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小林研一郎&アーネムフィルの名演 ベルリオーズ 幻想交響曲

ベルリオーズ
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まいどはや。
ともやんです。

2020年も5日間が過ぎ、6日目となりました。
今日が初出勤という方も多いと思います。

僕は、元旦から活動的に動いていましたが、逆にメルマガを書く時間が取れず失礼しました。今日から本格的に活動します。

さて、2020年は、ベートーヴェン(1770-1827)の生誕250周年ということで、昨年もそれを記念した新録音や企画物が多く発売されました。
今年も一層その傾向が続くと思われます。

ベートーヴェンは、1770年12月16日頃にドイツのボンで生まれています。
だから今年1年は、ベートーヴェン中心の音楽ソフト、コンサートがきっと多く組まれるでしょう。

僕自身もベートーヴェンの資料はかなり集めたので、これはと思えるCDなどご案内して行きたいと思います。

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ベルリオーズ 幻想交響曲 名盤 小林研一郎&アーネムフィル

さて、ベートーヴェンのことを話しておきながら、今日はベルリオーズです。
フランスの作曲家、エクトル・ベルリオーズ(1803-1869)は、昨年が没後150周年でした。

フランスの作曲家は、いまひとつ苦手で、ラヴェルにしろドビュッシーにしろ良いのは分かるのですが、まだめり込むところまでは行きません。

さて、ベルリオーズ。

ベルリオーズというと狂気と熱情を併せ持った天才作曲家というイメージを僕は持っています。
また感情の起伏が大きく、破天荒な人生を送った人でもあります。

幻想交響曲は、ベルリオーズの激しい失恋から生まれました。
シェイクスピアの大ファンだった彼は、1827年パリで観たイギリスのシェイクスピア劇団の公演に出演していた、人気女優ハリエット・スミスソン(1800-1854)に恋してしまう。

ベルリオーズは、猛烈にアプローチするが、無名の作曲家の求愛を冷たくあしらう。
その失恋の思いをぶつけて作曲されたのがこの幻想交響曲です。

一つの物語を持った曲で、病的に繊細な感性を持つ若い芸術家が希望のない愛によって深い切望に陥りアヘン自殺を図るが、致死量に達せず、その苦しみの中でさまざまな幻影を見るとストーリーです。

ただ後にベルリオーズとハリエットは再開して、大恋愛の末結婚、子供も授かりますが、後に別居しハリエットが先に亡くなっています。

CDでは、個人的には過去に聴いた演奏はクールなものが多く、だから曲の良さがわからずピンと来なかったのか、それとも僕に聴く力がなかったのか。

そんな中、コバケンさんとアーネムフィルの演奏で聴いてその素晴らしさに開眼しました。

コバケンさんの演奏は、自身が若い芸術家となり、その思いの丈を表現したもので、それに応えるアーネムフィルが、きれいごとでない演奏と響きに心が打たれます。

スタジオ録音ながら、時折コバケンさんの唸り声もしっかり収録されていた入魂の演奏です。

ぜひ、聴いてください。

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ベルリオーズ 幻想交響曲 CD紹介

エクトル・ベルリオーズ – Hector Berlioz (1803-1869)
幻想交響曲 Op. 14
Symphonie fantastique, Op. 14

1.(15:03) I. Reveries: Largo – Passions: Allegro agitato e appassionato assai
2.(06:42) II. Un Bal (Valse): Allegro non troppo
3.(17:14) III. Scene aux Champs: Adagio
4.(04:28) IV. Marche au Supplice: Allegretto non troppo
5.(09:48) V. Songe d’une Nuit du Sabbat: Larghetto – Allegro
total(53:15)

6.(12:43) 序曲「宗教裁判官」 Op. 36.
Les francs-juges: Overture

アーネム・フィルハーモニー管弦楽団 – Arnhem Philharmonic Orchestra
小林研一郎 – Ken-Ichiro Kobayashi (指揮)
録音:2006年11月21-23日

Bitly

【Blu-spec CD2】 ベルリオーズ:幻想交響曲 小林研一郎 、 アルンヘム・フィルハーモニー管弦楽団

 

小林研一郎の十八番のひとつである「幻想交響曲」です。この曲は、「恋に悩んだ感受性の強い若い音楽家がアヘン自殺を図るが死に切れず、そのときに見た幻想」という内容の、ベルリオーズ自身の失恋体験を告白することを意図した標題音楽です。

曲自体の華やかさや激しさといった、どちらかというと効果で表題を表現していると感じる指揮者が多い中、小林研一郎は自身が若い芸術家になったような感情移入をすることで、心理描写を大切にするアプローチをしているようです。

特に第3楽章で、羊飼いが牧歌を吹き交わしているのが徐々に大きくなる雷鳴によって返答がなくなり孤独になるという描写のところがありますが、その表現に心理描写の深さや人間の心というものを感じます。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーのレビューより

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まとめ

ベルリオーズ幻想交響曲の名演の名盤というと、

アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管 1964年
ピエール・モントゥー指揮サンフランシスコ響 1950年
ピエール・モントゥー指揮ウィーン・フィル 1958年
ピエール・モントゥー指揮北ドイツ放送響 1964年
ポール・パレー指揮デトロイト響 1959年
エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管 1967年
オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管 1963年

『交響曲CD 絶対の名盤』福島章恭著より

実は、僕はどれも聴いていません。
コバケンさんの指揮で、この曲の素晴らしさに開眼したのそれぞれ聴いて改めてレビューしたいと思います。



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