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井上道義&大阪フィル ショスタコーヴィチ交響曲第7番

ショスタコービッチ
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こんにちは、
ともやんです。

井上道義の指揮には、昨年9月に日本フィルの定期公演が、相模女子大のグリーンホールで行われた時聴きに行き接しています。

目的は、リストの死の舞踏で、アリス=紗良・オットが独奏者で出演するというので、彼女見たさで行きました。

公演終了後、アリス=紗良・オットのCD購入者に対してサイン会が行われ、1階ロビーでは足りず、2階まで列が延びるほどで、彼女目当ての客がやはり多かったようです。

僕もその一人で、サイン会には並びませんでしたが、彼女の演奏を聴いて深い感銘を受けました。

しかし、井上道義の指揮にも印象深いものがあり、自作の発表もあり作曲者としての一面も見せてくれました。

長身で端正な風貌、そしてざっくばらなんなトークもあり、僕はその場で井上道義のファンになってしまいました。それ以来彼のCDはよく聴くようにしています。

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井上道義 演奏スタイル 明快にして熱い演奏

井上道義のモーツァルトの交響曲を聴いた時、この人は凄い人だとひしひし感じました。

朝比奈さんの茫洋としたイメージとは逆で、明快に鋭く切り込むスタイルで、そこに熱いものを感じさせ、聴いていて気持ちのいいものです。

ちょうど、腕のいい板前が、客の前で手際よく魚を捌くのに見とれるような感じです。

今回聴いてショスタコーヴィチの交響曲第7番は、ショスタコーヴィチの交響曲の中でも特に人気の高いもので、特に第一楽章の主題である”ちちんぷいぷい”は、1990年にシュワルツェネッガーを起用した武田薬品工業のアリナミンVのテレビCMで一躍有名になりました。

それまでこの曲を聴いたことがありませんでしたし、曲が作曲された経緯も知ることになり、この曲が大好きになりました。

この曲は第二世界大戦初期にドイツ軍に包囲され過酷な生活を余儀なくされ、多くの犠牲を出しながら耐え忍んだレニングラード市民を励まし、捧げられた曲だったのです。

井上道義&大阪フィルの演奏は、明快にして熱い魂の演奏です。

この大曲の全てに血が通い自身と確信に満ちた演奏で、時にその漲るパワーにこちらも知らずにこぶしを握っていることに気付くほどでした。

ぜひ、聴いて頂きたいCDです。

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井上道義&大阪フィル ショスタコーヴィチ交響曲第7番

ドミートリー・ショスタコーヴィチ – Dmitry Shostakovich (1906-1975)
交響曲第7番 ハ長調 「レニングラード」 Op. 60
Symphony No. 7 in C Major, Op. 60, “Leningrad”

1.(28:45) I. Allegretto
2.(11:28) II. Moderato (poco allegretto)
3.(19:07) III. Adagio
4.(19:44) IV. Allegro non troppo
total(79:04)

大阪フィルハーモニー交響楽団 – Osaka Philharmonic Orchestra
井上道義 – Michiyoshi Inoue (指揮)
録音: 27-28 November 2015, Live recording, Festival Hall, Osaka, Japan

 

ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 井上道義 、 大阪フィルハーモニー交響楽団

 

咆哮する調べ!邁進する音楽!
井上道義の才気がショスタコーヴィチの真髄を抉る!

日本を代表する指揮者で、近年ショスタコーヴィチ演奏で高い評価を受ける井上道義の最新ショスタコーヴィチ・アルバムです。

2015年11月、大阪フィルの定期演奏会で取り上げられた交響曲第7番は、前作交響曲第4番同様、圧倒的な迫力と音楽的な深さで、大喝采を受けました。

井上はこの交響曲を「人間賛歌」と呼びます。人間の持つ弱さ、悲しみ、怒り、情熱が入り乱れ、マグマのようなエネルギーとなって表現されたショスタコーヴィチの最高傑作のひとつです。

井上によって統率されたオーケストラがそれらを余すところなく、表現していきます。

パワー漲る迫力、刺激的なサウンド、ドラマティックな音楽性は井上道義の独壇場です。圧巻の井上&大阪フィルのショスタコーヴィチ・シリーズ第2弾、ぜひお聴き下さい。オクタヴィア・レコード

 



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