こんにちは、
ともやんです。
読売日本交響楽団は、1962年4月に読売新聞社、日本テレビ放送網、讀賣テレビ放送が母体となって創設されたオーケストラです。
なお、新聞社が母体となるオーケストラは世界的にも珍しいそうです。
またかつては、ウィーンフィルやベルリンフィルと同様男性だけの団員構成でした。
音楽大学の出身者が、女性の方が多い中にあって異色でしたが、現在ではどのオーケストラも女性に門戸を開いています。
僕は、一度だけ朝比奈隆さんの指揮でベートーヴェンの”英雄”を聴いたことがあります。
まさに朝比奈さんのらしい恰幅なる演奏で、ずしりとした響きが忘れられません。
コバケンこと小林研一郎 日本指揮界の重鎮
コバケンこと小林研一郎氏は、日本の指揮者の重鎮です。
今年4月で80歳になられました。
僕は、その直前の3月14日の横浜みなとみらいホールのコンサートチケットを取っていたのですが、残念ながら新型コロナウイルス禍により中止となってしまいました。
また、僕はコバケンさんのコンサートは、2015年以来毎年大晦日に聴いています。
そう、あのベートーヴェンの全交響曲の連続演奏“ベートーヴェンは凄い”です。
今年は開催されるのでしょうか?
ぜひ開催して欲しいです。
さて、コバケンさんの指揮、読売日本交響楽団の演奏で、ブラームスの4番とシューマンの4番を聴きました。
素晴らしい演奏です。
最近聴いたCDでもトップクラスの感動的なものです。
最近の傾向としては、モダン楽器のオーケストラも古楽器奏法を取り入れるなどの演奏が多いですが、後期ロマン派のスタイルです。
大河の川面に立って滔々と流れる様を眺めながら人生とはなんだ!と思いを馳せるような演奏です。
超おすすめのCDです。
小林研一郎 ブラームス交響曲第4番&シューマン交響曲第4番
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
Symphony No. 4 in E Minor, Op. 98
1.(13:47) I. Allegro non troppo
2.(11:37) II. Andante moderato
3.(06:54) III. Allegro giocoso – Poco meno presto
4.(11:00) IV. Allegro energico e passionato – Piu allegro
total(43:18)
読売日本交響楽団 – Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
小林研一郎 – Ken-Ichiro Kobayashi (指揮)
録音: 23 November 2016, Teatro Giglio Showa, The Showa University of Music, Kawasaki, Japan
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ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第4番 ニ短調 Op. 120 (1851年改訂版)
Symphony No. 4 in D Minor, Op. 120 (revised version, 1851)
5.(12:07) I. Ziemlich langsam – Lebhaft
6.(05:16) II. Romanze: Ziemlich langsam
7.(06:31) III. Scherzo: Lebhaft
8.(08:23) IV. Langsam – Lebhaft
total(32:17)
読売日本交響楽団 – Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
小林研一郎 – Ken-Ichiro Kobayashi (指揮)
録音: 11-12 January 2017, Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo, Japan
ブラームス:交響曲第4番 シューマン:交響曲第4番 小林研一郎 、 読売日本交響楽団
好評を続けてきた小林研一郎と読売日本交響楽団のブラームス・シリーズも、これでついに完結。
ブラームス交響曲第4番では、確信に満ちた重厚な音楽が、小林の深みへの到達を伝えてくれます。
ソノリティ豊かで美しい弦楽器のハーモニーと、管楽器の艶やかな響きは、現在の読響の演奏クオリティの高さを示すものといえましょう。
カップリングのシューマン交響曲第4番は、小林にとって初の録音となりますが、この作品に内在する陰影を、堂々たる正攻法で表出しています。
オクタヴィア・レコード
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