こんにちは、
ともやんです。
僕が所属するコミュニティの音楽同好会では、指揮者秋山和慶さんに関する重要なお知らせを聞いて、メンバーそれぞれが思いを寄せてくれました。
それを元に記事を書こうと思って作成していましたが、残念ながらその間に訃報が届きました。
2025年1月26日に肺炎のため帰らぬ人となりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
指揮者秋山和慶に関する重要なお知らせ
それはくーこさんからのお知らせからでした。

悲しいお知らせです。 (ご存知ない方、ごめんなさい)

残念です。正月に怪我をされたとネットでみました。私は1年前に大阪で聞いたのが、最後でした。

大阪…お元気で日本各地に飛び回って演奏されてましたよね。 私は聴いたのは60年指揮者生活のコンサートが最後で、12/18,22は第九を歌わせて頂きました。こんな形で最後となるのがとても残念です。

残念です 東京交響楽団、バンクーバ交響楽団を指揮された公演を聴いたことあります!指揮テクニックが抜群で見ているだけでも惚れ惚れしてしまいました。

バンクーバー交響楽団、秋山先生が国外のオケを指揮されているの聴いた事がなく、羨ましいです。ほんと、テクニック抜群ですよね。

実は関西にこられた時は極力聞きに行っていました。日本センチュリー響やN響地方公演でした。どれも素晴らしい演奏で、オケが尊敬して演奏しているのがよくわかりました。。。

くーこさん、ご連絡ありがとうございます。 怪我をされて回復を願っていましたが、残念です。 昨年9月のブルックナーが最後でした。 2000年12月24日に洗足学園の前田ホールで、秋山さん指揮の東響とヘンデルのメサイヤを歌ったのが、いい思い出です。
広島交響楽団とのベートーヴェン交響曲全集を愛聴しています

くーこさん、 ご連絡ありがとうございます。 残念です。聴きに行こうと思いつつ、なかなか聴きに行けなかったのですが、永久に聴けなくなってしましました。。。行っておけばよかった。。。
秋山和慶の名盤 広島交響楽団とのベートーヴェン
秋山さんの引退は、まさに突然でした。
コバケンさんと同い年だと思うとまだまだ現役で活躍できたのにと思わずにはいられません。
くーこさんから報告の翌日もえびさんが次のメッセージを送って来てくれました。

おはようございます。
秋山さんの引退はショックで、年齢的にはコバケンさんと同学年(コバケンさん40年4月生)秋山さん(41年1月生)で、昨年末にコバケンさんがベートーヴェンの全交響曲を一人振った姿を見た僕には、秋山さんも怪我がなければもっともっと出来たのにと思うと本当に残念です。
秋山さんのタクトで2000年にメサイヤを歌ったことはいい思い出ですが、僕はその前のリハーサルの時の光景が強く記憶に残っています。
東響の大久保の練習場に行った時、合唱団のスペースがなくてオケのすぐ後ろの空いたスペースでぎゅうぎゅうになって歌った記憶があります。僕はコントラバスのすぐ後ろでしたが、かえってその臨場感に圧倒されました。
秋山さんは、当時から髪は真っ白で穏やかな口調で的確な指示をだされる姿に惚れ惚れしたものです。
指揮者は熱くなる人が多いという印象でしたが、こんな紳士もいるんだと感動しました

えびさんが愛聴していると秋山さんと広島交響楽団とのベートーヴェンの交響曲全集を聴きました。

どうでした?いいでしょう?

いやー、感動しました。
僕がいままで聴いたベートーヴェンの交響曲全集の中では、もっとも端正で穏やかな演奏だと思います。
でも決してたいくつな演奏ではなく80歳とは思えない活力に溢れています。
非常に充実した演奏だと思いました。

本当にそうですね。
テンポはやや遅めで、とても悠然とした演奏で小細工もないです。
演出めいたものはほとんどないし、ただただ誠実に音楽を奏でていくという感じでしたね。

僕はベートーヴェンの交響曲では第3番「英雄」が好きで、いろんな指揮者で聴き比べるのが好きなんです。
秋山さんの広島響との全集では、特にこの「英雄」は、覇気が漲っていて素晴らしいです。
2024年年末のコバケンさんの「英雄」も素晴らしかったけど、それと肩を並べる名演だと思います。
まさにコバケンさんと秋山さんは日本音楽界の宝だと思います。
秋山和慶 、広島交響楽団 ベートーヴェン: 交響曲全集管 弦楽曲集
ベートーヴェン交響曲全集
終身名誉指揮者を務め固い絆で結ばれている広島交響楽団とのベートーヴェン・シリーズ演奏会をCD化。
珍しい曲目も収録していることも要注目。
まとめ
このブログ記事を書いている途中に秋山さんの訃報を知りました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
昨年2月に小澤征爾さんが亡くなりましたが、まさか1年後に後輩の秋山さんも逝ってしまわれるなんて。
結局、秋山さんのコンサートは、今年9月の1度きりでした。
だから25年前の秋山さん指揮の東京交響楽団と共演したヘンデルのメサイアは、貴重な体験となったわけです。
これからも秋山さんの残された多くの録音を出来るだけたくさん聴いて名指揮者秋山和慶さんを偲んでいきたいと思います。
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