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ブラームス クラリネット五重奏曲 名盤

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こんにちは、
ともやんです。

はい、ブラームス好きの僕としては、しつこく生誕190年を記念してブラームス関連の記事を連日書いています。

さて今日は傑作中の傑作。クラリネット五重奏曲。

ブラームスが苦手な人も、モーツァルトのクラリネット五重奏と合わせて愛聴している人は多いのではないでしょうか?

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あのブラームス嫌いを黙らせた傑作

異色のクラシック音楽評論家として愛され、一方で一部のクラシックファンからは嫌悪された宇野功芳氏。残念ながら2016年6月10日に86歳で亡くなりました。

中学生の頃から、宇野さんには多くの影響を受けました。ただ偏愛傾向のあった方で、自分が気に入った音楽家について盛大に盛り上げるが、興味のない人は全く取り上げないと感じさせる方で、また本人はそうでないと言っているようですが、70年代帝王と言われていたカラヤンを叩きまくってアンチ・カラヤンの急先鋒的な存在でもありました。

ただ、そんな歯に衣着せぬ評論が好きな人も多かったのは事実で、僕もその一人ですが根強いファンも多かったと思います。

さて宇野さんは、大のブラームス嫌いでも有名で、ブラームスをネクラと決めつけ、聴かなきゃいけない時は、前日から気が重いとまで公言する人でした。

ただ、この宇野さんが珍しくブラームスの作品で誉めるのは、「ドイツレクイエム」と「クラリネット五重奏曲」です。

まあしかし、宇野さんどうな傑作での嫌いなもんだからケチを付けたいんですね。
この作品の解説では、宇野節炸裂です。

「ブラームスのピアノ曲や室内楽曲はとても聴く気になれないが、この『クラリネット五重奏曲』だけが例外だ。まさにモーツァルトと双璧の名作といえよう。

第一楽章の冒頭から、年老いた孤独な独身男のしのび泣きである。ウェットな憧れ心と切ない情緒が弦とクラリネットににじみ出る。第二楽章中間部のハンガリー・ムードも一度聴いたら忘れられない。」

って感じです。

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アリニョン モルゴーア・クァルテット ブラームス

さて、CDはフランスを代表するクラリネット奏者ミシェル・アリニョンと日本の主要オケのコンマスや首席奏者で結成したモルゴーア・クァルテットのライブ演奏が素晴らしいです。

しかも演奏されたのが、2012年10月1日で、記録的な影響をもたらした台風17号が、大暴れして過ぎ去った直後の東京の紀尾井ホールでの演奏。

今度は感動の嵐を呼んだ伝説的なライブです。

ぜひ聴いてみてください。

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ブラームス クラリネット五重奏曲 名盤

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op. 115
Clarinet Quintet in B Minor, Op. 115

1.(11:47) I. Allegro
2.(11:14) II. Adagio
3.(04:40) III. Andantino
4.(08:28) IV. Con moto
total(36:09)

ミシェル・アリニョン – Michel Arrignon (クラリネット)
モルゴーア・クァルテット – Morgaua Quartet
録音: 1 October 2012, Live recording, Kioi Hall, Tokyo, Japan

ブラームス:クラリネット五重奏曲 ミシェル・アリニョン モルゴーア・クァルテット

<ミシェル・アリニョン(クラリネット)>
フランス国立パリ高等音楽院でクラリネット、室内楽のプルミエ・プリを得て卒業、アメリカのミシガン大学で研鑽を積む。1972年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位入賞。1978年から1983年まで、ピエール・ブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランで活動。1984年から89年までパリ・オペラ座管弦楽団首席奏者を務めた。1989年から2009年まで、ギイ・ドゥプリュの後任でフランス国立パリ高等音楽院教授として教鞭をとる。2010年、スペイン、レイナ・ソフィア高等音楽院名誉教授に就任、現在に至る。

フランスを代表するクラリネット奏者として、モーツァルト以前のクラリネットのための作品から現代に及ぶ幅広いレパートリーを持ち、 その超人的な技術と共に、現代音楽の演奏解釈には定評があり、多くの著名な作曲家から作品が献呈されている。活発な演奏活動と共に、数多くの録音も手掛けている。また、世界各地の講習会に招かれ、後進の育成にも情熱を傾けている。
元フランス国立パリ高等音楽院教授。レイナ・ソフィア高等音楽院名誉教授。大阪音楽大学客員教授。ビュッフェ・クランポン・マント工場専属テスター。

<モルゴーア・クァルテット(弦楽四重奏)>
・第1ヴァイオリン:荒井英治(東京フィルハーモニー交響楽団ソロ・コンサートマスター)
・第2ヴァイオリン:戸澤哲夫(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスター)
・ヴィオラ:小野富士(NHK交響楽団ヴィオラ・フォアシュピーラー)
・チェロ・藤森亮-(NHK交響楽団首席チェロ奏者)

MORGAUA QUARTET (モルゴーア・クァルテット) は、ショスタコーヴィチの残した15曲の弦楽四重奏曲を演奏するため1992年秋に結成された弦楽四重奏団。翌’93年6月に第1回定期演奏会を開始、以来モルゴーア・クァルテットの斬新なプログラムと曲の核心に迫る演奏は常に話題と熱狂を呼んでいる。’98年1月、第10回「村松賞」受賞。’05年4月、マイスター・ミュージックから《ボロディン:弦楽四重奏曲集》を発売。’11年5月、2010年度「アリオン賞」受賞。’12年、プログレの名曲を弦楽四重奏に編曲したアルバム「21世紀の精神正常者たち」(日本コロムビア)は大きな話題を呼んだ。「モルゴーア」はエスペラント語(morgaua=明日の)に原意を持つ。
ALM RECORDS/コジマ録音
発売・販売元 提供資料 (2013/04/19)
2012年10月1日。記録的な影響をもたらした台風17号が東京を去った夜、紀尾井ホールは再び嵐に包まれた。ただし、今度は感動の嵐に。古典から現代までのあらゆる音楽を手中に収めた日仏の達人たちがコンサートの開催さえ危ぶまれるなか生み出した音楽は、最高にエキサイティング!



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