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ブラームス 名盤 セレナード第1番&第2番

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こんにちは、
ともやんです。
892回目のメルマガです。

ブラームス生誕190年を記念してブラームスの作品を交響曲、協奏曲そして管弦楽曲の順に自分の再考も兼ねてご紹介しています。そして最近リリースされた名盤も聴きながらご案内しています。

今日は、ブラームス20代の佳作、セレナード第1番と2番をご案内します。

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ブラームスのセレナードについて

ベートーヴェンを尊敬するブラームスは、若い頃からベートーヴェンのような交響曲を作りたいと思っていました。

しかし慎重なブラームスは、試行錯誤をくり返し、結局最初の交響曲第1番ハ短調は、構想20年近くの末、43歳の時に完成しました。もっとも第1楽章は既に29歳の時にはある程度出来ていたそうです。

ただ入魂と苦慮の末完成した第1交響曲は、その甲斐あって現在では人気でも交響曲の中ではトップクラスで、LP、CDで多くの録音があり、レコード業界に大きなセールスを与えてくれました。

さて、ブラームスは交響曲の完成までに試行錯誤をくり返しましたが、その間習作的な作品をいくつか発表しています。それはピアノ協奏曲第1番と2つのセレナードです。

ブラームスは、20代の1858年から59年に掛けて、デトモルトという都市で合唱団の指導とピアノ教授としての職に就いていました。同時にハイドンやモーツァルトのセレナードやディヴェルティメントなどを演奏したり研究したりしていました。

そして自分での作曲を始め、2つのセレナードを書き上げました。当初は、弦と管のための九重奏曲として発表し、それで初演をしました。しかしその後管弦楽に編曲し直し、翌年の1860年の2月と3月に初演を行ったのです。

聴くとわかりますが、のちのブラームスの本領である重厚でロマンティックな要素よりもハイドン、モーツァルトや初期のベートーヴェンの影響が感じられる、軽やかで牧歌的な性格を持った作品です。

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ジュリアン=ラフェリエールについて

指揮者のジュリアン=ラフェリエールは、1990年フランス生まれのチェロ奏者。2017年に新設されたエリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となり、「ALPHA」というレーベルからは既に2枚のアルバムをリリース、高い評価を得ていました。

そんな彼が中心になって2019年にコンスエロ管弦楽団を創設し指揮者としても活動を開始。オケのメンバーは、室内楽やソリストとして活動する手練れたちです。しかし、折からのコロナ禍でなかなか思うような活動が出来ず、ようやく今回ジュリアン=ラフェリエールとコンスエロ管のコンビによるデビューアルバムが、今年3月にリリースされました。

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老練さが光るブラームスの管弦楽作品の中でも、若き日の習作の域を超えた、明るく爽やかな名曲をフレッシュなコンビで、生き生きと描いています。

ジュリアン=ラフェリエール指揮コンスエロ管は、これから注目のコンビです。

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ジュリアン=ラフェリエール ブラームス セレナード第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
セレナード第1番 ニ長調 Op. 11
Serenade No. 1 in D Major, Op. 11

1.(13:44) I. Allegro molto
2.(07:47) II. Scherzo: Allegro non troppo
3.(12:02) III. Adagio non troppo
4.(03:50) IV. Menuetto I-II
5.(02:52) V. Scherzo: Allegro
6.(05:58) VI. Rondo: Allegro
total(46:13)

———————-

セレナード第2番 イ長調 Op. 16
Serenade No. 2 in A Major, Op. 16

1.(08:26) I. Allegro moderato
2.(02:46) II. Scherzo: Vivace
3.(08:16) III. Adagio non troppo
4.(04:43) IV. Quasi menuetto and Trio
5.(06:27) V. Rondo: Allegro
total(30:38)

コンスエロ管弦楽団 – Orchestre Consuelo
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール – Victor Julien-Laferriere (指揮)
録音: 30 September – 3 October 2022, C?ur de Ville Media Library, Vincennes, Indiana, USA

ブラームス:セレナード第1番、第2番(コンスエロ管/ジュリアン=ラフェリエール)

フランスのフレッシュな新進団体による期待のブラームス

チェロ奏者としても活躍するヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールのイニシアティブで2019年に創設されたコンスエロ管弦楽団。コロナ禍でせっかくの活動がままならぬ状態でしたが、これから本格的な世界進出が期待できます。各奏者がソロ、室内楽でも活躍する名手揃いで、フレッシュで生気あふれる解釈が魅力。
デビューCDはブラームス。それも最も若々しく明るいセレナードなのが大歓迎。今後に目が離せません。



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