メルマガ登録

ジョルジュ・プレートル ラストコンサート

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

フランスの指揮者ジョルジュ・プレートル(1924-2017)は、名前こそかなり以前から知っています。
しかし、オペラ指揮者というイメージが強く、僕はほとんど縁がなく過ごしてきました。
今日1月4日は、そんなプレートルの命日です。

プレートルの存在を強く意識したのが、宇野功芳氏の『ベートーヴェン不滅の音楽を聴く』という宇野氏の生涯最後と思われる著書を読んででした。

この本で、宇野氏はベートーヴェンの第九のおすすめCDとして、フルトヴェングラー、ラトル、アーベントロートに加え、プレートルのCDを推薦盤としてしていたことです。

何?プレートルが推薦盤?

それまでの宇野氏の第九の推薦盤としては、フルトヴェングラーのバイロイト盤は変わらずですが、バーンスタイン&ウィーンフィル、シュミット=イッセルシュテット&ウィーンフィル、朝比奈隆などを抑えてプレートルを挙げているのです。

ベートーヴェン 交響曲第9番 ジョルジュ・プレートル ウィーン交響楽団

宇野功芳推薦
ベートーヴェン: 交響曲 第9番「合唱」
ジョルジュ・プレートル(指揮)
ウィーン交響楽団、ウィーン楽友協会合唱団
キム・ベグリー(T)、ロベルト・ホル(Br)、
クラシミラ・ストヤノヴァ(S)、キャサリン・ゲルドナー(Ms)
録音:2006年5月30日 ムジークフェラインザール・ウィーン (ライヴ)

スポンサーリンク

プレートル 命日に聴く ラストコンサート

ジョルジュ・プレートルのプロフィール
1924年8月14日生まれ、仏・ノール県ワジエ出身の指揮者。8歳よりドゥエー音楽院、11歳よりパリ音楽院で学ぶ。トランペットから指揮へ転向し、指揮法をアンドレ・クリュイタンスらに師事。

46年にマルセイユ市立オペラにて指揮者デビュー。マルセイユ、リールなどのオペラ座指揮者を経て、70年にパリ国立オペラ座音楽監督に就任。国際的指揮者としてウィーン、ミラノ、ロンドンなどで活躍し、マリア・カラスとの共演で人気を博す。

96年よりシュトゥットガルト放送響の名誉指揮者に。2008、2010年にはウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを指揮。来日公演も果たす。2017年1月4日、タルン県で死去。92歳没。

コンサートのプログラムは、特別な大曲はありませんが、どの演奏も豊潤さと滋味あふれる名演で、「嗚呼、音楽って本当に素晴らしいな!」と思わずにはいられない名演集です。

コンサート当時、プレートルは91歳。聴衆の敬愛溢れる拍手と掛け声が、より感動を増してくれます。

「天国と地獄」のカンカンでは、聴衆も一緒に拍手するなど大盛り上がりで、聴いているとこみ上げてくるものがあります。

ぜひ、聴いて欲しいCDです。

スポンサーリンク

ジョルジュ・プレートル ラスト・コンサート・アット・ラ・スカラ

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
劇音楽「エグモント」 Op. 84 – 序曲
1.(10:20) Egmont, Op. 84: Overture

—————————

ジュゼッペ・ヴェルディ – Giuseppe Verdi (1813-1901)
歌劇「運命の力」 – 第1幕 序曲
2.(08:45) La forza del destino, Act I: Overture

—————————

ジャック・オッフェンバック – Jacques Offenbach (1819-1880)
歌劇「ホフマン物語」 – 第2幕 舟歌 「美しい夜、ああ、愛の夜」
3.(04:54) Les contes d’Hoffmann (The Tales of Hoffmann), Act III: Entr’acte and Barcarolle: Belle nuit, o nuit d’amour

—————————

モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
ボレロ
4.(17:23) Bolero

—————————

ジャック・オッフェンバック – Jacques Offenbach (1819-1880)
喜歌劇「天国と地獄」 – カンカン
5.(03:22) Orphee aux enfers (Orpheus in the Underworld): Can-Can

ミラノ・スカラ座管弦楽団 – Milan La Scala Orchestra
ジョルジュ・プレートル – Georges Pretre (指揮)
録音: 22 February 2016, Live recording, La Scala, Milan, Italy

ラスト・コンサート・アット・ラ・スカラ ジョルジュ・プレートル ミラノ・スカラ座管弦楽団

フランスの偉大な指揮者ジョルジュ・プレートルが病気による長期間の活動休止後にスカラ座で指揮したコンサートです。

プレートルとミラノ・スカラ座とは50年以上にわたり、友好的にも芸術的にも良好な関係を続けてきましたが、ベートーヴェン、ヴェルディ、オッフェンバックとラヴェルの作品のプログラムで聴衆と演奏者を魅了し大成功を収めたこの2016年2月22日のコンサートが最後となりました。



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました