こんにちは、
ともやんです。
僕がクラシック音楽を聴き始めた頃のモーツァルトのレクイエムの決定盤と言ったら、カール・ベーム指揮ウィーンフィル他の演奏でした。
これはこれで、名演で、ひとつの時代を築いた最高峰の演奏として聴き継がれていくものと思います。
時代は巡りますから、その内またベームの重厚長大な演奏が、新鮮に感じる時代が来るかもしれません。
しかしモーツァルトの演奏は古楽器演奏主流になった現在は、さすがに古いのです。
ムジカエテルナ レクイエム 古楽器最先端の名演
今日ご案内するムジカエテルナの演奏は、古楽器演奏の最先端を行く演奏で、ソリストや合唱団の声が、明瞭さと透明感を重視した響きは、モーツァルトの頭の中に流れた響きではないかさえ感じます。
何と言ってもトラック8に収録されている「ラクモリーサ」は、こんなのありかよ!というくらい衝撃的です。
指揮者のテオドール・クルレンツィスは、ギリシャ出身で1972年生まれですから今年で47歳。ザルツブルク音楽祭には2年連続で出演し、チケットも2年連続で即日完売するほど人気の指揮者です。
クルレンツィス モーツァルト レクイエム
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
レクイエム ニ短調 K. 626
Requiem in D Minor, K. 626
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
ジモーネ・ケルメス – Simone Kermes (ソプラノ)
ステファニー・ハウツィール – Stephanie Houtzeel (アルト)
マルクス・ブルッチャー – Markus Brutscher (テノール)
アルノー・リシャール – Arnaud Richard (バス)
ニュー・シベリアン・シンガーズ – New Siberian Singers
ムジカエテルナ – MusicAeterna
テオドール・クルレンツィス – Teodor Currentzis (指揮)
録音: February 2010, Novosibirsk Opera and Ballet Theatre, Novosibirsk, Russia
演奏時間(46:32)
モーツァルト: レクイエム テオドール・クルレンツィス ムジカエテルナ ニュー・シベリアン・シンガーズ
最後に
今年2月にムジカエテルナと初来日し、ヴァイオリニストのコパチンスカヤとの共演も含め4公演を行いました。
プログラムは、全てチャイコフスキーで4番から6番”悲愴”までの交響曲やヴァイオリン協奏曲を演奏しています。
チャイコフスキーの”悲愴”は、既にCDとして出ているのでさっそく聴きたいと思います。
僕もこの人を追っかけてみたいと思います。
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