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ハンス・ロスバウト 名盤 ブラームスを振る

こんにちは、
ともやんです。

ハンス・ロスバウトは、1895年7月22日オーストリア・グラーツの生まれ。
グラールというと思い出すのが、名指揮者カール・ベーム。
ベームが、前年の1894年生まれ。

グラーツは、オーストリア第2の都市で、南東部に位置し、地図で見るとハンガリー、スロベニアの国境まで約50キロくらいの距離。

そんなグラーツに同時代に生まれたベームとロスバウトが、即物的な演奏をする指揮者として名を馳せたのは、ちょっと興味を引く。

オーストリアというとウィーンの優雅で情緒的な雰囲気を思い出すがグラーツは違うんだろうか?それともたまたまだろうか。

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ロスバウト 現代音楽の使徒

ロスバウトは、同時代音楽の使徒として存在感を示しました。
1930年代のフランクフルト放送響時代には、新ウィーン学派やバルトーク、ヒンデミットの音楽を紹介。ただナチス政権時代は、不遇だったようですが、耐え抜いたようです。

しかし戦後は、ミュンヘン・フィル、南西ドイツ放送響の首席指揮者を歴任しました。
特に後者のオーケストラとはブーレーズなど同時代の作曲家の作品を初演し、ブーレーズの指揮の師でもあるそうです。

新即物主義を掲げた指揮は、色気のない素っ気ない感じも受けますが、やはり指揮者になったのは、表現者としての欲求もあったからで、単純に語れない音楽家かもしれません。

僕は、そんなことがわかるほどロスバウトの録音を聴いてはいませんが、今回聴いたギーゼキングと共演したブラームスのピアノ協奏曲第1番と亡くなる数日前に録音されたブラームス交響曲第2番を聴いて唸ってしまいました。

なかなか聴かせてくれるのです。

ピアノ協奏曲は、ピアノ独奏を伴う交響曲と言われるほど、ぶ厚い管弦楽作品ですが、ロスバウトの重厚な演奏に聴き惚れました。

一方、交響曲第2番はもっと凄い。
第1楽章の激情的な盛り上がり、逆に泰然とした第4楽章。
これだけも一筋縄ではいかない指揮者だったかもしれません。

これだけ気合の入った演奏すると命がなんぼあっても足りないんじゃないかと思ってしまう。

1962年12月29日死去。享年67歳。
今の感覚から行くと早すぎると感じてしまいます。僕の持っている資料では死因は不明。

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ロスバウト ブラームス ピアノ協奏曲第1番&交響曲第2番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op. 15
Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15

1.(22:01) I. Maestoso
2.(12:15) II. Adagio
3.(11:05) III. Rondo: Allegro non troppo
total(45:21)

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ヴァルター・ギーゼキング – Walter Gieseking (ピアノ)
バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団 – South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden
ハンス・ロスバウト – Hans Rosbaud (指揮)
録音: 8 January 1950, Kurhaus, Baden-Baden, Germany

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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
Symphony No. 2 in D Major, Op. 73

1.(13:58) I. Allegro non troppo
2.(09:43) II. Adagio non troppo – L’istesso tempo, ma grazioso
3.(05:34) III. Allegretto grazioso (quasi andantino) – Presto ma non assai
4.(09:33) IV. Allegro con spirito
total(38:48)

バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団 – South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden
ハンス・ロスバウト – Hans Rosbaud (指揮)
録音: 17-21 December 1962, Hans-Rosbaud-Studio, Germany

ハンス・ロスバウト ブラームスを振る

ハンス・ロスバウト(1895-1962)が南西ドイツ放送のために残したブラームスの演奏を全て集めたBOXが登場。ギーゼキングとのピアノ協奏曲第1番は1960年代にLPレコードで発売されたことがありますが、それ以外の多くの録音はこれまで正規発売されてこなかったものです。

また1962年12月の交響曲第2番(DISC2に収録)は彼の最後から2番目となる録音で、巨匠はこの後12月29日に亡くなりました。ブラームスはモーツァルトと共に、ロスバウトにとって重要な作曲家でした。彼は南西ドイツ放送へ4つの交響曲全てを録音し、1番と3番については解釈の違う2種の録音を残しています。

いずれも一度目の録音では楽曲形式の細かな点に注目しており、透明度の高いスコア整理で対位法的な構造を引き立てていますが、後の録音では作品全体をよりコンパクトにまとめ上げています。SWRが保有するマスターテープから最新のリマスターが行われており、モノラルながらたいへん聴きやすい音となっています。



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