こんにちは、
ともやんです。
作曲家フルトヴェングラーの代表曲、ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲 ロ短調を聴きました。
晦渋で聴き辛いと思っていましたが、なかなか面白く聴きました。
ブラームスとラフマニノフを混ぜ合わせたと様な雰囲気です。
沈鬱で重々しく、ロマンティックな曲で、フルトヴェングラー自身のイメージに合う曲想でした。
本人の自作自演を除けば、録音は少ないようで、もっと広く聴かれても良いと思います。
意外な終わり方も印象的です。
一聴に値する曲だと思います。
フルトヴェングラー ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲 ロ短調
アルフレート・ヴァルターの演奏については、特に好悪はありません.
しかし、フルトヴェングラーの心酔者であり、ピアニストでもあるバレンボイムならもっと手応えのある演奏が出来そうです。
フルトヴェングラーは元々作曲家志望でしたが、20歳の時に生活のために指揮を始め徐々にその才能が認められ開花して行きます。
そして20世紀最高の指揮者として認められるようになりました。
亡くなってから既に65年目なのにいまだのその録音は聴かれ続け、新たなリマスターで何度も復刻され続けています。
僕もフルトヴェングラーの魅力に憑りつかれた一人ですが、結局は何がいいのかよくわからないのでそれを探し求めている自分に気付きます。
フルトヴェングラーの死してもなお聴かれ続けるのに対抗して、カラヤンは新しいメディアが出る度に再録音を重ねて行きました。
でも結局は、敵わなかったのではないでしょうか。
現代のインターネットが発達した時代で、伝える方法が変わったとしても結局大事なのはその中身、
コンテンツであるという真実と同じだと思います。
フルトヴェングラー ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲 ロ短調
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曲としても楽しめるし、いろいろ思考させてくれる曲です。
聴いてみてください。
フルトヴェングラー ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (1886-1954)
ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲 ロ短調
Symphonic Concerto in B Minor
1.(32:06) I. Schwer. Pesante
2.(11:38) II. Adagio solenne (Sehr langsam)
3.(18:49) III. Attacca – Allegro moderato
total(62:33)
デイヴィッド・ライヴリー – David Lively (ピアノ)
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団 – Slovak State Philharmonic Orchestra, Kosice
アルフレート・ヴァルター – Alfred Walter (指揮)
録音1990年
フルトヴェングラー ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲 ロ短調
※僕が1971年、購入したLPジャケット
どうしてフルトヴェングラーの演奏に惹かれるんだろう?
フルトヴェングラーの演奏には悲しみがあるからだと僕は思います。
フルトヴェングラーの演奏ではどんなに激しいものでも常に悲しみがついてまわります。それが魅力となっていると僕は思います。
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