アレクサンドル・ティトフは、
1954年ロシアのサンクトペテルブルク生まれの指揮者。
今年64歳。
1990年から1994年にかけて、
ロジェストヴェンスキー、
ロストロポーヴィチの助手を務め研鑽を積み、
2007年から2013年まで
サンクトペテルブルク国立アカデミー交響楽団の
首席指揮者を務めました。
またサンクトペテルブルク音楽院の
教授も務めています。
2005年にロシア連邦功労芸術家の称号を授与されるなど、
まさにロシアの実力者指揮者なのです。
そんなティトフ指揮ベートーヴェンが、
格調高く素敵なんですね。
アレクサンドル・ティトフのベートーヴェン交響曲第7番
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第7番イ長調作品92
ⅠPoco sostenute-vivace
ⅡAllegretto
ⅢPresto
ⅣAllegro
録音:1999年12月スタジオ
アレクサンドル・ティトフ指揮
トビリシ交響楽団
アレクサンドル・ティトフは、今年64歳。
サンクトペテルブルク音楽院の教授を務めているそうで、
演奏からも知的な紳士然とした風貌が思い浮かびます。
実際の顔は知りませんが。。。
第7交響曲は、第1楽章の出だしから、
その格調の高さと澄み切った響きが素晴らしいです。
とかく力を入れたくなりそうなこの曲ですが、
常に7分から8分の力で、音楽は自然な響きで進んでいきます。
さすがに終楽章は、鋭さが出てきますが、
どこにも絶叫することがない、
慎ましさも併せ持っています。
ロシアでは、それなりに著名な指揮者かもしれませんが、
日本ではほとんど無名と思います。
しかし、そんな指揮者が、
こんな素敵な演奏を録音しているのですから、
世界は広いですね。
こんな発見があるから、
クラシック音楽を聴くのをやめられません!
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