こんにちは、
ともやんです。
ヨハン・セバスティアン・バッハの無伴奏チェロ組曲は、僕のお気に入りの曲です。
でも、全部を聴き通すとなると大曲ですので、なかなかありませんが、第1番と第3番を良く聴きます。
僕のお気に入りのチェリストは、アンナー・ビルスマとピエール・フルニエです。
どちらかというと紳士的なチェリストで、特にフルニエの高貴な演奏はたまりません。
今回聴いたロシアのチェリスト、アレクサンドル・クニャーゼフのCDを聴いて、深い感銘を受けました。
かなり過激で野性味あふれる演奏なので、フルニエとは対極的な演奏ですが、いいものはいいですね。
アレクサンドル・クニャーゼフの名盤 プロフィール
アレクサンドル・クニャーゼフは、1961年4月モスクワ生まれですから、すでに57歳というチェリストです。
50代後半にしては、かなり攻めた演奏だなと思ったら録音当時は、まだ40代前半だったようで、でもその過激な解釈は、はまるとクセになります。
録音当時、母校モスクワ音楽院に教職を持つロシア・チェロ界を代表するチェリストです。
チャイコフスキー・コンクール第2位を始め数々の賞を受賞してきましたが、これまで国際的なソロ録音が無かっただけに知る人ぞ知るチェリストでした。
このバッハ録音によってその存在を強くアピール出来る魅力あるものです。
アレクサンドル・クニャーゼフの名盤 J・S・バッハの無伴奏チェロ組曲
【曲目】
ヨハン・セバスティアン・バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
CD-1
第1~3番
CD-2
第4、5番
CD-3
第6番
【演奏】
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)
J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV 1007-1012 (クニャーゼフ)
現代ロシアを代表するチェリスト、アレクサンドル・クニャーゼフが来日します。
今回の来日では、井上道義さん&オーケストラ・アンサンブル金沢とのショスタコーヴィチの協奏曲、バッハの無伴奏チェロ組曲が演奏されます。
ワーナーミュージックからリリースされている2003年録音のバッハは、数ある録音の中でも名盤のひとつです。演奏時間は約170分という、おそらく最長クラスの長さ。
全体的に遅めのテンポで演奏しているわけではなく、快速楽章は快速に、緩徐楽章は遅めに(第6番のアルマンドは15分超えという、通常の倍以上の長さ!)、という両極端な速度設定が独特の味を出しています。クニャーゼフの壮絶な人生が、この録音に「音」で表現されています。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーのレビューより なお2018.2.2のレビューです。
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