレコード限定>

壮年期のカラヤン&ウィーン・フィルの絶妙な名演を世界初SA-CD化!当時の充実した響きを捉えたDECCAの優秀録音。

カラヤン生誕110年記念リリース!オリジナル・アナログ・マスターから本国で新規マスタリング



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