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ワルター 名盤 モーツァルト交響曲選集

モーツァルト
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こんにちは、
ともやんです。

モーツァルト演奏の第一人者として知られた巨匠ブルーノ・ワルター(1876-1962)がコロンビア(SONY)におこなったモノラル後期のセッション録音集です。

パワフルな力感と艶やかな表情、うねりを兼ね備えた素晴らしい名演揃いで、その気力充実した演奏の数々は最晩年の再録音にまさるもので、ワルターの芸風が柔和一辺倒のものではなかったことを教えてくれます。

1957年には公的な演奏活動から退いてカリフォルニアに隠棲してしまった(その後はレコーディング活動のみ)ワルターとしても、これは全盛期の最後の姿を記録した貴重な録音といえるものです。

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ワルターのモーツァルト 全盛期の最後の記録

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第25番 ト短調 K. 183
Symphony No. 25 in G Minor, K. 183

交響曲第29番 イ長調 K. 201
Symphony No. 29 in A Major, K. 201

交響曲第38番 ニ長調「プラハ」 K. 504
Symphony No. 38 in D Major, K. 504, “Prague”

交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」 K. 385
Symphony No. 35 in D Major, K. 385, “Haffner”

交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543

ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra

録音:
1956年3月11日(25番)、同年3月4日(29番・39番)
1954年11月28日(38番)
1953年1月4日(35番)
カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)

モーツァルト: 交響曲集 ブルーノ・ワルター 、 ニューヨーク・フィルハーモニック

ワルター最高の<小ト短調>(宇野功芳)
ワルターの「プラハ」5種類のなかで”ベスト・ワン”(宇野功芳)
氏に絶賛されたワルター&ニューヨーク・フィルのカーネギー・ホール・ライヴ、かつてないほどの良質マスターからCD化なる!しかも高音質UHQCDで!

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ワルターのモーツァルト コンサート引退前の全盛期最後の録音

前回ご案内した後期交響曲と同時代のモノラル録音ですが、晩年の枯れた演奏とは一線を画しています。

力強く、覇気があり、しかも色気も十分あり、とても70代後半の老いた感じは微塵も見られない演奏です。

70才の後半でこうなのですから壮年期の40代~60代の演奏はさぞ凄かったことと想像できます。

30年代の録音もありますが、僕は未聴ですがワルターを知るためにはいずれ聴いてみようと思います。

ただ、録音の良さを考えるとこのCBSとのモノラル録音が、ワルターのモーツァルト演奏の神髄をかなり程度伝えてくれるのではないかと思います。

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ワルターのモーツァルト コロンビア交響楽団とは?

このCDで演奏しているコロンビア交響楽団は、ニューヨークの団体で、ニューヨーク・フィル、メトロポリタン歌劇場管、NBC交響楽団の楽員から構成されたレコーディング用のオーケストラです。

晩年のワルターのステレオ録音に多く使われたコロンビア交響楽団は、ロサンジェルスの団体で、ロサンジェルス・フィルのメンバーや

映画スタジオの音楽家などを中心に構成されていたので名前は同じでも実態はまったく異なります。

※画像はイメージです。

まとめ

ワルターのモーツァルトは、晩年のコロンビア響とのステレオ録音も味わいがありますが、この50年代前半のモノラル盤は、音のそのものに力がみなぎっていますし、音楽の運びにも勢いがあるので、聴いていてぐいぐい引き込まれます。

今回ご紹介した4曲では、疾風怒濤を絵にかいたような25番、前篇、音楽の花園と化した29番、生命力あふれる35番“ハフナー”が魅力的です。

録音も含めて、ワルターのモーツァルトならこの時代の録音ですね。



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