こんにちは、
ともやんです。
トスカニーニとモーツァルトというとあまりピンときませんが、イタリアのMEMORIES EXCELLENCEから3枚組でモーツァルトの主要交響曲6曲とハフナーのリハーサル風景を収録した興味深いCDが出ています。
早速聴いてみると録音はさすがに古いですが、どの曲も快速なテンポの中に感興の赴くまま、感情の起伏のように微妙なニュアンスを散りばめて実に暖かいモーツァルトを聴かせてくれるのです。
トスカニーニ モーツァルト交響曲選集
モーツァルト(1756-791)
交響曲 第29番 イ長調 K.201
交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
交響曲 第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
1944/9/3(29番)、1946/11/3(35番)、1939/2/4(38番)
Mozart: Symphony No.29, No.35, No.38-No.41, Rehearsal of Symphony No.35 アルトゥーロ・トスカニーニ 、 NBC交響楽団
3曲の中では録音も含めて第35番「ハフナー」が傑作です。
きりりと引き締まった演奏ですが、だから第2楽章の繊細さが余計浮き彫りになりトスカニーニもこんな優しい演奏するんだ、なんて思います。
第29番、第38番「プラハ」は録音が古いため響きは冴えませんが、
引き締まった筋肉質の演奏を聴かせてくれます。
3曲共に言えることは、緩徐楽章における優しさが、前後の楽章が快速テンポだったり、メヌエット楽章が素っ気なかったりとするので余計、その心安らぐ雰囲気がたまりません。
まとめ
僕はトスカニーニがいままで苦手でほとんどその録音を聴いてきませんでした。
理由としては、まず録音が古い。
演奏も曲や演奏に対する情熱は凄く感じるのですが、どの演奏を聴いても、まるで怒っているような印象を受けてあまり好きになれませんでした。
でもそれは録音のせいだったり、聴き手の僕の感じ方の問題だったりで、いま一番興味を感じている指揮者です。
快速テンポだから、ふと見せる弦楽器のカンタビーレやレガート、木管楽器のチャーミングさに魅せられてしまいます。
興味ある方はぜひ聴いてみてください。
↓
交響曲第29、35、38、39、40、41番 アルトゥーロ・トスカニーニ&NBC交響楽団(1937-1948)(リハーサル付)(3CD)
後期傑作の3曲は次にコメントします。
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