こんにちは、
ともやんです。
小林研一郎。コバケンの愛称で呼ばれることも多いです。
現在日本の世界的指揮者の中でも特別な人だと思います。
1940年4月9日福島県生まれ。今日が82歳の誕生日です。
おめでとうございます。
僕は、2015年から昨年の大晦日まで、『ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会』に7年連続で通いました。
1日でベートーヴェンの9つの交響曲を全て演奏するコンサートなのですが、それが1万円以下でしかもコバケンさんで聞けるなんて本当にお得な企画だと思います。
毎年7月にチケットの発売があり、いつもC席かB席を買っていたのですが、これで今年あと半分頑張れるという思いで仕事をしていました。
たださすがに2020年は開催が危ぶまれてチケットの発売が10月近くまで遅れうという事態でしたが、なんとか公開され嬉しい限りでしたね。
読響 小林研一郎 ブラームス 2番
さて、誕生日の今日は、2014年から16年に行われた読響とのブラームスの交響曲ツィクルスから第3弾の第2交響曲を聴きました。
コバケンさんの録音の数は多く、朝比奈さん、小澤さんに次いで多いという話しも聴いたことがあります。
また同じ曲をくり返し演奏し録音する傾向もあるようです。
特に多いのが、ベルリオーズの幻想交響曲、チャイコフスキーの5番、ベートーヴェンの7番、マーラーの5番だそうです。
さて、コバケンを初めて聴いたのはかなり前で80年代の後半だったと思います。
当時はよくコンサートに行っていました。
オケとか会場は全く憶えていないのですが、曲がマーラーの復活で割とステージに近い席で観ていて、コバケンさんのタクトを振り下ろす際の気合というか唸り声というかを間近で聴いた記憶があります。
その躍動感溢れる指揮姿に大好きになりましたが、その後結婚しなかなか時間が取れずコンサートとは疎遠になりました。
そんな中、2015年からの大晦日が僕にとって大きなイベントとなったのです。
初めて聴いて観た時はまだ40歳代だったコバケンさんも2015年は既に75歳。
躍動感溢れる指揮姿は健在でしたが、炎のコバケンと言われる割にはテンポはやや遅めで端正な演奏だなと思った記憶があります。
ただ盛り上げる部分はさすがの熱演でこちらも熱い気持ちになったものです。
さて読響とのブラームス・ツィクルスから第2番を聴きました。
録音年が2016年7月ということで、僕が久方ぶりに聴いた2015年の年末から約7ヶ月後です。
やはり遅めのテンポで心を込めて丁寧な演奏です。
やはりひと頃の熱い演奏から変わってきているんだなと思います。
ただ、聴く側の僕も60歳を越えてきて、この変化は大歓迎で、より心に染み入る演奏だと思います。
これから他の3曲も聴いてみます。
小林研一郎 ブラームス 交響曲第2番
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
Symphony No. 2 in D Major, Op. 73
1.(17:10) I. Allegro non troppo
2.(11:02) II. Adagio non troppo
3.(05:33) III. Allegretto grazioso (quasi andantino)
4.(09:26) IV. Allegro con spirito
total(43:11)
—————————
カール・マリア・フォン・ウェーバー – Carl Maria von Weber (1786-1826)
5.(10:31) 歌劇「魔弾の射手」 J. 277 – 序曲
Der Freischutz, J. 277: Overture
—————————
6.(09:26) 歌劇「オベロン」 J. 306 – 序曲
Oberon, J. 306: Overture
読売日本交響楽団 – Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
小林研一郎 – Ken-Ichiro Kobayashi (指揮)
録音: 7-8 July 2016 / 8 February 2017, Katsushika Symphony Hills and Meguro Persimmon Hall, Tokyo, Japan
ブラームス:交響曲 第2番 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲、歌劇「オベロン」序曲 小林研一郎 読売日本交響楽団
コバケン&読響 ブラームス・シリーズ第3弾!
小林研一郎と読売日本交響楽団によるブラームスシリーズ第3弾となる、交響曲第2番。叙情に満ちた懐かしいメロディは、読響の見事なアンサンブルによって、のびやかに響き、落ち着いたなかにもエネルギーを持つ小林のタクトで、さらに熟成された音楽へと深化しています。
また、カップリングのウェーバー「魔弾の射手」序曲と「オベロン」序曲では、鮮やかな音色が輝きを放ち、さらなる飛躍を続けるコバケン&読響の情熱あふれる演奏をお聴きいただけるでしょう。
オクタヴィア・レコード
コメント