こんにちは、
ともやんです。
ブラームスの生誕190年を記念して一人で盛り上がっているともやんです。
なぜか?
それはブラームスが好きだからです。
音楽史に残る作曲家の中では、いろんな記述を読む限り、もっともシャイで優柔不断で、煮え切らない性格ながら、大作曲家として音楽史に名を残して稀有な人です。
ただ、本当にシャイで優柔不断で、煮え切らない性格だったかは定かではありませんが、ブラームスがもっとも尊敬していたベートーヴェンの破天荒さに比べれば、かなり常識人だったことは確かなようです。
僕が好きなのは、そんなところで何か同じ北国育ちという共通点もあり親近感を感じるのです。
野田富士 ヴィオラ奏者
ブラームスの名演の名盤を探していると素敵なアルバムを見つけました。
1955年生まれの野田富士(おの ひさし)さんというヴィオラ奏者。
以下、タワーレコード・オンラインショップにアップされている小野氏のプロフィールです。
“福島県出身のヴィオラ奏者。3歳からヴァイオリンを習い、中学時代には地元で開催されたコンクールに弦楽四重奏で出場。東海大学工学部電気工学科および東京藝術大学音楽学部器楽科ヴィオラ専攻卒業。1981年から85年までは東京フィルハーモニー交響楽団の副首席奏者に。86年には第21回東京国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で齋藤秀雄賞を受賞。87年3月にN響へ入団し、フォアシュピーラーとして活躍。92年にはロマン派からプログレまで幅広く演奏する弦楽四重奏団、モルゴーア・クァルテットに参画し、村松賞やアリオン賞を受賞。”
さて本日ご紹介するアルバムは、2017年にリリースした『小野富士の遺言(The Will of Onofuji)』。タイトル名からもしやと思いましたが、ご健在です。このアルバムをリリースした時は、まだ現役バリバリで、Twitterを見ると2020年にN響を65歳で退団というつぶやきがありました。
小野富士さんのヴィオラ独奏によるブラームスのヴィオラ・ソナタなかなかいいです。
ヴィオラ奏者の性格
クラシック音楽・オーケストラの総合情報サイトotomamire(音まみれ)
>>> https://otomamire.com/
の楽器別性格診断によると、
ヴィオラは「しぶく、しぶとく、「待ち」に強い」だそうで、
しぶく、深みのある、暖かい音色は、奏者に包容力、余裕、寛容といった人間的に愛すべき性格をもたらしてくれます。細かいことにこだわらない風通しのよい性格であり、解放感、楽観性を持ち、やや大ざっぱで、競争心などの少ない、温暖な性格が作られていきます。
だそうです。
そう言えば、ヤマザキマリさんのお母さまが、札響の創設メンバーのヴィオラ奏者。
マリさんには、『ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母 』という本があり、上記のヴィオラ奏者の性格が、まさにマリさんのお母さまだなって感じました。
小野富士さんの性格はどうなんでしょうか?
これをきっかけに聴き込んで行きたいと思います。
小野富士 ブラームス ヴィオラ・ソナタ
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 120
Viola Sonata No. 1 in F Minor, Op. 120, No. 1
1.(07:46) I. Allegro appassionato
2.(04:44) II. Andante un poco adagio
3.(04:24) III. Allegretto grazioso
4.(05:13) IV. Vivace
total(22:07)
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ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 Op. 120
Viola Sonata No. 2 in E-Flat Major, Op. 120, No. 2
5.(08:16) I. Allegro amabile
6.(05:09) II. Allegro appassionato
7.(06:57) III. Andante con moto – Allegro
total(20:22)
小野富士 – Hisashi Ono (ヴィオラ)
野田清隆 – Kiyotaka Noda (ピアノ)
録音: 21 November, 5 December 2016, Inagi City i Plaza, Tokyo, Japan
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番、第2番(小野富士/野田清隆)
エゴのない、音楽そのものを愛するオノフジが、彼の人生から感じる音楽を自然体で私達に語りかけてくる。広上淳一(指揮者)
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