こんにちは、
ともやんです。
クラシック音楽の世界は、やはり中心はヨーロッパだと思います。
だから、日本では知名度はほとんどないのに、現地では高い評価を受けている音楽家が多くいます。
その昔、作曲家の武満徹さんが、フランスで非常に高い評価を受けているのに日本では、関係者および音楽愛好家にしか知られていないということを聞いて憤慨した憶えがあります。
やはり音楽家の方も日本での評価よりも世界的な評価を得るにはやはり本場に行って試したいという気持ちも強いのではないでしょうか?
そんな中にピアニストの岡田佳子さんがいます。
岡田佳子 ベルギーで活躍するピアニスト
岡田佳子は、ベルギーのブリュッセル在住で、ベルギー中心に活躍しているピアニストです。
以下簡単な経歴です。
“神戸出身。
幼い頃からピアノを始め、15歳の時にパリに留学、エコール・ノルマル音楽院でイヴォンヌ・ロリオとアンヌ・ケフェレックに師事。
デビュー当時「クララ・ハスキルの再来」と賞賛されるなど注目を浴びたピアニスト。
数々のキャリアを重ね1991年にはカーネギーホールでリサイタルを開催し、国際的な活動を始めました。
現在はベルギーを拠点に幅広い演奏活動を行うだけでなく、ポーランドのワルシャワでは財団を作り、音楽の普及に努めています。”
ブックレットを見ても生年が書いてありませんが、
顔写真が掲載されていて、経歴から見ても50代半ばくらいと思われます。
僕は、今回初めて名前を聞いて録音も聴きました。
優美なモーツァルトではなく、芯のしっかりした強靭な演奏で、
まるでベートーヴェンの曲を聴いているような錯覚を持ちます。
特に14番ハ短調は、曲想からしてまさにベートーヴェンです。
しかし、それがいいのです。
モーツァルト=優美という観念にとらわれず、自身の信じるまま引いている感じで素晴らしいです。
岡田佳子はベートーヴェンのソナタも録音しているのベートーヴェンを早速聴いてみようと思います。
モーツァルトABC ピアノ曲集 岡田佳子のピアノで
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
1.(11:54)幻想曲 ハ短調 K. 4751.
Fantasia in C Minor, K. 475
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ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K. 457
Piano Sonata No. 14 in C Minor, K. 457
2.(06:57) I. Molto allegro
3.(07:14) II. Adagio
4.(05:11) III. Allegro assai
total(19:22)
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ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K. 332
Piano Sonata No. 12 in F Major, K. 332
5.(07:38) I. Allegro
6.(04:01) II. Adagio
7.(08:10) III. Allegro assai
total(19:49)
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ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K. 311
Piano Sonata No. 9 in D Major, K. 311
8.(05:12) I. Allegro con spirito
9.(04:56) II. Andante con espressione
10.(07:06) III. Rondo: Allegro
total(17:14)
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11.(13:22)フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲) K. 265
12 Variations in C Major on Ah vous dirai-je, maman, K. 265
岡田佳子 – Yoshiko Okada (ピアノ)
録音: 21-22 February 2017, Bosendorfer, Wiener Neustadt, Lower Austria
幼い頃からピアノを始め、15歳の時にパリに留学、エコール・ノルマル音楽院でイヴォンヌ・ロリオとアンヌ・ケフェレックに師事。
デビュー当時「クララ・ハスキルの再来」と賞賛されるなど注目を浴びた日本のピアニスト、岡田佳子。
数々のキャリアを重ね1991年にはカーネギーホールでリサイタルを開催し、国際的な活動を始めました。
現在はベルギーを拠点に幅広い演奏活動を行うだけでなく、ポーランドのワルシャワでは財団を作り、音楽の普及に努めています。
このモーツァルト・アルバムは、彼女の持ち味である「歌心」が良く生かされており、幻想曲ハ短調とソナタハ短調での起伏に富んだ表情付けなど、聴きどころの多い1枚となっています。
ナクソス・ジャパン
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