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ケッヘルの誕生日に聴く モーツァルト レクイエム

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こんにちは、
ともやんです。

今日1月14日は、ルートヴィヒ・フォン・ケッヘル(1800-1877)の誕生日。オーストリア・ニーダーエスターライヒ州のシュタインで生まれ。17世紀最後の年で、当時はハイドンは存命で、ベートーヴェンが難聴を抱えながらも飛躍しようとして頃。
そして後に大きくかかわるモーツァルトが他界して9年という時代でした。
今日は、このケッヘルについて記したいと思います。

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ケッヘル モーツァルト全作品目録を作った男

ケッヘルが編纂したモーツァルトの全作品目録は、、1761年に作曲された『クラヴィーアのためのメヌエット ト長調』から、絶筆の『レクイエム』までの626曲を作曲時代順に配列したものです。

譜例、小節数、自筆譜・写譜・出版譜の有無・保管先などのデータを記載しています。

各曲に通し番号をふっていたいましたが、これが現在のケッヘル番号となるのです。

年代順ですから、最後のレクイエムK.626に近づく番号ほど、生涯の終わりの方に作られたことがわかります。

ケッヘルが、この偉業を成してから170年以上経つ今日でも、モーツァルトの作品には、普通に表示されています。もしケッヘルがいなかったら、モーツァルトの作品は、散逸してしまっていたかもしれません。

ケッヘルは、1877年にウィーンで死去しましたが、追悼式では、モーツァルトの「レクイエム」が演奏されました。

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ヘルムート・コッホの演奏について

近年古楽器スタイルの演奏が主流となっていて、古くからのクラシックファンに取ってはそれを受け入れながらも多少の抵抗を感じている人もいるかもしれない。

実は、僕のその一人で、古楽器スタイルの演奏に新鮮さを感じながら、70年代まで慣れ親しんだオーソドックスな演奏に懐かしさを感じています。

ただ、オーソドックスという言葉も微妙で、正統的な意味から考えると古楽器スタイルの方が、当時の演奏を想定していてもしかしてそちらの方がオーソドックスではないか、なんて思わないではありません。

ただここでは古楽器演奏台頭前のスタイルとしておきましょう。
そういう意味では、コッホ指揮ベルリン放送響はまさにオーソドックスそのもので、ゆったりとしてテンポで滔々と流れる音楽に身も心も浸したくなります。

また細部にまで徹底的に神経を通わせているので、まさに心が籠った名演です。
久し振りに聴いた心に染み入るモーツァルトのレクイエムでした。

古楽器スタイルに慣れた耳にはむしろ新鮮に響くことでしょう。

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コッホ ベルリン放送響 モーツァルト レクイエム

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
レクイエム ニ短調 K. 626
Requiem in D Minor, K. 626

1.(09:28) Introit: Requiem aeternam – Kyrie eleison
2.(01:47) Sequence No. 1: Dies Irae (Chorus)
3.(04:22) Sequence No. 2: Tuba miram (Soprano, Mezzo-soprano, Tenor, Baritone)
4.(03:13) Sequence No. 3: Rex tremendae majestatis (Chorus)
5.(07:55) Sequence No. 4: Recordare, Jesu pie (Soprano, Mezzo-soprano, Tenor, Baritone)
6.(04:23) Sequence No. 5: Confutatis maledictis (Chorus)
7.(04:52) Sequence No. 6: Lacrimosa dies illa (Chorus)
8.(04:17) Offertory No. 1: Domine Jesu Christe (Chorus)
9.(04:47) Offertory No. 2: Hostias et preces (Chorus)
10.(01:23) Sanctus (Chorus)
11.(07:08) Benedictus (Soprano, Mezzo-soprano, Tenor, Baritone)
12.(10:59) Agnus Dei (Chorus)
total(64:34)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
ユッダ・ヴルピウス – Jutta Vulpius (ソプラノ)
ゲルハルト・プレンツロフ – Gertraud Prenzlow (アルト)
ロルフ・アプレック – Rolf Apreck (テノール)
テオ・アダム – Theo Adam (バス)
ベルリン放送合唱団のソリスト – Berlin Radio Chorus, soloists
ベルリン放送交響楽団 – Berlin Radio Symphony Orchestra (Radio-Sinfonie-Orchester Berlin)
ヘルムート・コッホ – Helmut Koch (指揮)

モーツァルト: レクイエム ヘルムート・コッホ ベルリン放送交響楽団

ヘルムート・コッホ[1908-1975]は、バロック音楽や合唱音楽を得意とした旧東ドイツの指揮者。ヘンデルの研究家としても有名で、様々な作品の紹介に務めました。

このモーツァルトのレクィエムは、コッホのオーソドックスなスタイルが、作品の魅力を自然に引き出した落ち着いた美しい演奏です。



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