メルマガ登録

オイストラフ&クリュイタンス ベートヴェン ヴァイオリン協奏曲

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

20世紀最大のヴァイオリニストと言われるダヴィッド・オイストラフは、1908年9月30日にウクライナ地方黒海沿岸の都市オデッサで、ユダヤ系ロシア人の子として生まれました。

オデッサは、地理的な位置から古来よりギリシャ系、トルコ系、イタリア系、ユダヤ系そしてロシア系などが混在している多民族都市で、芸術文化も独自の伝統を育んでいました。

オイストラフの父は、貧しい簿記係でしたが、ヴァイオリンを弾き、町のオペラ協会の合唱団の指導していたそうです。

母親も歌手兼女優ということで、当時のユダヤ人は、職業的には大きな制約があったそうで、音楽などの芸能は、生活手段としてもっとも有効な手段だったようです。

そう言えば、日本でも「伊豆の踊子」などを観ると旅芸人は、わき道を歩かなければならないというシーンが出てきます。

58年11月、クリュイタンスとベートーヴェンの協奏曲が録音されました。
当時クリュイタンスは、ベルリンフィルが初めて同一指揮者によるベートーヴェン交響曲全集を録音中でした。
クリュイタンスの美しく端正なサポートぶりと相まって格調高いベートーヴェン像を創り出しています。

スポンサーリンク

オイストラフ&クリュイタンス ベートヴェン ヴァイオリン協奏曲

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
Violin Concerto in D Major, Op. 61

1.(25:32) I. Allegro ma non troppo (cadenza by F. Kreisler)
2.(09:44) II. Larghetto
3.(10:34) III. Rondo: Allegro (cadenza by F. Kreisler)
total(45:50)

ダヴィッド・オイストラフ – David Oistrakh (ヴァイオリン)
フランス国立放送管弦楽団 – French National Radio Orchestra
アンドレ・クリュイタンス – Andre Cluytens (指揮)
1958年11月8日&10日 サレワグラム パリ

——————————–

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op. 102
Double Concerto for Violin and Cello in A Minor, Op. 102

4.(16:13) I. Allegro
5.(08:16) II. Andante
6.(08:27) III. Vivace ma non troppo
total(32:56)

ダヴィッド・オイストラフ – David Oistrakh (ヴァイオリン)
ピエール・フルニエ – Pierre Fournier (チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
アルチェロ・ガッリエラ – Alceo Galliera (指揮)
1956年2月29日~3月2日、3日 キングズウェイ ホール ロンドン

ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲、ブラームス: 二重協奏曲<タワーレコード限定> ダヴィド・オイストラフ

クリュイタンスとの唯一の共演盤となった名盤ベートーヴェンと、フルニエとのブラームスが抜群のコンディションで復活!
最上の音質を目指し新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化し最新復刻。
新規解説付

3度目で最後のセッション録音となったオイストラフのベートーヴェンはクリュイタンスとの唯一の共演盤。初出以来、名盤として君臨し続けている超絶演奏です。豊かなヴァイオリンの響きと、寄り添うオケの絶妙な間合いは聴きものです。

ブラームスの二重協奏曲は4つある録音のうち3度目の音源で、後のセルとの盤と比較しても引けを取らない程の演奏。フルニエとの室内楽的なまでの内面的な演奏が特徴の名演です。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。

オイストラフのベートーヴェンはクリュイタンスとの唯一のセッション録音での共演盤としても知られた音源で、初出以来、名盤として君臨し続けている超絶演奏です。豊かなヴァイオリンの響きと、クリュイタンス率いるフランス国立放送管弦楽団との絶妙な間合いも含め、この曲を代表する演奏のひとつと言えるでしょう。

オイストラフはこの録音の約1年半後には同じ場所で、同じオーケストラとブラームスのヴァイオリン協奏曲をクレンペラーと収録しますが(TDSA108として2019年にこの企画で発売済)、そちらとの聴き比べも必聴です。カップリングにはブラームスの二重協奏曲を収録しました。4つある録音のうち3度目の音源で、後の有名なセルとの盤(チェロはロストロポーヴィチ)と比較しても引けを取らない程の演奏です。

ステレオ音源が残されていながらもこれまであまりクローズアップされたことがありませんでしたが、フルニエとの室内楽的なまでの内面的な演奏が特徴のこちらの演奏も、ベートーヴェンに劣らない名演です。むしろオイストラフらしい凛とした表現や繊細さをも随所に感じさせる演奏ではないでしょうか。



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました