モーツァルトの死を言葉と音楽で描くホーネックのレクイエム

モーツァルト
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こんにちは、
ともやんです。

5月26日から約1週間の予定でザルツブルクとライプツィヒに行きます。
目的は、それぞれの地のコンサートで合唱団の一員として歌うことです。

海外で音楽に関連する都市などで、合唱付きのコンサートを企画して募集するという旅行会社があって、以前いた合唱団を通じて話があり、申し込みました。

今回は、ザルツブルクで『モーツァルトのレクイエム』、ライプツィヒで『J.S.バッハのロ短調ミサ』を歌います。

そのため最近は、モーツァルトのレクイエムのCDをいくつか聴いてきたのですが、興味深いCDを見つけました。

今回はそのCDのついて記したいと思います。

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モーツァルトのレクイエムを言葉と音楽で表現

ここ10年来、いくつかの合唱団でバッハの『マタイ受難曲』や『ロ短調ミサ』、ベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』など、名だたる宗教曲を歌ってきました。

これらはいずれも演奏時間が2時間を超え、楽譜も200ページを超える大曲ばかり。
手に持つだけでずっしりと重く、長時間の練習では手も疲れてくるほどです。

ところが、今回歌う『モーツァルトのレクイエム』の楽譜を手にしたとき、その「薄さ」に驚かされました。
ベーレンライター版で約80ページ。

この薄さの中に、モーツァルトが死の間際に振り絞った「命の炎」が凝縮されている…..

そう思うと、改めてこの作品の底知れぬ魅力を感じずにはいられません。

未完ゆえに評価が分かれることもありますが、歌っていると、揺れ動く感情がダイレクトに伝わってきて、僕は大好きです

通常の演奏では、当然楽曲の演奏だけだと思います。
中には、解説をする場合もあるかもしれませんが。

そんな中、面白い企画のライブ演奏盤を聴きました。

モーツァルトのレクイエムは「モツレク」!?

レクイエムは、死者のためのミサ曲です。
だからレクイエムと言えば、誰の?となるわけです。

よく三大レクイエムと言われます。
モーツァルト、ヴェルディ、フォーレの作品を指します。
ただ、中には故宇野功芳氏のように、モーツァルトは未完だから、その代わりにブラームスの『ドイツ・レクイエム』を入れたいという人もいます。

さて、モーツァルトのレクイエムは、音楽仲間の間では親しみを込めて『モツレク』と呼んだりします。

それに合わせてヴェルディのレクイエムは、「ヴェルレク」という人もいます。

マンフレート・ホーネックのモツレク

そんな折、非常に興味深いCDに出会いました。マンフレート・ホーネック指揮、ピッツバーグ交響楽団によるライブ盤です。

このアルバムの最大の特徴は、音楽の合間に「朗読」が挿入されている点です。
タイトルは『レクイエム:言葉と音楽によるモーツァルトの死』

冒頭、教会の鐘が3つ鳴り響く演出には、思わずジョン・レノンの『マザー』を連想してしまいました。

演奏は洗練された美しさというより、もっと「生々しい」ものです。
モーツァルトが死を意識しながら、命を削って筆を進めていた光景が目に浮かぶような、凄まじいリアリティがあります。

特筆すべきは、ナレーターとして俳優のF・マーリー・エイブラハムが参加していること。
映画『アマデウス』でサリエリを演じた彼が、モーツァルトの手紙などを朗読する……。

このキャスティングだけでも、ファンにはたまらない演出ですよね。

モーツァルトのレクイエムは、たくさんのCDが出ていますが、新たなる感動を呼び起こす演奏であり名盤だと僕は思います。

マンフレート・ホーネックのCD

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
レクイエム ニ短調 K. 626
Requiem in D Minor, K. 626 (excerpts)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
カトリオーナ・モリソン – Catriona Morison (メゾ・ソプラノ)
ジャニーヌ・ド・ビケ – Jeanine De Bique (ソプラノ)
タレク・ナズミ – Tareq Nazmi (バリトン)
ベンジャミン・ブリス – Benjamin Bliss (テノール)
ピッツバーグ・メンデルスゾーン合唱団 – Mendelssohn Choir of Pittsburgh
ピッツバーグ交響楽団 – Pittsburgh Symphony Orchestra
マンフレート・ホーネック – Manfred Honeck (指揮)
録音: 17-19 March 2023, Live recording, Heinz Hall for the Performing Arts, Pittsburgh, Pennsylvania, USA

レクイエム: 言葉と音楽によるモーツァルトの死

映画『アマデウス』でサリエリを演じた名優のF・マーリー・エイブラハムの朗読も素晴らしいです。

でもそれより僕がもっと感動したのは、エンディングです。

モーツァルトの自らが書いた「ラクリモーサ」部分だけを演奏。

その後に静かに奏でられるのが『アヴェ・ベルム・コルプス』

最後は、鐘の音で静かに終わる。
その感動をぜひ味わって頂きたいです。

慰めと希望を奏でる、ホーネックの《レクイエム》
特別な《レクイエム》の誕生
Reference Recordingsより、マンフレート・ホーネック指揮、ピッツバーグ交響楽団によるモーツァルト《レクイエム》の特別な解釈を収録したアルバムが登場。音楽と朗読を融合させた劇的な構成《レクイエム:言葉と音楽によるモーツァルトの死》が特徴です。
F・マーリー・エイブラハムの参加
アカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞した俳優F・マーリー・エイブラハムがナレーターとして参加。映画『アマデウス』でサリエリ役を演じた彼は、近年では『Homeland』や『ホワイト・ロータス』などでも高い評価を受けています。
音楽と物語の融合
この作品には、《レクイエム》全曲に加え、《アヴェ・ヴェルム・コルプス》《フリーメイソンの葬送音楽》などを収録。グレゴリオ聖歌、死の鐘、モーツァルトの手紙朗読、詩人ネリー・ザックスの詩などが挿入され、死と希望をテーマにした深い物語性を持つ構成となっています。ホーネックは10年以上前にこの構成を考案し、2012年にハインツホール、2014年にはカーネギーホールで上演され、伝統と革新が融合した彼の解釈は、大きな反響を呼びました。
ピッツバーグ交響楽団と「Pittsburgh Live!」シリーズ
ピッツバーグ交響楽団は130年の歴史を持ち、世界的な評価を受けるオーケストラ。音楽監督ホーネックのもと、地域社会とのつながりを大切にしながら、革新的な作品にも挑戦しています。このアルバムは、グラミー賞受賞歴を持つ「PittsburghLive!」シリーズの第16作目。録音・制作はSoundmirror社が担当し、同社は140以上のグラミー賞ノミネート・受賞歴を誇ります。
REFERENCE RECORDINGS
タワーレコードオンラインショップの商品説明より

まとめ

2024年6月には、ウィーンでベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』、ブルックナーの生地リンツのサンクトフローリアン修道院でも歌いました。
最後にザルツブルクも寄りましたが観光だけでした。

今回は、モーツァルトの生地ザルツブルクで『レクイエム』、そしてJ.S.バッハとゆかりの深い、しかもバッハが働いていたトーマス教会で『ロ短調ミサ』を歌うという貴重な体験を予定しています。

昨年もニューヨーク合唱祭に出演してカーネギーホールで歌いました。
なんと3年連続で海外に行くことになりました。
しかも円安の折ですから、さすがにお金も掛かり、もう資金も底をつきます。

でも60代の元気なうちに出来ることはやっておこうという考えです。
だからしっかり楽しんで来たいと思います。

戻りましたが改めてレポートを書きたいと思います。



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