辻井信行(1988-)今年31歳になるピアニスト。
僕は、単に盲目のピアニストとしか知識がありませんでした。
いま、それをとても恥じています。
友人に音楽大学のピアノ科を出た女性がいます。
会話の中で、辻井氏のピアノについて話題になりました。
僕が聴いたことがないよ、というと
彼女は、聴くほどでもないと言っていました。
それだから聴かなかったわけではありませんが、
自分の耳で確かめないことになコメントのしようがありません。
そこでさっそく2009年のヴァン・クライバーン・コンクールの予選のライブを聴きました。
それがこの文章の最初のコメントです。
僕は、いままで辻井氏のピアノを聴かなかったことを恥じたのです。
一言、素晴らしい!
音符一つひとつが、生き物ように躍動しているのです。
もう、聴き惚れてしましました。
友人の音大出身の彼女は、どの演奏を聴いて、
僕に聴くほどでもないと言ったのだろうか?
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールとは
1958年に第1回チャイコフスキー国際コンクールに
優勝したヴァン・クライバーンを記念して行われている国際ピアノコンクールです。
1962年より、アメリカ合衆国のテキサス州にで4年後とに開催されます。
1958年はアメリカとソビエト連邦の冷戦時代。
ソ連の優位性を誇るために開催された国際コンクールだったが、
第1回の優勝者が、アメリカ人のヴァン・クライバーンでした。
それにより彼は、アメリカで一躍有名人になったのです。
2009年に行われたのコンクールでは、辻井伸行氏が日本人初の優勝に輝きました。
辻井信行 ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール2009 予選
フレデリック・ショパン – Fryderyk Chopin (1810-1849)
エチュード集 Op. 10
Etudes, Op. 10
辻井伸行 – Nobuyuki Tsujii (ピアノ)
1.(01:54)第1番 ハ長調
Etude No. 1 in C Major, Op. 10, No. 1
2.(01:20)第2番 イ短調
Etude No. 2 in A Minor, Op. 10, No. 2
3.(03:46)第3番 ホ長調 「別れの曲」
Etude No. 3 in E Major, Op. 10, No. 3
4.(01:59)第4番 嬰ハ短調
Etude No. 4 in C-Sharp Minor, Op. 10, No. 4
5.(01:38)第5番 変ト長調「黒鍵」
Etude No. 5 in G-Flat Major, Op. 10, No. 5, “Black Keys”
6.(03:26)第6番 変ホ短調
Etude No. 6 in E-Flat Minor, Op. 10, No. 6
7.(01:29)第7番 ハ長調
Etude No. 7 in C Major, Op. 10, No. 7
8.(02:20)第8番 ヘ長調
Etude No. 8 in F Major, Op. 10, No. 8
9.(2:00)第9番 ヘ短調
Etude No. 9 in F Minor, Op. 10, No. 9
10.(01:58)第10番 変イ長調
Etude No. 10 in A-Flat Major, Op. 10, No. 10
11.(02:08)第11番 変ホ長調
Etude No. 11 in E-Flat Major, Op. 10, No. 11
12.(03:37)第12番 ハ短調「革命」
Etude No. 12 in C Minor, Op. 10, No. 12, “Revolutionary”
total(27:35)
クロード・ドビュッシー – Claude Debussy (1862-1918)
映像 第1集
Images, Book 1
辻井伸行 – Nobuyuki Tsujii (ピアノ)
13.(04:49)第1曲 水の反映
No. 1. Reflets dans l’eau
14.(06:33)第2曲 ラモーを讃えて
No. 2. Hommage a Rameau
15.(04:01)第3曲 運動
No. 3. Mouvement
total(15:23)
フランツ・リスト – Franz Liszt (1811-1886)
16.(07:05)パガニーニ大練習曲 S141/R3b – 第3番 嬰ト短調 「ラ・カンパネッラ(鐘)」 16.
Grandes Etudes de Paganini, S141/R3b: No. 3 in G-Sharp Minor, “La campanella”
辻井伸行 – Nobuyuki Tsujii (ピアノ)
辻井伸行 世界が感動した奇跡のコンクール・ドキュメント [CD+DVD]
辻井伸行の第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝を記念したスペシャル・パッケージが登場!
DVDには、辻井のフォートワース空港到着の場面から、ホスト・ファミリー宅での練習風景、地元スタッフとの交流、そしてコンクールのリハーサルと本番(演奏楽曲はショパン、ラフマニノフ、リストの作品を予定)のドキュメンタリー映像を潤沢に使用しています。特にタカーチ四重奏団との室内楽や、ジェイムズ・コンロン指揮フォートワース交響楽団との協奏曲のリハーサルでは、最初の戸惑いと、それを越えて真の音楽的交流が生まれる様子が感動的に捉えられており、第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝への道のりを「目撃」するかのような気持ちにさせられます。CDは、ハルモニア・ムンディ・レーベルで出ているコンクール・ライヴと同内容。 [コメント提供;エイベックス・クラシックス]
—発売・販売元 提供資料
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