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ミュンシュ 日本フィル ブラームス交響曲第1番 ライブ

ブラームス
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こんにちは
ともやんです。

今から58年前の昭和37年12月に行われた貴重な録音をご案内します。

東京オリンピックを2年後に控え、高度成長期の真っ只中、上野の東京文化会館で繰り広げられた、巨匠シャルル・ミュンシュ(1891-1968)指揮日本フィルハーモニー交響楽団によるブラームス交響曲第1番。

まさに炎が噴き出すのではないかと思うような演奏でした。

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日本フィルハーモニー交響楽団と私

日本フィルは、1956年(昭和31年)に創設された日本のプロオーケストラ。

僕が初めて日本フィルのコンサートを聴いたのが、多分80年代の終わり頃でした。

世田谷区太子堂にある昭和女子大人見講堂で、小澤征爾指揮でベートーヴェンの”英雄”を同僚と一緒に聴きに行った時です。

小澤さんの指揮なので、センスのいいスマートなベートーヴェンでしたが、小澤さんのタクトの繊細な動きにピタッと合わせるオーケストラがすごく気持ち良かったことを憶えています。

その後時は流れ、昨年はサントリーホールで行われた定期演奏会に行きました。

フィンランドとの国交樹立100年を記念してのコンサートでした。

現在の首席指揮者が、フィンランド出身のピエタリ・インキネンということもあってのことか、全てフィンランドの作曲家の曲でした。

そして、エサ=ペッカ・サロネンのヴァイオリン協奏曲では、諏訪内晶子さんが独奏者で登場しました。

実は、僕は諏訪内さんを聴きたくてチケットを買ったのでした。

ただ、席が、サントリーホールのステージの後ろ側だったので、諏訪内さんの背中側になり終始諏訪内さんの背中を見ていたように思います。

諏訪内さんというと1990年に若干18歳でチャイコフスキーコンクールで優勝したという天才少女のイメージが残っていますが、当たり前ですが現在はすっかり大人の女性の色気と貫禄がありました。

諏訪内さんの後ろ姿しか見えないのは残念でしたが、インキネンの指揮姿はよく見えました。

まだ30代のイケメン指揮者。見事な棒さばきで、僕はインキネンのファンになってしまいました。早速、日本フィルとのブラームス交響曲第1番のCDを買ったものです。

インキネンのもと、精緻で格調高い演奏を展開していた日本フィルは、57年前には、巨匠シャルル・ミュンシュのもとで、同じブラームス交響曲第1番で燃えるような凄まじい演奏を繰り広げていたのです。

その貴重な演奏が、しっかり録音されCDが出ています。

ミュンシュと言えば、パリ管弦楽団とのブラームスの交響曲第1番が、今でも最高の名盤という人がいるくらいの十八番です。

ライブということで、それ以上の感動的な録音だと僕は思います。

ぜひ聴いてください。

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ミュンシュ&日本フィル ブラームス交響曲第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(14:07) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:21) II. Andante sostenuto
3.(04:38) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(17:57) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(46:03)

日本フィルハーモニー交響楽団 – Japan Philharmonic Orchestra
シャルル・ミュンシュ – Charles Munch (指揮)
録音: 20 December 1962, Live recording, Tokyo Bunka Kaikan, Japan

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5.(20:15) Variations on a Theme by Haydn, Op. 56a, “St. Anthony Variations”5.

日本フィルハーモニー交響楽団 – Japan Philharmonic Orchestra
シャルル・ミュンシュ – Charles Munch (指揮)
録音: 27 December 1962, Tokyo Metropolitan Hibiya Public Hall, Japan

 

ブラームス:交響曲第1番/ハイドンの主題による変奏曲(日本フィル/ミュンシュ)

 

あのパリ管の名盤以前に、この名演があった!

これは世界的指揮者シャルル・ミュンシュが、日本のオ―ケストラを振った最初で最後の歴史的記録です。

1962年冬、ミュンシュは日本フィルの招きで来日し、大きな話題を集めました。それは、この名匠が当時成育途上にあった日本のオーケストラを振り、どのような音楽を披歴するのであろうか、という期待のなかでの来訪でした。果たせるかなミュンシュはオケに激烈な生気も注入し、日本フィルもまた当時74歳を迎えていた老匠の棒に見事に呼応し、一期一会ともいえる熱気充満する演奏を成し遂げています。

ミュンシュといえば、すでにパリ管との名盤が存在しますが、それ以前にこの名演を完成させていたのです。故若林駿介氏秘蔵のテープからのCD化、日本フィルハーモニー交響楽団60周年記念アルバム。
オクタヴィア・レコード

 



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