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レイボヴィッツ 名盤 ベルリオーズ 幻想交響曲

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こんにちは、
ともやんです。

今朝は涼しかったですね。ただ天気予報だとこの涼しさに騙されないでということ。つまりすんなりと涼しくにはならないようです。
今週には、首都圏でも33℃くらいの夏日があり、その後雨で多少涼しい日が来て、また暑い日があり雨となりと、そんな感じで一雨ごとに秋が深まっていくと伝えていました。

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ルネ・レイボヴィッツについて

今日はポーランド生まれの現代音楽の作曲家で指揮者のルネ・レイボヴィッツ(1913-1972)の亡くなった日。享年59歳。

ルネ・レイボヴィッツは、シェーンベルク、ベルク、またラヴェルに師事した現代音楽の作曲家。

戦前の1937年には指揮者としてもデビューしたが、第二次大戦後の1947年に国際室内音楽祭を創設し、新ウィーン学派の作品をパリなどで初演した、加えて演奏、教育、著作などでこの学派の音楽の普及に務めた人。

指揮者としては、62年にリーダイズ・ダイジェストの企画でロイヤル・フィルと録音したベートーヴェンの交響曲全集が代表作。

まさにベートーヴェンに纏わる様々な慣習や思いなどを削ぎ落し、スコアを綿密に分析して忠実に再現した爽快な全集。

しかもスコアを機械的に再現しただけではなく、早めのテンポで推進力抜群の演奏。62年というまだまだ重厚長大なベートーヴェンの演奏が多かった時代に、快速球一本でビシバシ決めまくった演奏で、60年経った今も輝きを持った全集です。

そんなレイボヴィッツによるベルリオーズの幻想交響曲を聴きました。
録音は、ベートーヴェン全集の3年前。
ここではテンポを遅めに取り、冷徹で明快な演奏を展開して、だからか余計にこの曲が持つ革新的で猟奇的な内容を細部まで緻密に再現している。

レイボヴィッツは、指揮者としての知名度は低いですが、なかなか手練れの大した人でした。

ぜひ、聴いてみてください。

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レイボヴィッツ 名盤 ベルリオーズ 幻想交響曲

エクトル・ベルリオーズ – Hector Berlioz (1803-1869)
幻想交響曲 Op. 14
Symphonie fantastique, Op. 14

1.(15:25) I. Reveries: Largo – Passions: Allegro agitato e appassionato assai
2.(06:45) II. Un Bal (Valse): Allegro non troppo
3.(16:57) III. Scene aux Champs: Adagio
4.(04:39) IV. Marche au Supplice: Allegretto non troppo
5.(10:01) V. Songe d’une Nuit du Sabbat: Larghetto – Allegro – Ronde du Sabbat: Poco meno mosso
total(53:47)

ウィーン国立歌劇場管弦楽団 – Vienna State Opera Orchestra
ルネ・レイボヴィッツ – Rene Leibowitz (指揮)
録音:1958年7月

ベルリオーズ 幻想交響曲<タワーレコード限定> ルネ・レイボヴィッツ ウィーン国立歌劇場管弦楽団

作品の革新的な書法と猟奇的な内容を際立たせた怪演!貴重なステレオ録音を日本初CD化!2018年最新リマスター!

指揮者、作曲家、理論家のルネ・レイボヴィッツ(1913~1972)はワルシャワの出身。5歳でヴァイオリンを学び、8歳で作曲を開始した神童でしたが、17歳の頃にベルリンで聴いたシェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》が転機となり、この作曲家に師事するようになります。その後、作曲をラヴェルに、指揮法をモントゥーに学びました。1936年に指揮デビューしましたが、間もなく第二次大戦が勃発したため、作曲と理論書の執筆に集中。彼の著作《シェーンベルクとその楽派》(1946)、《十二音音楽入門》(1949)は有名です。1947年には指揮活動に復帰して新ウィーン楽派の作品を演奏、録音して、その紹介者として活躍しました。

1950年代後半にステレオ録音が開発されると、レイボヴィッツは一転してクラシックの名曲を大量に録音しました。とくに有名なのはロイヤル・フィルとのベートーヴェンの交響曲全集と、自らの編曲版によるムソルグスキーの《はげ山の一夜》ですが、実はそれ以前の1957~59年、ウエストミンスターに録音していたことを知る人は少ないのでないでしょうか。

彼は同レーベルにウィーン国立歌劇場管弦楽団とともに、《幻想交響曲》(初出品番:WST14046)、シューベルトの《グレイト》(同:WST14051)、《舞踏への勧誘》(ワルツ集)(同:WST14025)、モーツァルトのモテット集(同:WST205、シェルヘン指揮《レクイエム》2枚組の第4面)という4点のステレオLPを録音しました。これらのうち《グレイト》は日本未発売に終わり、残りの3点も長く廃盤の憂き目を見ていました。

日本初CD化となるこの《幻想交響曲》は1970年にキング・レコードから発売されて以来、48年振りの復活となります。オーケストラのアンサンブルは今日の水準には満たないかも知れませんが、彼の全てのパートに目を光らせる理性的な面と、内面から湧き上がる熱い血のせめぎ合いが、鮮明な録音により目に見えるように捉えられています。遅めのテンポと鮮烈な色彩でベルリオーズの筆致を細部まで追った演奏は、作品の革新的な書法と猟奇的な内容を際立たせています。



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