こんにちは。
ともやんです。
先日のコバケンさんに続いて、再びベルリオーズ幻想交響曲の名盤をご案内します。
今日は、フランスの名指揮者アンドレ・クリュイタンスがイギリスのフィルハーモニア管弦楽団を指揮した録音です。
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なお僕は未聴ですが、64年にパリ音楽院管弦楽団と来日した際のライブが名演の誉れ高い録音です。
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また現役盤なら、ボックスセットになりますが、こちらがおすすめです。
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クリュイタンスはフランスの指揮者と書きましたが、正確にはベルギーのアントワープ出身でフランス中心に活躍した指揮者です。
アントワープは、ベルギー北部のオランダとの国境に隣接する都市です。
ベルギーでは、首都ブリュッセルに次ぐ第2の都市。
※アントワープ駅
僕は仕事で10数回行きましたが、洗練された部分と田舎くさい部分を兼ね備えた素敵な街です。
ブリュッセルはフランス語圏ですが、ここで使われるのは一般的にはフラマン語というオランダ語系の言葉です。
ただベルギー自体が、ドイツ、フランス、オランダと国境を接し、海の向こうにはイギリスがある関係で、アントワープの人たちは、4ヵ国語(英語、フランス語、ドイツ語、フラマン語)を使いこなし、中にはそれにイタリア語、スペイン語、ロシア語までわかる人もいます。
また仕事で付き合っていた人たちは、ユダヤ系だったので当然ヘブライ語も話しました。
そんなコスモポリタンなアントワープでは、レストランに入るとメニューは、普通に4ヶ国語で書かれています。
最近の日本でも地下鉄の駅など、韓国語、中国語、英語表記など増えてきました。ただ、住んでいる僕らは分かりませんが、アントワープでは、住んでいる人たちもそれが理解できます。
クリュイタンス ベルギー出身だからできたこと
クリュイタンスは、ベルギーのアントワープという土地で生まれ育った関係で、フランス音楽はもちろん、ドイツ音楽に関しても素晴らしい演奏を残しています。
事実、ベルリンフィルとのベートーヴェン交響曲全集は、首席指揮者カラヤンよりも早く録音しているくらいで、その流麗で洗練された演奏は、録音から60年以上経った今でもCDとして販売されています。
だから、フランスの作曲家ベルリオーズの幻想交響曲は、クリュイタンスの本領発揮した名演を聴くことが出来ます。
イギリスのオーケストラを振りながらも粋で洗練されて、特に木管のエレガントな響きが堪りません。
武骨なクレンペラーと対極をなすスタイルで、ぜひ合わせて聴いてみてください。
クリュイタンスは、1967年に62歳で亡くなっています。
高齢になっても活躍している指揮者が多い中、むしろ62歳はこれからという時です。
そんな早過ぎる死が残念でなりません。
ベルリオーズ幻想交響曲 クリュイタンス&フィルハーモニア管
エクトル・ベルリオーズ – Hector Berlioz (1803-1869)
幻想交響曲 Op. 14
Symphonie fantastique, Op. 14
1.(13:57) I. Reveries: Largo – Passions: Allegro agitato e appassionato assai
2.(06:26) II. Un Bal (Valse): Allegro non troppo
3.(16:25) III. Scene aux Champs: Adagio
4.(04:45) IV. Marche au Supplice: Allegretto non troppo
5.(09:28) V. Songe d’une Nuit du Sabbat: Larghetto – Allegro
total(51:01)
『アンドレ・クリュイタンス/管弦楽&協奏曲録音全集』CD65枚組
2017年、ベルギー生まれのフランス人指揮者、アンドレ・クリュイタンス没50周年(1967年6月3日没)を迎えます。 19世紀から20世紀初頭のフランスの音楽を積極的に演奏し、彼の録音は、国際的な名声と印象的なレパートリーによって、その偉大なる解釈と演奏を証明しています。このボックスセットの64枚のCDには、クリュイタンス指揮による、すべての管弦楽作品、協奏曲、そして合唱作品の録音が収録されており、これらの音楽ジャンルにおける素晴らしい業績を記録しています。
後略
このセットには、幻想交響曲が2曲収録されています。
1955年 フランス国立放送管弦楽団
1958年 フィルハーモニア管弦楽団
また、1964年の来日時のライブ録音は素晴らしいです。
個人的には、これをぜひ入手したいと思っています。
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ベルリオーズ: 幻想交響曲、他 アンドレ・クリュイタンス 、 パリ音楽院管弦楽団
【曲目】
ベルリオーズ:幻想交響曲
ムソルグスキー:「展覧会の絵」より古い城〔アンコール、初出〕
ビゼー:「アルルの女」からファランドール〔アンコール、初出〕
【演奏】
クリュイタンス(指揮)、パリ音楽院O
【録音】
1964年5月10日、東京文化会館
まとめ
ベルギーのアントワープは、ダイヤモンドとチョコレートとビールです。
僕は以前ダイヤモンド関係の仕事をしていました。
その関係でアントワープには、10数回行きました。
ビールは、ミネラルウォーターより安いので良く飲みました。
またデルレイとチョコレート店が有名で、よく買って帰ったものです。
アントワープ駅の近くにダイヤモンド街があり、宿泊もその近くでした。
仕事の合間に大聖堂によく行ったものです。
大聖堂の中には、ルーベンスの絵画が飾られていました。
フランダースの犬のネロ少年とパトラッシュは、その絵を見ながら天国に行ったのです。
僕も生きている間に、もう一度そこに行きたいと思います。
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